他人に振り回されることはもううんざり!振り回されない自分へと成長することで、もっと生きやすくなりましょう。
いつも気づいたら他人に振り回されている。職場でもプライベートでも他人のいいように扱われていると感じたことはないですか?
他人に振り回される人の特徴を自覚して、振り回されない人になる方法を身につけてください。
他人に振り回される人に見られる7つの特徴
完璧主義で劣等感が強い
劣等感とは、自分は周りの人よりも劣っているのではないかと感じる意識です。他人に振り回される人はこの劣等感が人一倍強い傾向があります。
人は誰だってコンプレックスをもっていますが、妥協しながらコンプレックスを受け入れ生きています。しかし他人に振り回される人は受け入れるということができません。
それは他人に振り回される人が完璧主義でもあるからです。ダメな自分を許せないので劣等感が強くなり、その結果他人に媚びては「振り回されている」と感じています。
孤独感から人の顔色を窺いがち
他人に振り回される人はその強い劣等感から「ダメな自分はみんなから愛されていない、好かれていない」と思い込みがち。いつも孤独感に苛まれています。
孤独感が強いと、ちょっとした他人の発言や行動を自分への当てつけだと受け取ってしまうことがあります。それは孤独感から自分は嫌われていると勘違いしているからです。
だからこそ他人に振り回される人は、愛されたい、好かれたい、嫌われたくないと思って人の顔色を窺います。この行動が他人に振り回されることにつながるのでしょう。
見返りを求めて優しく接する
他人に振り回される人が周りの人からの無茶な頼みごとや、面倒なお願いを断れないのは、ただ優しいからではありません。見返りに仲間に入れて欲しいからです。
人は本能から「仲間が欲しい、自分の味方や理解者が欲しい」と感じています。だから社会生活において何らかのグループに入ろうとするのでしょう。
他人に振り回される人は、誰よりも本能が強いのです。グループに入れないと不安感で辛くなるので、無意識に都合の良い人になろうとしてしまいます。
自我境界が薄く人の影響を受けやすい
自我境界とは、自分と他人の境界のことです。他人に振り回される人は自分と他人との境界が薄く、他人の状況や感情を自分のことだと勘違いしやすくなっています。
例えばAさんが「こんなに辛いことがあった」と体験談を語ったとしましょう。多くの人は同情はしても、心の中ではAさんと自分を切り離して考えられます。
しかし自我境界が薄い人は「可哀想」と同情すると同時に「自分もそうなったらどうしよう」と共感し、そして心配や不安から「Aさんを助けないと」と他人に入れ込むのです。
自己否定感が強く自信がもてない
他人に振り回される人は自分に自信がありません。自己否定感が強いので、自分のことを認められず信用もできず、そのせいで自ら自信を手放しているのです。
子供の頃から褒められる経験が少なかった人、愛されたという実感がない人、肯定よりも否定されることの多かった人、成功体験が少ない人が陥りがちでしょう。
他人に振り回されてしまうのも、「自分が思っていることは間違っている、他人の言っていることの方が信用できる」と思ってしまうせいでもあります。
覇気がなく自暴自棄になっている
覇気がなく自暴自棄になっている人は、他人に振り回されたとしても嫌だともやめてとも言えず、ただただ「もうどうでもいい」と思ってその場の雰囲気に流されてしまいます。
これはストレスにより、自我を保つ気力や抵抗する力を失っているからでしょう。他人に振り回されすぎて、精神的に不安定になっているとも考えられます。
愛されたい、好かれたいから他人に振り回されている。自我境界線が薄いから他人に振り回されるという状況よりも、かなり深刻な状態です。
責任感がなく他人に任せたい
自分に自信がないので自分の考えで行動できない、自分の選択肢に責任をもちたくないという心理が、他人に振り回される人を形作っているともいえます。
他人に振り回される人は自分で決めたことで失敗した経験が多く、そのことから「自分より他人の言うことを聞いていたほうが精神的に楽」だと思っているのです。
つまりこれ以上失敗をして傷つきたくないからこその、自分の精神を守るための行動です。他人を自分の心のバリケードにして、弱った心を守っています。
他人に振り回されない為の方法
自分を中心とした思考を身につける
周りに振り回されないために、他人中心ではなく自分中心の思考を身につけましょう。自分中心とは自己中心的とは違います。自分を大切にする考え方です。
いつも自分より他人を優先してしまうのは、他人中心に生きているから。だからこそ周りに振り回される人になっています。
他人の欲求を叶えるよりも自分の欲求を先に叶えてあげましょう。自分を一番大切にできるのは、自分自身しかいません。
見返りを求める人付き合いはやめる
「残業をかわってあげたから私のこと嫌わないでいてくれるかな」、「お金を貸してあげたから俺と友達でいてくれるかな」と見返りを求めることはやめましょう。
見返りを求めて他人に優しくしていても、それを察してあなたが欲しいものを欲しいだけ返してくれるような人は滅多にいません。
いたとしても、それでは共依存関係になってしまいます。見返りを求める人付き合いをやめること、見返りを求めなくても好いてくれる人を探してください。
自分で自分を肯定し、評価する
自己肯定感が低く自己否定感が強いせいで、自分の意見を自分で信用できなくなっています。これからは自分で自分を肯定し、評価してあげましょう。
例えば早起きした日は「今日は目覚まし時計が鳴る前に起きることができた。早起きできるなんて自分は偉い、すごい」と思ってください。
こうした簡単なことでもいいので、何かできたときは必ず自分で自分を褒めること。自分はやろうと思えばちゃんとできる人間なのだと肯定しましょう。
自分と他人は違う人間だと認識する
自我境界が薄いせいで他人の痛みを自分の痛みだと混同してしまう人は、そのままではますます悪化し、自我境界が曖昧になることで精神状態も脆くなります。
とくに自我境界が薄いせいで、同情した相手へお金を渡してしまう人、苦しみを代わってあげようと思う人は要注意です。
まずは自分と他人とは違う人間だと認識すること。誰かの悩み相談を聞いて同情はしても「この人と自分とは違う人間だから何もしてあげられない」と思いましょう。
引き受けられること、断りたいことの境界線を決める
振り回されやすい人は、自分が周りの人にとって都合が良い人になっているのだと自覚してください。そうでなければいつまでも振り回されるだけです。
「でもいきなり都合の良い人をやめて嫌われたらどうしよう」と思うなら、自分ができることだけは引き受ける、それ以外はハッキリ断るという癖をつけます。
週に3~4時間の残業はOK、それ以上は体のためにNO。一緒に食事へ行くのはOK、食事代を全額出すのはNOなど、境界線を決めておきましょう。
劣等感が割りと強く完璧主義な面がある
孤独感から人の顔色を窺いがち
優しく接するが見返りを求めてしまう
自我境界線が人より薄く影響を受けやすい
自信がもてず自己肯定感が強い傾向
自暴自棄で抵抗力が低く覇気もない
責任感のなさから自己防衛している
自分中心の軸を作り見返りを求めない
自己肯定感を高め自分で評価してゆく
引き受けと断りの境界線を自分で決める
周りの人に振り回されやすい人は、「周りの人が自分を振り回している」と思いがち。でも本当の原因は、周りを無視できない自分にあったのです。
どうして自分は周りの人の無茶なお願いを聞いてしまうのかがわかったなら、今日からは自分を大切に、自分中心で生きましょう。
少々傍若無人な方が毎日を楽しく過ごせます。見返りを求めて優しくするような人生から抜け出してください。
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