大覚寺の紅葉は2018年も見ごろ時期になると、大変美しい赤に色づいて、私達の心を和ませてくれます。
更に大覚寺では紅葉のライトアップも行われており、これがまた深い趣のある景色なのです。
こちらの紅葉の見ごろ時期やライトアップ情報、そしてお勧めのビューポイントをまとめました。
秋の予定がまだ決まっていない人は是非、大覚寺で紅葉を楽しみましょう。
大覚寺の紅葉2018の見ごろ時期・ライトアップや穴場情報まとめ
大覚寺の紅葉の魅力
京都には多数の寺院が現存していますが、その中でもこちらの大覚寺は平安の始め、嵯峨天皇の離宮として建設されて以来、1200年以上もの歴史を誇ります。
趣のある境内には桜や紅葉の樹が650本も植えられており、更に池の中には3000株もの蓮がある、自然に囲まれ優雅な気持ちに浸れる寺院です。
京都内でも人気の高い大覚寺では毎年、秋の風を感じる頃になると、境内の紅葉樹が次々と深紅に色づきだします。
もみじロードに五大堂の観月台、そして心経宝塔の映る真紅の水鏡の池と、見どころ満載です。
更に夜の帳が落ちれば仄かな灯りに照らされるライトアップイベントもあり、心に響く美しい世界を御覧いただけるでしょう。
大覚寺2018年の紅葉期間・ライトアップ点灯期間・料金などの基本情報
紅葉の見ごろ時期 | 例年通りであれば11月中旬~12月上旬頃 |
拝観時間 | 9:00~17:00(最終受付は16:30まで) |
ライトアップ点灯時期 | 11月9日(金)~12月2日(日)まで ※(2018年もイベント中はお堂エリアが拝観不可)
17:30~20:30(最終受付は20:00まで)※昼夜入替制 |
開催場所 | 大覚寺境内 |
マップ | |
住所 | 〒616-8411 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4 |
料金 | 拝観料(昼・夜共に):大人500円 小中高300円 ※昼・夜入れ替え制の為、1日の内にどちらの時間帯も拝観する場合はそれぞれ500円/300円ずつかかります
大沢池(通常拝観時):200円 ※秋期の一定期間、臨時拝観受付口で拝観券販売 |
駐車場 | 有り、自家用車30台まで駐車可能(2時間500円) |
アクセス | ■バス 市バス・京都バスの大覚寺下車後、徒歩5分圏内
■電車 JR 嵯峨嵐山駅から徒歩約17分 |
注意点 | 有料駐車場があるものの30台しか駐車できません。夜間ライトアップ期間は周辺が大変混み合います
行きはバスかタクシーで、帰りは電車を利用する事をお勧めします |
HP | 大覚寺HP |
大覚寺の紅葉の見どころや穴場ビュースポット
もみじロード
通称、嵯峨御所とも呼ばれる大覚寺。そこにはもみじロードと呼ばれる、風光明媚な場所があります。
大沢池のほとりにあるこちらの紅葉の回廊は、葉が赤く色づく季節になると、そこだけ秋の森になったような赤色のトンネルが現れるのです。
太陽で照らされる午前中には爽やかな風が心地よい場所で、歩いているだけで心安らぐ事でしょう。
京都でもなかなか見る事の出来ない、見事な紅葉のトンネルです。是非明るい時間帯に歩き、大沢池に映る景色も堪能しましょう。
ライトアップも真の美しさ
太陽が落ちて辺りが暗くなる頃から、少しずつ明かりがつけられていきます。
淡い光で照らされた紅葉が闇夜に浮かび、これが昼日中とはまた違う、風情ある景色が広がるでしょう。
決して恐ろしさはなく、艶やかな紅葉は一度見れば視線を離すのも惜しいと思う程の美しさです。
昼夜入れ替え制に注意
通常拝観は17時まで、ライトアップは17時半までですが、昼と夜とでは入れ替え制です。
