だるい…まったくやる気がないのはドーパミンを増やすと解決するかも?
最近なんだかやる気がでない。仕事も遊びも、体がだるいしできれば帰って休みたい…あれあれ?あなた最近元気がないんじゃないですか?
その原因、「ドーパミン不足」かもしれませんよ。
今回は、やる気物質「ドーパミン」の謎に迫ります!
ドーパミンとは?
ドーパミン(dopamine)というのは、いわゆる「神経伝達物質」というものの一つです。脳を動かすのに一役買っている化学物質なんだな、と思っておいてください。
いろいろなところでアクセルになったりブレーキになったりとややこしいのですが、今回は割愛しておきます。
この物質にはやる気や学習、動機付けを促す働きがあります。
例えば、うつ病という病気がありますが、これは脳の前頭葉という場所でドーパミンの量が減っているのではないかといわれています。
さらに、ドーパミンは快感を感じる回路にも関係しています。報酬系と言われる回路ですが、これに関わっているのがドーパミンなのです。
ドーパミンを適度に増やすには
大前提:薬はダメ!
増やすだけなら、薬があります。でもドーパミンそのものを飲むと、分解されてしまって脳まで届かないんです。
ですから、材料を飲めばいい。
L-DOPAと呼ばれるパーキンソン病の治療薬があります。これはドーパミンの材料ですから、これを飲めばドーパミンは増えます。
ほかにもドーパミンを増やすことをうたったサプリや薬はいっぱいありますが、健常者がこうしたものを安易に使うのは絶対にやめてください。
実はドーパミンはいいことばかりをするわけではなく、増えすぎても困るのです。
ドーパミンがあまりに増えすぎると幻覚や妄想が出てきてしまう可能性があります。これは「統合失調症」と呼ばれる病気に非常に似た状態です。
さらに、ドーパミンは脳の下垂体という部分に働き、妊婦さんの乳汁分泌を遮断する働きをもっています。
おっぱいがでないなんてことにもなる可能性があるのです。
ですから、病気でもないのにさっき言ったような薬を飲むなんて乱暴な真似は、決してしないでくださいね。
どうしても使うというならせめて、神経内科や精神科の専門の医師に相談してからにしましょう。では、次からは健康的にドーパミンを増やす方法を見ていきましょう。
材料を摂取する
話が違う!さっきやめろって言ったでしょ!
ごもっとも。でも、食べ物からとるくらいなら大丈夫。
ドーパミンの材料になるのはアミノ酸、それがたくさん含まれているのはタンパク質です。
肉や魚、大豆などを意識して取るようにしましょう。
また、合わせて健康的な食事をするべきです。ビタミン豊富な野菜や果物も摂取してください。
ストレスをなくす、という点でも、豊かな食生活は大切です。
会話のポイントは容認と共感
会話、なのですが、ちょっと注意があります。
最近ずっと、男女の脳の構造は違うんだということがトピックになっていますが、ドーパミンについてもそのとおりなんです。
男性のドーパミン分泌が上がるのは、「自分の苦労が認められたとき」。最近しんどいという話を聞いてもらった男性の頭の中では、ドーパミンがいっぱい出ています。
では、女性はどうなのでしょう。
女性は、「自分の話に共感されたとき」にドーパミンがでます。ですから、途中で話を遮られたら「寸止め」状態で不満ばかりがたまるのです。
好きなだけ話をさせて共感してもらうと、逆に非常に満足するでしょう。
女性の皆さん、これを利用して気になるカレのドーパミンを増やしてあげてはいかがでしょうか。
男性の皆さんも、気になる女性を振り向かせるのに、退屈かもしれませんががんばって相槌を打ってみてください。
ドーパミンは学習にも関わっていますから、あなたと一緒にいたらキモチイイってすぐに学習するかも…?
身体を動かし運動する
運動は、脳血流を増やし代謝をあげます。
代謝という言葉には、アミノ酸からドーパミンを合成することも含まれます。
また、スポーツでの成功体験(サッカーでゴールする、マラソンでより長い距離を走ることができるなど)が、ドーパミンの放出を促進すると言われてもいます。
体を動かすとリフレッシュしますし、ドーパミンの放出も増えるとなれば、試してみない理由がないんじゃないでしょうか。
なにはともあれ笑ってみる
面白いことがあって笑うとドーパミンが出ます。
でも、そんなに都合よく楽しいコトばっかりあるか!というあなた。
脳を騙しましょう。とりあえず笑うんです。
そうすると、脳が「あれ…笑ってるってことは…楽しいんじゃね?ドーパミン出しちゃう?」となって、ドーパミンが出始めます。
ウソのようなほんとの話です。
これの裏付けとして、心理学の説で「行動が気分を作る」というものがあります。ですから、楽しそうに振舞っていると本当に楽しい気分になってくるんです。
それは脳が勘違いを起こしているからなのですが、理由はどうあれ楽しくなれば結果オーライですよね。
材料を摂取する
会話のポイントは容認と共感
身体を動かし運動する
なにはともあれ笑ってみる
いかがでしたか?
サプリや薬に頼るのでなく、日常生活の中でできることがいっぱいあります。
これでもだめなら、自分で悩み続けるのでなく友達や信頼できる人に相談してみましょう。
もっと言えば、心のプロ、カウンセラーに相談するのも悪くはありません。
この記事があなたの幸せな生活に貢献することを、心から祈っています。
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