ドライマウスの症状ってどんなものがあるか知ってますか?
現代人の食事は、柔らかいものが多くなっていて、しっかり噛む習慣が少なくなっています。
しっかり噛むことが出来ないと、どんどん唾液が出なくなってしまい、口の中がカラカラになるドライマウスに発展してしまうのです。
ドライマウスはただ口の中が渇くだけではありません!放っておくと恐ろしい症状を誘発してしまうんです!
ドライマウスの症状がツライ!7つの改善で口臭にサヨナラ
ドライマウスの症状や原因
ドライマウスとは食生活や薬、病気などが原因となり唾液が少なくなってしまう状態です。
ドライマウスになってしまうと話しにくくなったり、食べにくい、飲み込みにくくなる、口の中が粘つく、舌が赤くなり痛い、口内炎、味覚障害などの症状が出てきます。
これ位のことだと侮っていると、更に症状が進行した場合、免疫力の低下から虫歯になったり、風邪をひきやすくなったり、歯周病、口臭などの原因となってしまいます。
これは唾液によって守られていた免疫機能が低下する為です。
ドライマウスの判断基準
一概にドライマウスと言っても、自分がドライマウスになっているのかどうかは分かりにくいものです。その判断基準にはこんな方法があります。
ガムを5分間噛んだ時に、出て来た唾液を全て計量器かメスシリンダーに入れます。その量が5ml以下の場合はドライマウスの可能性が大きいです。
ドライマウスは歯医者などで発見されることが多いです。では、具体的にどんなことが原因となるのか見ていきましょう。
物を噛む機会が少ない
あなたが最近食べた物を思い出してみて下さい。噛む力が必要なもの、噛む回数が多くなるようなものを食べた記憶がありますか?
もしなければドライマウスになる可能性が大いにありますよ!柔らかいものばかり噛んでいると、唾液を出す機能がどんどん失われていきます。
その為、唾液を出す能力も低下し、最終的に唾液が少なくなりドライマウスとなるのです。
薬の副作用がきっかけになる
持病を患っている場合は勿論のこと、風邪をひいたとか頭痛がするなどの理由で薬を飲む機会は多いですよね。
このような薬の副作用によってドライマウスになる可能性があります。
特に花粉症の薬、高血圧の薬、精神疾患の薬などはこの傾向が大きいです。
口呼吸をしている為
鼻づまりなどで口呼吸が出来ない時に喉が渇きますよね。
それと同じで、特に鼻がつまっているわけでもないのに、普段の呼吸法が「口呼吸」になってしまっているケースがあるのです。通常の正しい呼吸法は鼻呼吸です。鼻から空気を吸い込むと、常に湿っている副鼻腔を通ります。
その為、口の中が直接乾燥するということはないのですが、口呼吸をしていると直接空気が口の中に入ってくることで乾燥しやすくなるからです。
シェーグレン症候群などの病気
膠原病と呼ばれる自己免疫疾患の病気で「シェーグレン症候群」というものがあります。
ドライマウスのみだけではなく、ドライアイやリュウマチなどを併発する難病と呼ばれています。難病なのでその原因はハッキリとは分かりません。
ドライマウスの改善方法
ドライマウスの改善方法は、唾液を出やすくする、口の中が極力乾かないようにするために工夫することです。その為には、7つの方法があります。
日常的に良く噛むことを心がける
普段柔らかい食べ物ばかり食べていたならば、少し意識してしっかり噛めるものを食べてみるようにしましょう。
良く噛むことで、唾液腺が刺激されますので唾液を出す能力が戻り、ドライマウスの改善に繋がります。
また、食事の後にガムを噛んでみると、唾液の分泌を促すのに効果が期待できます。
マウスピースや濡れマスクを使う
夜間どうしても口呼吸をしてしまっていると感じたのならば、マウスピースや通販で手に入る閉口テープ、塗れたマスクをしてみるのも一つの方法です。
このように半ば強制的に鼻呼吸の癖を付けるようにするのです。
慣れないうちは違和感もあり苦しいかもしれませんが、そのうち必ず鼻呼吸が出来るようになります。
薬や人工唾液によるサポート
人工唾液とは人工的に作られた口の中を潤す液のことで、サリベートなどが代表的な人工唾液です。
主な成分に塩化カルシウム水和物、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウムなどが入っています。
他の薬との併用も可能ですが、若干味が悪いことがあげられていますので、保湿成分を含んだうがい薬や、スプレーの方が使い勝手がいいかもしれません。
その他、根本からドライマウスを治療する、唾液分泌促進薬などもあります。
水分を制限しない、多く摂るように注意
人間が一日に必要な水分量は1日2~2.5リットルとも言われています。それだけの量をちゃんと飲めているでしょうか。
ダイエットなどで食事制限をすると、内容によっては水分量が大幅に減ってしまう恐れがあります。
このような時には特に気を付けて水分を摂ることが大切です。
カフェインやアルコールはほどほどに
コーヒーや緑茶などを日常的に良く飲むことはありませんか?
このような飲み物に含まれているカフェイン、またアルコールは利尿作用があるので、飲みすぎる事により脱水症状を起こすことがあります。
脱水症状になれば口の中も乾きやすくなり、ドライマウスになりやすくなるのです。
薬の量を検討してみる
持病で飲んでいる薬の場合は、量を変更することは難しいかもしれません。
しかし、普段ちょっとしたことで薬を飲んでいるのであれば、他の対処法を試したりして出来るだけ薬を飲む機会を減らしていくことが必要です。
特に花粉症や風邪の薬は口の中が乾きやすくなる代表的な薬なので、出来るだけ飲まない方向で検討してみるといいでしょう。
持病を患っていて薬を飲んでいる場合は、主治医と相談してみることも大切です。
唾液腺のマッサージ
唾液は唾液腺から分泌されます。
耳の前や顎の内側には大きな唾液腺があるので、その部分を重点的にマッサージしてみると、唾液がスムーズに分泌されるのを手助けしてくれます。
普段から意識して触ったり、揉んでみたりする癖をつけるのもいいでしょう。
物を噛む機会が減ってドライマウスになる
無意識に口呼吸をしていてドライマウスになる
薬の副作用やシェーグレン症候群
日常的に良く噛むことを心がける
薬や人工唾液によるサポート
マウスピースや濡れマスクを使う
水分を制限しない、多く摂るように注意
カフェインやアルコールはほどほどに
薬の量を検討してみる
唾液腺のマッサージ
最近口の中が乾きやすくなったと感じた時には、軽く考えずに「ドライマウス」を疑ってみる必要があります。
初めはなんとなく乾きやすいといった症状であっても、進行して唾液の分泌がどんどん少なくなるにつれ、重篤な症状や病気へと発展することもあります。
早期に症状を自覚したら、適切な処置を行い改善することが大切です。
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