乾物ヨーグルトの効果がすごいと話題なのをご存知ですか?
乾物と言えば、切り干し大根、乾燥ひじきやわかめ、高野豆腐、干しシイタケ、ドライフルーツなどがおなじみですよね。
身体にいいと言われている乾物ですが、地味なイメージで普段なかなか食卓に登場しない…いつもお決まりのメニューになってしまう、なんて人も少なくないのではないでしょうか?
そんな乾物をお手軽に栄養価アップして美味しくしてくれる魔法が、乾物ヨーグルトなのです!!今回は、そんな乾物ヨーグルトの魅力についてご紹介したいと思います。
乾物ヨーグルト5つの健康効果でお通じスッキリ女子力アップ!
栄養価がアップする「乾物ヨーグルト」って何?
水を使わなくてもヨーグルトに含まれる水分(ホエー、乳清)を乾物が吸って、しっかり戻すことができるのです。水で戻すのが一般的な乾物をヨーグルトで戻すってかなりの衝撃ですよね。
そんな常識を打ち破って登場した乾物ヨーグルトですが、真っ先に思いつくのはそんなことして美味しいの??という疑問ではないでしょうか?
乾物は煮物など定番のメニューになりがち、戻して調理してと手間がかかるような気がして、なかなか自分で調理して食べる機会がないという人もいますよね。
しかし、乾物ヨーグルトなら簡単に美味しく、そしていつもとは一風変わったおしゃれな味に変身させることができると、人気なのです。
栄養価がアップ
乾物は乾燥させて水分が抜けることで、ギュッと濃縮されて栄養価が高くなっていますが、水で戻してしまうと、水に溶けやすい性質のあるビタミンやミネラルなどの水溶性栄養素は、流れ出てしまうのです。
しかし、乾物ヨーグルトなら、栄養素の流出を防いでくれるので効率よく摂ることができるんですね。
しかも、ヨーグルトのホエーに含まれる、カリウム、ビタミンB2、カルシウムなどの栄養素が乾物に取り込まれるので、栄養価はグッとアップします。
水で戻した時に比べてどのくらい違うかと言うと、例えば切り干し大根なら、カリウムとビタミン類は6倍も多く含まれるという分析結果もあるほどです。
水溶性の栄養素の中には、不足しがちなものもあるので、せっかくの栄養素は効率よく摂れるのは嬉しいですよね!
栄養の吸収が良くなる
上の項で、乾物は栄養がぎゅぎゅっと濃縮されてたくさん含まれていることに触れましたが、いくら栄養がたくさん含まれていても、しっかりと身体に吸収されないといけませんよね。
乾物は、煮物などの油を使わない料理にすることが多いと思いますが、βカロテンやビタミンD、E、Kなどの脂溶性ビタミンは油脂に溶ける性質があるので、乳脂肪の含まれるヨーグルトと合わせることで吸収がアップするのです。
また、ヨーグルトに含まれる乳タンパク質の消化過程で作られるペプチドのお陰で、乾物のカルシウムや鉄などのミネラルも吸収がアップするというのですから、見逃せませんね!
旨味アップで簡単に減塩
水に戻し過ぎて、水っぽくなったり味がなくなったりする経験をしたことはないですか?そうなってしまうと余分に調味料を使わないと美味しく感じられなくなってしまいます。
でも、乾物ヨーグルトなら旨味が溶けだすのも防ぐことができ、本来のおいしさを保つ上にヨーグルトの旨味やコクが加わり、味わい深くなるので余計な調味料が必要なくなり、自然と減塩にもなってしまうのです。
減塩した方がいいと思っても、病院食のような味気ない食事はちょっと…と思ってしまいますよね。
ただ調味料を減らすだけでは、美味しくなくて続かない減塩が、美味しく自然とできてしまうのはとても魅力的ですね。
腸内細菌のバランス整える抜群の整腸作用
切り干し大根を始めとする乾物の多くには、食物繊維がたくさん含まれていますが、食物繊維はお通じをよくして、腸内をキレイに保つためには欠かせません。
そして、ヨーグルトには腸内細菌の善玉菌を増やすのを助ける乳酸菌が含まれているのは、みなさんご存知ですよね。
この二つを一緒に摂ることで、腸内細菌のバランスを整えることができるのです。
腸内細菌のバランスが整うと、お通じがよくなるだけでなく、免疫力が高まる、肌荒れが改善する、老化予防、疲れにくくなるなどなど、全身の健康と美に影響すると言われていますので、腸美人でいたいですね。
不足を補って完全食になる
乾物の多くは野菜や海藻などの植物性食品です。植物性の食品には、βカロテン、フィトケミカル、食物繊維が多く含まれています。
一方、ヨーグルトは牛乳からできる動物性食品です。ヨーグルトには、タンパク質やカルシウムが含まれ身体にいいと言われている食品ですが、ビタミンやミネラルなどは不足してしまうので、それを補ってくれる乾物を合わせるというのは、とても理に叶っているのです。
