自己肯定感が著しく低い人は、それを高める事でもっと気楽になれます。自己肯定感が低く悩みを抱えやすいあなたは己を肯定してあげましょう。
自己肯定感とは「自己を肯定する感覚」です。あなたは自分の事を無価値だ、何をやっても駄目な人間だなんて責めてはいませんか?
その状態では幸せな人生だとは言えません。これからご紹介する自己肯定感を高める方法を知り、自分をもっと大切にしてください。
自己肯定感が低い人の7つの心理特徴
褒められても素直に喜べない
上司から「○○の仕事、しっかり出来ていたよ」と褒められたとしましょう。大抵の人ならば褒められた事を素直に喜び、モチベーションアップに繋げます。
しかし自己肯定感が低い人の場合は、どのような言葉で褒められたとしても「そんな事言われてもどう反応すればいいのか解らない」と困惑してしまうのです。
これは自己肯定感が低い人が褒められ慣れていない事と、自分を素直に肯定する事に拒否反応を覚えてしまうせいです。
好意を向けられても疑ってしまう
例えば誰かから「○○さんと一緒に居ると楽しい」と言われたり、「○○の事が好き」と告白されたとします。大体の場合、好意を向けられて嫌がる人はあまりいません。
自己肯定感が低い人はどんな人からの好意にも「それって社交辞令でしょ、知ってるよ」と天邪鬼な心を持ってしまい、相手の好意を疑いがいにかかります。
それは自己肯定感が低い人が自分への評価がとても低いせいで、「自分が人に好かれる訳がない」と勝手に思い込んでいるからでしょう。
他者から指摘される前に自分を責める
自己肯定感が低い人は、自分の失言や空気を読めない行動に敏感で、すぐに我に返っては「○○な事してしまってごめんね」と謝ります。
周りは気にしていなくとも過剰反応して謝ってしまうのは、自己肯定感が低い人が他者からミスを指摘される事に怯えているからです。
「ごめんなさい」が口癖になっていて、他者から指摘される前に自分を責める事で、責任から逃れようとする傾向があります。
不安を感じるとすぐ自己嫌悪に陥る
自己肯定感が低い人は、1人きりになった途端にその日の出来事を反芻しては「こんな事言ったけどあの人、気を悪くしていないかな」などとすぐ自己嫌悪に陥ります。
それは自己肯定感が低い人が、自分の行動や発言に自信を持っていないからです。そして人一倍不安感を覚えやすい性質だからでしょう。
どんなに小さな失敗も嫌う完璧主義
例え周りが「そのくらいの失敗、よくある事だよ」と励ましたとしても、何事においても完璧主義な自己肯定感が低い人は気にしてしまいます。
小さな失敗でもミスはミス。そのせいで周りからの信頼を失ったらどうしよう、嫌われたらどうしようと悪い方にばかり考え込んでしまうせいです。
周りから「大丈夫だよ」と言われても、何度も何度も「でもあの失敗がなかったら…」と後悔したり、「皆に迷惑をかけてしまった」と自分を責め続けます。
常に他者からの悪意に怯えている
自己肯定感が低い人は、生まれ持って不安感が強い性質であるタイプと、育ってきた環境の中でトラウマなどにより自己肯定感が低くなったタイプがいます。
どちらの場合も常に他者からの悪意に怯えていて、「嫌われたくない」という気持ちの元で他者と接するのです。
本当は好きな人、友人知人を思いっきり信用したいという気持ちがあるものの、しかし「信じて裏切られたくない」という気持ちも抱えています。
自分のアドバイスに感謝してほしい
自己肯定感が低い人は、「自分は無価値な人間だ」と自己否定しつつも「誰かに自分の存在を認めてほしい」という矛盾した気持ちを持っています。
その気持ちから、例えば何気ない会話をしていても「その場合はこうした方がいいよ」、「こうするべきだよ」とやたらとアドバイスを出したがるのです。
他者が自分のアドバイスに従って感謝の言葉をくれると満足感を得ますが、アドバイスに従わないと途端に相手に強い不信感を持ちます。
自己肯定感を高めるための5つの方法
他者からの好意を素直に受け止める
自己肯定感が低い人は他者の好意を素直に受け止められません。それがますます「自分は要らない人間なんだ」と自己否定の気持ちを高めています。
自己肯定感を高めようと思ったら、まずは他者の好意を受け止める練習をする事です。「ありがとう」と言われたら「なんで?」ではなく「こちらこそ」でいいのです。
相手は自分に対して好意的に思ってくれていると感じ、あなたも相手に同じ分量の好意を返すようにしてください。
でも・だって・どうせを封印する
「でも自分は○○だし」、「だって自分は○○だから」、「どうせ自分は○○だ」という、でも・だって・どうせの3つの言葉を封印してしまいましょう。
自己肯定感が低い人は自分を否定する事が大得意。否定の言葉で自分を責めては自己嫌悪に浸っています。ネガティブな言葉は言わない、考えないようにしてください。
NLPのリフレーミングで短所を長所に
NLP(神経言語プログラミング)のリフレーミングとは、「枠組みを変えて思考する」という方法です。まずはあなたの短所を書きだしてみましょう。
例えば「小さい事にこだわってしまう」という部分が短所ならば、それを「小さい事にも気づけるので失敗する前にミスをすぐ見つけられる」と置き換えるのです。
短所であると思っていた所を長所に変換してあげる事で、自分にはこんな良い所があったのだと自信が出てくるでしょう。褒め上手になってください。
スモールウィンで自分を許してあげる
スモールウィンとは、小さい成功の事。自己肯定感の低い人はいきなり「自分は何でも出来る」と思うよりも、ちょっとずつそして無理なく自分を肯定する方法が合っています。
目覚まし時計が鳴る前に起きられた、今日は10分間掃除が出来たという本当に小さな出来事でいいので、少しずつ出来る事や頑張れた事を増やしていきましょう。
その小さな成功が沢山集まって山になった頃には、あなたの自己肯定感も少しは高くなっているはずです。
アファーメーションでポジティブなイメージ作り
アファーメーションとは、肯定的な断言をするという事です。「自分には無理だ」、「自分は好かれていない」と思うのではなく「出来る・愛されている」と断言しましょう。
こうしてポジティブなイメージを作り出す事で、今まで捉われていた「自分はダメ人間だ」というネガティブ思考から解放されます。
褒められても心から喜べない
好意があっても勝手に疑ってしまう
周りから指摘が無いのに自分を責める
ひとりになると自己嫌悪に陥る
完璧主義で小さなミスも嫌う傾向
他者からの悪意にいつも怯えている
自分のアドバイスには感謝が欲しい
好意は素直に喜んでみる
NGワードでも・だって・どうせを言わない
短所を長所に変えてゆく
小さな成功の積み重ねで自分を許す
ポジティブなイメージ作りをしてゆく
自己肯定感が低い人は、自分で自分を責める事が癖になっているせいで「こんな事考えていてはダメだ」と気づいていながらもつい自己否定をしてしまいます。
そのままではストレスによりもっと自分が嫌いになってしまうでしょう。それに好きな人からの好意さえ疑っていては、相手まで傷つける事になりかねません。
自己肯定感を高める方法を実践して、これからは自分も周りもポジティブに捉えて過ごすようにしてください。
あなたにオススメの関連記事
[like]