つまり17時の拝観終了時間になってもそのまま境内に残っているという事ができません。
17時になったら一旦境内から出なければなりませんから、注意しておきましょう。
ライトアップのお勧めビュースポットですが、もみじロードへ入る前の所から、もしくは大沢池の北岸の辺りです。
人が多い場所ではあるものの、一番綺麗にもみじロードを楽しめるでしょう。
大沢池
大覚寺の東の方角にある、日本最古の歴史をもつ人工の林泉です。林泉とは、その名の通りに林や泉水のある庭園の事を指します。
嵯峨天皇が離宮嵯峨院造営の際に、中国(唐)の洞庭湖を模して造った事からも、「庭湖」と呼ばれています。
周囲約1kmの大きな池で、こちらの池を囲むようにして緑豊かな自然も存在しており、その景色は圧巻です。
この池のほとりには心経宝塔(しんぎょうほうとう)が建設されており、朱色の姿と紅葉の赤は是非見ておきたい景色の1つです。
真紅の水鏡
日中には遠くに見える心経宝塔の朱色が紅葉と合わさると、何とも雅な風情がありました。
しかし暗くなりライトアップされると、今度は更に朱色が濃くなり、昼間とは違う顔を覗かせます。
真紅の水鏡とは、池に映る夜の濃く赤い紅葉と心経宝塔の景色の事。
周囲の明かりで照らされた紅葉の赤が池に落ち、心経宝塔の朱色を一層引き立てています。
観賞は「放生池」から
真紅の水鏡の美しさをより一層堪能する為にも、少し引きの景色から眺めましょう。
一番のお勧めビュースポットは、大沢池の北西隅に位置する放生池からです。
ここから広場を隔てて北の方角に心経宝塔が見え、池の周囲にある紅葉樹の赤が池に映る景色を御覧いただけます。
混み合いやすい場所ではあるものの、しかしこちらからならば紅葉と心経宝塔の織りなす真紅の水鏡をより味わえるでしょう。
五大堂の観月台(台風21号による甚大な被害により観月の夕べは全日中止です)
宸殿から御影堂、そこより更に奥へと進んで行けば五大堂に辿り着きます。
こちらには観月台と呼ばれる、池へせり出した場所があり、そこより眺める月と紅葉の景色は、思わず言葉も詰まる美しさを誇ります。
観月台と名がつく通り、大沢池と紅葉と月という贅沢な景色を味わえる場所ですから、ここへは是非、夜間拝観時に訪れてください。
きっと今まで見てきた月景色以上の、幽玄な世界を見る事ができます。
10月には「観月の夕べ」もあり
毎年夏の終わりには「観月の夕べ」という行事があります。嵯峨天皇が大沢池にて船を浮かべ、文化人や貴族方と中秋の名月を御覧になった事から始まりました。
夜空には煌々と輝く月が、そしてふと視線を落とすと水面には月景色が見え、何とも雅な心地になる事でしょう。
開催期間は10月初旬と、紅葉の時期とはずれてしまうものの、一足早く秋を感じられる催しです。
観月台は混み合い注意
観月台からは美しく壮大な月と紅葉のコラボレーションを見れるとあって、夜間拝観時期には大変混み合います。
まずはもみじロードよりも真紅の水鏡よりも先に、こちらの観月台まで行けば、まだチャンスはあるでしょう。
もしくはもみじロードと真紅の水鏡をたっぷり堪能してから、閉門間際にこちらへ向かえば空いている事もあります。
狙い目は平日の開門直後か閉門直前です、是非行く前に、どこから周るか計画を練っておきましょう。
是非秋の夜長には、大覚寺にて紅葉観賞を行いましょう。1人で行くのも誰かを誘って行くのも、どちらも違う楽しみがございます。
ビュースポットもご紹介した他にもありますから、貴方の好きな景色を見つけてみてください。
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