嵯峨野トロッコ列車では毎年、美しい紅葉を鑑賞できます。2018年の見ごろ時期やライトアップ情報、そして穴場スポットもまとめてご紹介しましょう。
京都は嵯峨野でしか見る事の出来ない、カエデやイチョウ、ウルシが紅葉する秋の景色を、トロッコ列車から眺めれば感動する事間違いなしです。
優雅に風に揺られる紅葉樹の様子を見ているだけで、心もほっこり安らぎます。
嵯峨野トロッコ列車の紅葉2018の見ごろ時期・ライトアップや穴場情報まとめ
嵯峨野トロッコ列車の紅葉の魅力
トロッコは元々、荷物輸送用の小型貨車の「箱型車両」として、通常の列車が入れないような場所にレールを敷き、走らせていました。
小さくてオモチャのような可愛らしい見た目のこの貨車の時速は約25km。少し速く漕いでいる自転車程の速度です。ゆっくりめの速度ですから、片道7.3kmおよそ25分間、保津川や紅葉樹の景色をのんびり堪能できるでしょう。
嵯峨野トロッコ列車は座席が5号車までありますが、中でも「ザ・リッチ5号車」は窓ガラスが無い分、ダイレクトに秋の景色を感じられると大人気です。一番の紅葉スポットでは列車が一時停止をしてくれますから、写真を撮るにもバッチリですね。
嵯峨野トロッコ列車の終点である亀岡は明智光秀の居城跡が残る城下町。「亀山城址」に「湯の花温泉」や「観光馬車」もおすすめ観光スポットです。
更に「保津川下り乗船場」もあり、トロッコ列車の下を流れていた保津川を、ここから船に乗って下る事で、また違った紅葉の世界を楽しめます。
嵯峨野トロッコ列車2018年の紅葉期間・ライトアップ点灯期間・料金などの基本情報
紅葉の見ごろ時期 | 11月下旬~12月上旬 |
通常時営業日時 | トロッコ列車 9:01~17:40(臨時もあり)の間に数本発着(詳しい時刻表はこちら)日により運行時間異なる
運転日:3月1日~12月29日 定休日:水曜日(水曜日が祝日の場合は運転あり) ※春休み・GW・夏休み・紅葉の時期には水曜日も運転あり |
ライトアップ期間中の臨時列車運転日と時刻 | ■平成30年10月13日(土)~16日(火)、18日(木)~23日(火)、25日(木)~30日(火)及び、11月1日(木)~12月7日(金)の毎日
嵯峨野81号:トロッコ嵯峨17時09分発・トロッコ嵐山17時12分発・トロッコ保津峡17時22分発・トロッコ亀岡 嵯峨野82号:トロッコ亀岡17時40分発・トロッコ保津峡17時53分発・トロッコ嵐山18時07分発・トロッコ嵯峨18時10分着 ■平成30年11月17日(土)~19日(月)、23日(金)~27日(火)、11月29日(木)~12月2日(日)の12日間 嵯峨野91号:トロッコ嵯峨18時16分発・トロッコ嵐山18時19分発・トロッコ保津峡18時32分発・トロッコ亀岡18時49分着 嵯峨野92号:トロッコ亀岡18時54分発・トロッコ保津峡19時11分発・トロッコ嵐山19時28分発・トロッコ嵯峨19時31分着 |
ライトアップ点灯時期 | 平成29年10月13日(土)~12月7日(日)の期間中、毎日
点灯時間は16:30~19:30 |
開催場所 | 嵐山~保津峡間:トロッコ列車の車内より御覧いただけます |
マップ | |
住所 | 嵯峨野トロッコ列車「嵯峨嵐山駅」
〒616-8373 |
料金 | ■トロッコ列車:片道運賃 一般大人620円/小人310円 ※嵯峨野トロッコ列車は全席指定席
きっぷの予約・購入はJR西日本の駅の「みどりの窓口」、全国の主な旅行会社にて可能 ※当日券はトロッコ嵯峨・嵐山・亀岡の各駅でも販売あり ■ザ・リッチ(5号車)は当日乗車券のみの販売、側板や床が素通しの車両で当日券は以下の窓口営業時間より購入できます トロッコ嵯峨駅:8時35分 ※前売乗車券を購入後、乗車当日にトロッコ各駅窓口にてリッチ号の当日乗車券と交換という方法もあり |
駐車場 | トロッコ嵯峨駅に駐車場はなし。トロッコ亀岡駅には駐車場あり(3月~12月乗用車1日500円) |
アクセス | トロッコ列車「トロッコ嵯峨駅」へは、JR京都駅からJR嵯峨野線で「嵯峨嵐山駅」まで行き、「嵯峨嵐山駅」到着後徒歩すぐ
または、トロッコ列車「トロッコ亀岡駅」はJR嵯峨野線「馬堀駅」下車後徒歩約10分程(「JR亀岡駅」で降りないように注意) |
HP | 嵯峨野トロッコ列車HP |
嵯峨野トロッコ列車の紅葉の見どころ