お互いに足りない栄養素を補い合い、完全食になるというのは理想的ですが、さらに美味しいという要素も加わって、お互いのバリエーションを広げることが出来る乾物ヨーグルトは、ベストマッチな組み合わせと言えますね。
乾物ヨーグルトの作り方やおすすめレシピ
使う乾物は、ドライフルーツ、切り干し大根、カットわかめ、高野豆腐などが使いやすいですが、レンズ豆や炒り大豆、干しシイタケ、煮干しなどもOK
ただし、ひじきは少量の無機ヒ素という有害物質が含まれているために、戻した水は使わない方がいいと言われているので、乾物ヨーグルトにするのは向かないようです。
基本の戻し方
乾物がまんべんなく絡まるくらいのヨーグルトを用意します。
野菜類なら、乾物の重さの3~5倍、海藻類は8~20倍がヨーグルトの目安量になります。
保存容器や保存用ビニル袋に入れて、しっかり混ぜ合わせたら、1晩(7~8時間)冷蔵庫に入れて置けばOKです。
冷蔵庫で1週間ほど保存できるようですが、できるだけ早めに食べるようにしましょう。
美味しくって止まらない!マンゴーヨーグルト
- プレーンヨーグルト 1パック
- ドライマンゴー お好みの量
作り方
① ドライマンゴーを食べやすい適当な大きさに切る。
② ヨーグルトに1を入れて、一晩冷蔵庫に置いて置くだけで完成。
ドライマンゴーはキッチンばさみを使って切ると楽ちんです。
ドライマンゴーがプルプルのなんとも言えない食感になる上、甘味が加わり砂糖などをいれなくても美味しく食べられますよ。
マンゴー以外のドライフルーツも美味しいので試してみてくださいね。
切り干し大根とほたてのサラダ
- 切り干し大根 30g
- プレーンヨーグルト 150g
- ホタテ缶 1/2缶(70gの缶詰)
- マヨネーズ 大さじ2と1/2
- カイワレ大根少々
作り方
① ヨーグルト、ホタテ缶、マヨネーズを混ぜ合わせて置く。
② ①に切り干し大根をよく混ぜ合わせ、冷蔵庫で7~8時間置いて戻す。
③ お皿に持って、カイワレ大根を飾れば完成。
地味な煮物になることが多い切り干し大根が、とてもおしゃれなサラダになってバクバク食べられてしまいますよ~
高野豆腐の生ハム巻き
- 高野豆腐 1枚
- プレーンヨーグルト 60g
- 生ハム 4枚
- オリーブオイル 適量
作り方
① 高野豆腐とヨーグルトをビニル袋に入れて、まんべんなく付くようにして一晩冷蔵庫に入れておき戻す。
② 高野豆腐はヨーグルトをぬぐって、縦に4等分スティック状に切る。
③ 高野豆腐に生ハムを巻き付ける。
④ 温めたフライパンにオリーブオイルを引き、③を転がしながら色よく焼いて出来上がり。
いつもは脇役の高野豆腐もこうすると、ヘルシーなメイン料理に昇格ですね。
クリーミー海藻サラダ
- 棒寒天 1/2本(4g)
- カットわかめ 10g
- プレーンヨーグルト 140g
- しょうゆ 小さじ1
- ゴマ油 小さじ2
- きゅうり 1本
- 塩 少々
作り方
① 保存容器に食べやすい大きさにちぎった棒寒天とカットわかめ、ヨーグルトを入れてよく混ぜ、冷蔵庫で1晩(8時間ほど)置いておく。
② きゅうりは薄くスライスして、塩を振って軽くもみ、水気を絞る。
③ ①に、しょうゆとゴマ油を加えて、②を混ぜ合わせて出来上がり。
わかめがシャキシャキの食感になって、一味違う美味しい箸休めになりますよ。
栄養価アップが期待できる
栄養吸収率も良くなる
減塩できて健康に
腸内細菌のバランスを整える
不足した栄養を補い合える
いかがでしたか?地味なイメージの乾物がこんなにバリエーション豊かなメニューに変身するなんて驚きじゃないですか?
夜のうちに冷蔵庫にいれて置けば翌朝には簡単に食べられるので、朝食のおかずにもできますよね。
乾物は、栄養がたっぷりなのに家計にも優しいのも魅力のひとつですが、戻して煮て…というのが手間に感じていた人も、乾物ヨーグルトなら手軽にできるのでぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
コクが加わった乾物ヨーグルトなら、子供も喜んで食べてくれるかも知れませんよ。これからは、乾物はヨーグルトで戻すが常識的になるかも知れませんね。
乾物ヨーグルトを食卓に取り入れて、美味しく健康美ボディも手に入れましょう!
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