裏表のある人の心理特徴について知っておくと、ちょっと信用できない人との上手な付き合い方がわかるようになります。
上司には一生懸命でやる気満々な態度を見せるのに、後輩には自分の仕事を押し付けてサボろうとする。そんな二面性のある人っていますよね。
裏表のある人はどういった意図があって、極端な態度を取るの?心理特徴を理解しておくと、対処もしやすくなるでしょう。
裏表のある人の7つの心理特徴
他人からどう評価されるか気にしている
裏表のある人は、常に「自分は周りの人から一体どういう人間だと思われているんだろう」と、すごく評価を気にしているところがあります。
悩んでいる人に「大丈夫?」と声をかけるのも、自分より上の立場である上司に良い顔をするのも、親切な人や仕事ができる部下という評価が欲しいからです。
良い評価を得るためならば無理をしてでも“みんなが求める良い人の自分”を演じます。しかしその顔を見せる必要のない相手には、裏の顔を見せる冷徹な部分もあるでしょう。
損得勘定を優先して人付き合いをする
損得勘定とは、「この人に親切にしたら自分はどれだけ得をするか(損をするか)」を優先して考えること。裏表のある人は損得勘定で人付き合いをしています。
裏表のない人ならば困っている人がいれば自分の利益を考えることなく助けようとします。しかし裏表のある人はまず自分の利益を考えてから助けるかどうか決断するのです。
上司など自分が逆らうと厄介なことになる相手には媚びるのに、部下や後輩など自分に逆らえない相手には偉そうにするのも、裏表のある人の損得勘定が影響しています。
人の秘密は聞くが自分は秘密主義
裏表のある人と話していると、こちらの悩みはたくさん聞いてくれるのに、自分の秘密は話そうとしませんよね。これは裏表のある人が秘密主義だからです。
「上司とは仲良くやれてる?嫌なこと言われてない?」なんて、裏表のある人は心配している素振りを見せながら、愚痴や悪口を引き出そうとするところがあります。
自分は何も話さないのは弱みを見せたくないからで、他人の話しばかり聞くのはその人の弱みを掌握したいから。裏表のある人はスマホなど自分の持ち物を触られることも嫌いです。
良い人に見えて実は不平不満が多い
良い人そうに見えますが、実は誰よりも不平不満が多くて、話題が愚痴ばかりになりがちなのが裏表のある人の特徴。表の顔が邪魔して素直に不満を言えないからでしょう。
愚痴といっても、秘密主義な裏表のある人ですから「同僚のA子と本当に性格が合わなくて…」なんて自分から言いだすようなことはしません。他人に言わせて便乗します。
「○○さんのこんな噂聞いたんだけど、本当かな?」と自分の気に入らない相手の噂話しを周りに教えて、それを聞いた人が悪口を言うことで発散しようとしているのです。
自分が一番大事で目的のために人を利用する
裏表のある人は誰よりも自分が一番大事です。自分が叶えたい夢や目標のため、あるいは自分の利益のために、他人を平気で利用しようとする悪い部分が見え隠れします。
利用価値のある人に対してはとにかく親切にして、“自分が○○してあげるかわりにあなたには××をしてほしい”なんて、自然と交換条件を出すこともあるでしょう。
そのかわり利用価値のない相手には、ちょっと冷たいところも。自分の役に立たない人には、別に良い顔をしなくてもいいという黒い感情から態度に違いが出ます。
気遣い屋で空気を読んで行動する
裏表のある人は、人の感情の機微に対して、とても敏感に反応するという特徴を持っています。気遣い屋で、空気を読んだ行動を徹底しているでしょう。
ストレートに思ったことを言ってしまう裏表のない人はある意味鈍感だからこそ、裏の顔を持つことなくいつだって自分の気持ちに正直に生きられるのです。
しかし裏表のある人は無意識に空気を読んでしまうからこそ、素直にはなれません。人と揉めたくない、トラブルになりたくないから、表の顔と裏の顔を使い分けます。
誰にも嫌われたくない心が弱い人
一見自信満々なように見える裏表のある人ですが、本当の姿は自信のない人。誰にも嫌われたくないと強く思っている、心が弱くストレス耐性がないタイプです。
