落ち込みやすい人の心理特徴には「何でもネガティブに考えてしまう」とか「自分と周りを比較する」といったことが多いです。
他の人には些細な失敗のように思えても、落ち込みやすい人にとっては人生最大の失敗だったりするんですよね。
落ち込まなくてもいいようなことですぐテンションが下がってしまうあなたに、落ち込んだ気持ちを切り替える方法をご紹介します。
落ち込みやすい人の7つの心理特徴
迷惑をかけると思って人に悩みを話せない
落ち込みやすい人は、悩んでいることがあっても「こんなこと話したら相手も困ってしまうだろう」と思ってしまうせいで、人に相談することが苦手です。
これはプライドの高さから自分の弱みを他人に見せられなかったり、嫌われることが怖くて他人に素直に甘えられないからでしょう。
本当は誰かに話しを聞いてほしい、そして楽になりたいという気持ちがあるものの、素直に心を開くことを怖がっています。
何でもネガティブな方に考えてしまう
同僚にたまたまその日だけ挨拶を返してもらえなかっただけで「嫌われた」とどん底まで落ち込むなど、何でもネガティブな方向へ考えてしまう癖があります。
想像力が豊かであること、そして感受性が強いことから、ちょっとした出来事もすぐ悪い方へ悪い方へと想像してしまうのです。
そのネガティブな想像がとてもリアルであるせいで、実際には起きていないのに事実かのように思い込み、余計に落ち込みが酷くなります。
いつも自分と他人を比べている
落ち込みやすい人は、いつも自分と他人を比べています。癖のようになっていて、ほとんど無意識に他人と比較してしまうところがあるでしょう。
人は能力や行動、そして環境といった“はっきりとわかる結果”に意識を向けやすく、それについて比べることで自分はどの程度の人間なのかを確認していると言われています。
落ち込みやすい人が、やめればいいのに自分と他人を比較してしまうのも、自分は他人と比べてどのくらいのレベル、どのカーストの人間か知りたい気持ちが強いせいです。
他人の意見ばかり尊重してしまう
自分のしたいこと、思っていることをそのまま表に出せないのが落ち込みやすい人に多い心理特徴です。仕事でも恋愛でも、いつでも他人の意見ばかり尊重してしまいます。
なぜ自分の意見を言えないのか、それは嫌われたり否定されることが怖いからです。自分が我慢してその場が丸く収まるのなら、それでいいかと思っています。
周りの人からは「協調性がある」と好意的に見られていますが、自分に付いてしまった良い人のイメージを崩すことが怖くてますます自己主張できなくなっているでしょう。
完璧主義で失敗が許せない
落ち込みやすい人には些細な失敗も許せない、完璧主義な心理特徴があります。だからこそ少しでも行き詰まるとすぐ落ち込んでしまうのでしょう。
100点満点中99点という点数が取れたとき、あまり落ち込まない人なら「あと1点惜しいけど、こんなに高得点が取れるなんて嬉しいな」と柔軟に捉えて喜びます。
しかし落ち込みやすい人は完璧主義だからこそ、1点足りないことがどうしても納得いきません。0か100かの白黒思考なので、妥協できないのです。
些細な失敗や不安を拡大解釈している
落ち込みやすい人は些細な失敗や不安を大げさに捉え、拡大解釈する傾向があるでしょう。その“悪い方へ拡大解釈する思考”が落ち込みを酷くさせています。
拡大解釈とは、物事を自分にとって都合良く広げて解釈すること。自分に自信がある人は成功を大げさに捉えて更に自信をつけ、失敗についてはそこまで気に留めません。
しかし落ち込みやすい人は自分に自信がないため、誰も気にしないような小さな失敗も大失敗に感じてしまい、成功しても「次も上手くいく自信がない」と思って喜べないのです。
終わったことをいつまでも後悔し続ける
落ち込みやすい人は終わったことをいつまでも後悔し続けてしまう心理特徴があります。これは落ち込みやすい人が、気持ちの切り替えが上手くないからです。
あまり落ち込まない人はなぜすぐ立ち直れるのかというと、気持ちの切り替えが早いから。悩む時間が少ないのであまり落ち込まないのでしょう。
落ち込みやすい人は思うように気持ちを切り替えられなくて、何日も何年も同じことで悩み続けます。悩む時間が多いせいで落ち込みのループから抜け出せなくなっています。
落ち込みやすい人の改善法
好きなことに没頭する
読書に映画鑑賞、ゲームや旅行でもいいので、「これをしているときは余計なことを考えない」というくらい夢中になれることをしてください。
そうやって一時的にでも落ち込むことから逃れられたなら、悪い方へと考え続けて余計に落ち込むといった泥沼から抜け出すことができます。
アロマや甘いお菓子で癒される
焦る気持ちを抑えたり、リラックス効果が期待できるアロマの香りを嗅ぐことで、落ち込む気持ちを和らげることができます。
アロマの香りが苦手な人は甘いお菓子を食べるか、甘いものが苦手なら自分の好物を食べることで自分を慰めましょう。
嫌なことは言語化して吐き出す
カタルシス効果といって、負の感情を無理に抑制せず、解放することで気持ちを楽にすることができるのです。嫌だと思ったことは溜めこまないでどんどん出しましょう。
誰かに愚痴を聞いてもらってもいいですし、SNSでも何でもいいので嫌だと思うことを書くのです。言語化することでモヤモヤする気持ちが整理されますよ。
後悔や落ち込む時間を少なくする
時間を決めないで悩んだり落ち込み続けるから、いつまで経ってもネガティブ沼から抜け出せないのです。落ち込むなとは言いません、せめて時間制限を付けてください。
「落ち込むのは10分間だけ」など決めておき、時間が経ったらネガティブなことは一切考えない。この癖をつけることで気持ちの切り替えが早くなるはずです。
次同じことがあればどうするか考える
「何でこんなことになってしまったんだろう」「これからどうしよう」と失敗の原因と不安ばかり考えていても、何も解決には至りません。
それならば「次同じことが起きたなら、どう行動するべきか」を考えた方が、気持ちが自然と前向きになり、落ち込みにくくなるでしょう。
悩みを話すと迷惑をかけると思って話せない
ちょっとした事でもネガティブに考えてしまう
常に他人と自分を比較して物事を考えている
自分の意見を出さず他人の意見を尊重しがち
小さな失敗や不安を拡大解釈して膨らませすぎ
他人は忘れたような失敗を後悔し続け過ぎる
好きな事に没頭して不安な気持ちに向けない
アロマでリラックスしたり甘いお菓子を食べる
カタルシス効果を利用して嫌な事を書き出す
落ち込む時間を決めその間だけは凹んでみる
この不安に打ち勝てば成長すると切り替える
また些細な失敗を大げさに捉えやすかったり、気持ちの切り替えが下手なせいでいつまでも後悔し続けるところがあるでしょう。
落ち込む癖をやめたいなら、嫌だと思ったことを言語化してスッキリする、落ち込む時間を制限するなどの改善方法を試してみてください。
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