自分と向き合うことは、あなたの人生をよりよく輝かせます。あなた自身を知ることで、素晴らしい未来に向かっていけますし、これから訪れる荒波にも負けず、力強く生きていけます。
こんな言葉が世間には溢れていますが、じゃあ具体的にどうするのかについてはなかなかちゃんとした情報がありません。今回のテーマは、「自分と向き合う」です。
自分と向き合うたった3つの方法で本当の自分を見つけだす!
「自分」という、見えない存在
なぜ自分と向き合う事が難しいのか。それは、あなたの世界に「自分」という認識対象が存在せず、透明で普段は意識していない状態だからです。
1人称視点のゲームをイメージしてください。FPSでもホラーゲームでもなんでもいいですが、自分が主人公になって動かしているゲームのイメージが、現在私たちが生きている世界のイメージにもっとも近いものです。
そこで自分がどういうふうに動いているかは、想像するしかないですよね。あなたは、あなたの生きている世界においては見えない存在なのです。その見えない自分と向き合うには、意識の向け方を変えなければいけません。
自分の「なにと」向き合うのか
「自分」を構成する要素には、いろいろありますよね。それこそゲームでいえばライフポイントとか健康状態とか所持品などです。
ステータス画面で確認できますが、そのときに漠然とその画面を眺めるひとはいません。いまの所持品を確認したいとか、いまの健康状態を確認したいとか、目的があって見るはずです。
これが、自分とむきあうという行為のイメージです。自分のなにを見つめ直すのか、それを意識しましょう。
向き合うべきものは?
では、ゲームでいうようなステータスは、実際の人生ではどんなものになるのでしょう。ひとつは、感情です。生きていく上で非常に大きな問題となるのは、感情のコントロールです。
怒りや悲しみ、憎しみといった強い感情を冷静に受け止め、対処する方法を考えます。もうひとつは思考法です。
ある局面で、自分がどのような考えるか。そしてそれは好ましいものか治すべきものなのかを考えます。最後に、行動を振り返ります。
そういった感情や思考法を持った上で、自分のはどのような行動をとっているかを振り返ります。
自分の感情と向き合う
喜びや嬉しさといったようなプラスの感情ならそれに浸って幸せでいるだけでいいのですが、問題はマイナスの感情です。
怒り、悲しみなど、そういった感情をどう受け入れ制御するかを考えるのは、非常に苦痛を伴います。実際、こうした感情に向き合う行為は、うつ病の方などの治療として行うこともあります。
それくらい人生にとって、マイナスの感情というのは大きな課題なのです。感情という形のないものに向き合うには、それをなんとか扱える形にすることが大事です。
例えば言葉にして書き出して見るとか、それが苦手なら絵や音楽にしてみるとか、そういったものに形を変えることを通して感情に向き合い、冷静に自分の感情を見つめることができます。
自分の思考法と向き合う
ある局面を想像して、自分がどのように行動するだろうかとイメージします。
例えば職場でミスをしたとか、友達と喧嘩したとか、さまざまな場面があるとは思いますが、そのときになにを考えるか、どう行動するかを実際書き出してみましょう。
そのとき、自分の思考法が、どうしてもいい結果を招かないと冷静になればわかるような方法になっていることがあるのに気付きましょう。
そして、それをなんとか自分の意に沿うように訂正するのです。具体的な場面を想像する方法は、この作業を容易にします。
自分の行動に向き合う
こうした感情・思考法があるなかで、実際に自分はどのように生きているかを振り返りましょう。
その方法としては、日記をつけるのが一番です。根気がいりますし、思い出すのが嫌なこともあるでしょうが、嬉しいことも嫌だったことも書いておきましょう。そして、都度都度読み返しましょう。
さっき書いた感情と思考法の振り返りのワークができていれば、この日記はあなたが変わっていく記録にもなります。
昔はこんなに苦しい生き方をしていたのだなとか、今は幸せになれてよかったとか、またこのころに戻りかけているかもしれないとか、そういう振り返りができる日記はあなたの財産になること間違いなしです。
自分と向き合うのは難しいと知る
難しい理由は、自分との人生では自分は透明な存在だから
自分の「なにと」向き合うのかを意識する
向き合うべきは感情、思考法、行動
感情に向き合うには、自分の感情を視覚化あるいは言語化する
思考法に向き合うには、思考法の中でいいところと治すべきところを洗い出す
行動に向き合うには、日記をつける
自分に向き合うというふわふわとした目的で、自分探しの旅に出たりふらふらと遊びまわったりしている人がいますが、それはただの逃避です。
具体的に自分のなかのどんな要素に向き合うのかを意識しないと、一生変わらないままです。
答えを外にばかり求めず、就寝前などに意識を内側へ向ける事を習慣づけてみてくださいね。
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