嵯峨野トロッコ列車紅葉ライトアップ
嵯峨野トロッコ列車はレトロなカラーリングが可愛らしく、その時速はおよそ25kmです。
京都は「トロッコ嵯峨駅」より、「トロッコ嵐山駅」、「トロッコ保津峡駅」を経由して「トロッコ亀岡駅」までの片道7.3kmを走ります。
時速25kmというと、ちょっとだけ早い自転車に乗っている程度。その為に約25分間、のんびりと秋の風を感じながら、窓の外の景色を楽しめます。
京都に来たならば必ず乗っておきたいこのトロッコ列車。是非とも乗車して、保津川や山々を眺めながら景色を堪能しましょう。
おすすめは「ザ・リッチ5号車」
トロッコ列車の1号車~4号車までは開閉式の窓ガラスがついています。その為、正直あまり紅葉を感じる事が出来ません。しかし一番最後尾の5号車は側板や床まで素通しの車両で、窓ガラスがないのです。
ですからより外の景色が眺めやすくなっており、紅葉や保津川を眺めるのであれば、こちらの「ザ・リッチ5号車」がおすすめです。しかし大変人気の座席な上に、「ザ・リッチ5号車」は当日券のみを先着順の販売となりますから、すぐに埋まってしまいます。
予め前売り券を予約購入しておき、早めに行って(トロッコ嵯峨駅窓口:8時35分~)「ザ・リッチ5号車」の座席と交換しておくという方法を取りましょう。
穴場は「トロッコ亀岡駅」→「トロッコ嵯峨駅」区間
「トロッコ嵯峨駅」から「トロッコ亀岡駅」まで行き、保津川下りを楽しむ観光客が多い事から、この区間は大変混雑します。一番の穴場はその反対の、「トロッコ亀岡駅」→「トロッコ嵯峨駅」区間です。
日中に「トロッコ嵯峨駅」→「トロッコ亀岡駅」で明るい内の紅葉景色を楽しんでおいて、ライトアップが始まる頃に「トロッコ亀岡駅」→「トロッコ嵯峨駅」で戻りましょう。
そうすれば、反対区間でライトアップを鑑賞する人が多い事からも、この区間であればゆったりと眺める事が可能です。
保津川下り
京都府は中央部。丹波高知に源を発し、山々を巡り園部より亀岡市まで、そしてまた山の間の峡谷約16kmを流れ、名勝嵐山、鴨川と合流して淀川に入ります。
亀岡から京都市は右京区、嵯峨嵐山までを、舟下りで有名な「保津川」と呼ぶのです。保津川の両岸には美しく紅葉する山が、その高峰には火の神を祀る京の愛宕山。川の流れは激流に深渕と変化に富み、川には時々大きな岩山や奇石も見え隠れします。
保津川を下りながら周囲の紅葉を眺める事で、約90分間、トロッコ列車からとはまた違った秋を感じられるでしょう。
保津川下り乗船場は「JR亀岡駅」北口から
「JR亀岡駅」北口から徒歩10分、もしくはトロッコ列車に乗り「トロッコ嵯峨駅」から最終地点の「トロッコ亀岡駅」で下車しましょう。
そこより京馬車で25分の所に保津川下り乗船場があります。京馬車とは可愛いお馬さんがカッポカッポと馬車を引いてくれる、ゆったりとした乗り物です。
外の景色を眺めながら優雅に保津川下り乗船場まで連れて行ってくれるので、是非体験しておきましょう。(詳しい料金等はこちら)
料金や乗船時間に注意
船は乗り合いと貸し切りによって、それぞれ料金が違います。乗り合いの定期乗合船(3月10日~11月30日・12月1日~12月9日)ならば大人1人4100円です。
乗船時間は月~金曜日まで9時・10時・11時・12時・13時・14時・15時30分と1時間間隔で、土・日・祝日は不定期運航で、最終船が15時30分発です。定員24名までですから紅葉の時期になると順番待ちもあり、日中早めに行って保津川下りを体験しておくといいでしょう。12月1日~12月9日は最終船が14時30分発なので注意。
貸切船は月~金曜日のみで一隻82000円の定員17名まで、こちらは乗り合い船よりもかなり値段が上がります。川を下る船ですから、悪天候、特に雨風の強い日は運航中止となる事があります。事前に天候を確認してから行きましょう。
特に亀岡では情緒ある城下町の景色も楽しめますから、のんびりと京都の雅を堪能しておきましょう。
保津川下りも体感して、そして日が暮れてライトアップがされる頃にまたトロッコ列車に乗って、窓の外の紅葉景色を眺めながら帰ると更に楽しめます。
トロッコ列車に乗った事がないという方は、是非今年こそ嵯峨野トロッコ列車に乗車してみましょう!
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