人を利用しようとするのも、損得勘定を優先して人付き合いをするのも、全ては「みんなに好かれていたい。嫌われるのは怖い」という気持ちがあるからでしょう。
裏表のある人は自分の短所を十分自覚しており、そしてコンプレックスも多いのです。そのため嫌われることを避けたくて、表の顔では良い人を演じてしまいます。
裏表のある人の上手な距離の置き方
弱みを見せるような親しい関係にならない
裏表のある人と上手に付き合うためのポイントは、相手に弱みを見せないこと。そこまで親しい関係にならないようにしましょう。
とくに注意をしておきたいのが、「○○してあげるから、かわりに××してよ」と交換条件を出してくるタイプの裏表のある人です。
損得勘定で生きていて、自分の欲求が最優先な裏表のある人とは知人未満でいることで、ストレスが溜まることなく人付きあいができます。
一緒になって悪口を言わないように注意
「上司のことどう思う?何か嫌なことされてない?愚痴ならいつでも聞くからね」と言いながら、他人にばかり悪口を言わせるのが裏表のある人の特徴です。
裏表のある人からそんなことを言われたとしても、決して一緒になって悪口を言わないように気を付けて。あなたの発言を、言いふらされる恐れがあります。
もしも「愚痴聞くよ」なんて言われたときは、「他の友達に聞いてもらったから大丈夫」と適当に濁してその会話を終わらせてしまいましょう。
会話は当たり障りのない話題だけにする
裏表のある人との会話は、当たり障りのないものにしておきましょう。今日は天気が良いねとか、昨日の音楽番組見た?などの何でもない話題がおすすめです。
口が上手くて人の心にすんなり入り込む裏表のある人ですが、弱音や秘密を話す相手には向いていません。深刻な相談などはしないでおきましょう。
例えば誰かの悪口であったり、仕事の愚痴。不平不満だと捉えられやすいことを言わないだけで、裏表のある人に利用されることを予防できます。
質問されたらそのまま相手に質問を返す
裏表のある人は良い人のフリをして、他人の秘密を探ろうとするところがあります。探られても、サラッと流して相手にしないことが一番でしょう。
「最近どう?困ったことあったら聞くよ」と言われたら、「私は大丈夫。あなたは?良かったら聞くからね」と返すのもいいですね。
裏表のある人に言われたことを、そのまま返す。こういった対応をしているだけで、裏表のある人の方から離れていってくれるでしょう。
少しずつ距離を置いて関わらないようにする
関わると厄介なことしかない裏表のある人とは、距離を置いてなるべく接触しない方がいいのです。少しずつ距離を置くようにしていきましょう。
こちらから裏表のある人に連絡をしないでおく。裏表のある人から誘われたり連絡が来ても、「その日は用事があるから…」と断ります。
急によそよそしい態度を取ると裏表のある人から敵認定されるので、ちょっとずつ時間をかけて距離を置くことがおすすめです。
他人からの評価をいつも気にして顔色を伺っている
損得勘定を意識していて自分に有利な付き合いをする
人の秘密や悩みを聞き出すが自分の事は語らない
良い人そうに見えるけれど会話が愚痴になりがち
自分が一番大事でそのために平気で他人を利用する
感情を機敏に感じ取り空気を読み態度を使い分ける
人に嫌われる事を嫌がり避けるため演じられる
弱みを握られるような深い関係は避ける
会話の話題に注意し悪口合戦に関わらない
質問は上手にかわし少しずつ距離を置いていく
裏表のある人は、自分が最優先です。嫌われたくないから表の顔では良い人を演じますが、裏の顔は冷徹なところがあるでしょう。
自分の利益のために他人を利用したり、損得勘定を人間関係にも持ち込むので、相手によって態度を変えることも平気でします。
裏表のある人とは親密にならない、距離を置くという知人未満な付き合い方がおすすめ。厄介な相手には近づかないことです。
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