社二病の特徴には、新入社員に先輩風を吹かせる、ビジネス用語を多用する、寝てないアピールをするなどがあります。
一時期、中二病や大二病というワードが流行りましたが、社二病(しゃにびょう)はその社会人バージョン。社会人生活に慣れた頃にこじらせやすい病です。
本当にそういった病気があるのではなく、“2年目としての余裕が出て、調子に乗ってしまっているイタい社会人”を揶揄する言葉として用いられています。
社二病にみられる7つの心理特徴
新入社員に先輩風を吹かせて苦労を語る
社二病の人は自分よりも下の立場の人、例えば新入社員相手に“自分はこの会社に入っていかに苦労してきたか”を語りたがります。
「俺が新入社員の頃なんて○○の案件をいきなり任されてさー」、「私がこの会社に入った最初の頃は…」と、先輩風を吹かせるのです。
これは自分に後輩が出来たことで嬉しい気持ちが、変な方向へと歪んでしまったのでしょう。本人は苦労を語っている自分に酔っています。
新入社員に武勇伝を語り偉そうにする
苦労話しではなく、やたらと武勇伝を語っては、新入社員からの尊敬を集めようとする社二病もいるのです。
このタイプの社二病な人は新入社員に厳しく接することが多く、そして体育会系なノリを好みます。
事実を100倍に盛って大げさに話すので、本当のことを知っている同僚や上司からは「またやってる…」と呆れられやすいでしょう。
ビジネス用語を多用して話したがる
社会人2年目になるとある程度仕事にも慣れてきます。そうするとちょっと小難しいことを言って、仕事ができるアピールをしたがる社二病も出てくるのです。
コミット、イニシアチブ、リスケ、アジェンダ…。意味はわかっていても、日常会話に混ぜて使われると「そこは日本語で話そうよ」となりますよね。
例え勤務している会社では使われていなかったとしても、無理やりビジネス用語を駆使して会話するのが社二病のイタいところです。
わざとらしく「今日も寝てない」アピール
同僚や後輩だけではなくSNSで「昨日は仕事が忙しくて残業したから、2時間しか眠れてない」なんて、寝てないアピールをするのが社二病の大きな特徴といえます。
社二病な人が寝てないアピールをするのは、“頑張っている自分”を認めてほしいからです。または、頻繁に言葉にすることで自分に気合を入れているのでしょう。
本人は無意識に悪気なく口に出していますが、しかし周りの人からすると「それ何回言うの?」と冷たい目で見てしまいます。
エナジードリンクを飲んで社畜だと自虐する
エナジードリンクの空瓶をデスクの上に何本も並べていたり、SNSで「今日も栄養ドリンク3本飲んだ、完全に社畜」なんて自虐風自慢をするのが社二病です。
これも頑張っている自分アピールの一種で、社二病はそんな自分を褒めてほしい、同情してほしいからつい口に出してしまうのでしょう。
しかし実力が伴っていないのに自虐風自慢をしていると、他の同僚や上司からは「そんなに言うほど頑張ってるか?」なんて呆れられてしまうので要注意です。
服装や髪色など見た目がチャラくなる
社二病は言葉だけではなく、見た目にも変化が出てきます。例えば男性の場合はネクタイを緩く結ぶようになったり、カラーシャツを着るようになる人もいるのです。
女性の社二病の場合は髪色が明るくなったり、ネイルが派手になる、制服がある場合は私服が派手になることもあります。
社会人1年目はまだ様子見の段階で地味にしていたものの、2年目になって社内の雰囲気に慣れてきたことで、チャラくなってしまうのでしょう。
BARに通っていることを自慢する
社二病として意外と多いのが、BARに通っていることを自慢するというもの。「行きつけのBARに寄ったよ」なんてインスタ映えする写真と共に、SNSを意気揚々と更新しています。
社会人2年目になり仕事にも慣れて余裕が出てくる頃。1年目に先輩社員から連れて行ってもらったBARに、今度は自分が新入社員を連れて行くこともあるでしょう。
しかしせっかくのお酒の席で「こんな良い店、来たことないでしょ?」や、「このお酒は~」なんてBAR通いを自慢してしまうのが、社二病の悪い癖です。
先輩や上司に反対意見を言いたがる
社二病のいけないところは、「自分はもう仕事もそこそこ出来るし、周りに貢献している」と思い込んで、それがイタい方向へと暴走してしまうところです。
先輩や上司に「私はそう思わないんですけど」なんて、社会人1年目の頃には出来なかったような、反対意見を言うという行為もどんどんやっちゃいます。
社二病な人は悪気があってしているわけではありませんし、本人なりに一生懸命なのです。でも上の立場の者からすると、こういうところが「調子に乗ってる」と思われやすいのです。
友人に社会人とは何かを語りたがる
同じ会社の人にだけではなく、別の会社に勤めている同世代の友人に「社会人とは…」なんて語りたがるのも社二病の特徴といえます。
自己啓発、ビジネス本にハマり出したり、セミナーへ通ったり、そうした活動をしているとわざわざ周りに言っては「自分は社会のことをよくわかっている」と思うのです。
いわゆる意識高い系の考え方になってしまいがちなのが、社二病の悪いところ。しかし友人から面倒なタイプだと思われていることには気づいていません。
苦労話を先輩風を吹かせて後輩等に語りだす
武勇伝を新入社員に大げさに盛って話す
覚えたてのビジネス用語をやたら多用する
今日も寝てないアピールがわざとらしい
エナジードリンクを飲んで社畜と自虐的に話す
二年目で会社に慣れてくると見た目がチャラくなる
先輩や上司にわかった風な意見を言い出す
友人になにかと社会人とは何かを語りたがる
社二病は、真面目で自己犠牲精神の強い人、ナルシストで調子に乗りやすい人、そして仕事に飽きてきた人がなりやすいでしょう。
「あれ?もしかして自分も社二病になってる?」と気づいたら、一旦初心に戻ってみることも大切です。
あまり度が過ぎた社二病だと、先輩社員や上司からうざいと思われてしまうので気をつけましょう。
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