八方美人と言われるけれど、周りに嫌われるのがすごく怖くって、ついつい気を使ってしまってもうクタクタ。
そうやって頑張ってるのに、媚びを売ってると後ろ指をさされるのはもう嫌だ!他人に合わせて動くってしんどいということが、身にしみてわかってきてしまったあなた。
今回は、そんなあなたの心の中を一緒に探りましょう。
ホントはもうクタクタ!八方美人に振る舞う女性の心理5つ
八方美人に振る舞ってしまう心理
嫌われたくない…と思うのは当然かもしれません。
でも、それがあなたの心を圧迫している以上、そしてそれに心が押し潰されかけてしまっている以上、もう少し掘り下げて考えておかないと解決できないでしょう。いくつか原因を挙げてみます。
人の気持ちがわからない
人の気持ちを読みとることがあまり得意ではない人が、八方美人になってしまうことがあります。
人の立ち居振る舞い、特に言外のメッセージをうまく汲み取れないという自覚があり、それを補おうと一生懸命に顔色を伺ってしまう場合です。
不得意なことを必死にしようとしてしまうために余計に疲れますし、うまくいかないことも多く、結果としてギクシャクしてしまいます。
それでさらに不安になって…という悪循環に陥ってしまうのです。
人間関係に対する不安が強い
人間関係を自分は悪くしがちだという思いがあり、その自覚から「相手を傷つけないでおこう」「とりあえず肯定しておけば大丈夫」という処世術を身につけるようになり、その結果八方美人となってしまう場合です。
人間関係で波風を立たせたくないと思うあまりに、結局みんなにうんうんとうなずき、話を聞くだけになってきてしまうのです。
自分の意見がない(あるいは自分の意見を言えない)
話をいろいろ聞いて、なるほどなるほど、そうだねそうだねというのはいいのですが、それをいろんなところでやってしまうのが問題なのです。
AさんのいうこととBさんのいうことがまったく反対なのに、それぞれに「うんうん」と相槌をうっていては、その場その場で調子のいいやつと思われても仕方がありません。
あなたはどう思うの?と言われたときに困ってしまいます。
日頃から、自分がわからない、あるいは意見を固められていない話題に関しては、自分はどちらかわからない、とはっきりいうようにしましょう。
争いを極度に嫌う
ちょっとでも違うことを言ってしまったら、相手に怒られるのではないか、不機嫌になるのではないかという恐怖から、なんでも相手のいうことに賛成をしてしまい、結果として八方美人な態度をとってしまうという場合です。
違う意見を言われたら不機嫌になる人は、確かにこの世にある程度います。でも、みんながみんなそうではないのです。
もし少しでも違うと思えば、それを伝えてもいいのです。そうでないと、逆に八方美人として誰からも相手にされなくなってしまいます。
人と人との関係性がわからない
誰と誰が仲良しで、誰と誰が仲が悪いとか、そういうことに鈍感な場合です。
周りで起こっている出来事(だいたいはいがみ合いなど悪い出来事です)が、なぜ起こっているのかがわからず、ただただひたすら怖いからいろんな人のいうことにうなづいておくというパターンです。
八方美人になってしまう、その心の奥にあるもの
こうやってみてくると、人間関係に対する不器用さから生まれるトラブルをなんとかなくそうとして生み出した技が「八方美人」であることがわかってきます。
こうした、「生きにくさ」は、個々の人の中にある特性とも言えるもので、それを自覚するだけでだいぶ楽になります。そして、対処法も見つけやすくなってゆくはずです。
同じように苦しんでおられる方が、たくさんいらっしゃるということもあえて書いておきます。。
また、こうした不器用さが出来上がる背景には、幼少期になにをしても怒られたとか、親の顔色ばかりみて育ったとか、もっとひどくなると虐待などの、強烈な忘れられない体験=トラウマ体験に影響されている場合もあります。
思い当たることがあれば、カウンセリングなどを考慮することもおすすめします。
人の気持ちがわからない
人間関係に対する不安が強い
自分の意見がない(あるいは自分の意見を言えない)
争いを極度に嫌う
人と人との関係性がわからない
いかがでしたか?
八方美人になる人には、決して悪気がある人ばかりではないのです。確かに、自分がうまく立ち回ろうとした結果、あえて八方美人になっている人もいます。
そんな人はまだいいのですが、ここに書いたとおり自分の生きにくさと必死に向き合い、そのなかで身につけた不器用な誤魔化し方が八方美人になることだったという場合、とても本人はつらいですし、周りが誤解してさらに惨事を生みます。
自分を振り返って、そういったしんどさがないかどうか一度考えてみませんか。相手に合わせるのは決して楽ではないですし、いつか破綻が訪れます。
自分の不器用さを認め、それを知ることはつらいことではありますが、、よりよく生きる道をみつけるための鍵になることは間違いありません。
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