媚びる人の心理特徴から、自分はどうして人の機嫌を気にしてしまうのか、なぜ嫌いな人にまで媚びを売ってしまうのかを自覚しましょう。
媚びを売る人は心の中に誰にも言えない鬱憤を抱えています。媚びたくないのに良い対人関係を築くために、道化になってしまうのです。
もう人に媚びを売りたくない、人の機嫌を気にしていたくない人は、自分らしく生きられる方法をお試しください。
やたら媚びる人の7つの心理特徴
人に良く思われたくて見栄を張り無理をする
やたら媚びる人は媚びている対象に良く思われたい、必要な存在だと思われたいから媚びています。媚びている対象が自分を「役に立つ」と思ってくれたら、と願っています。
相手に必要とされたいと思うあまり、やたら媚びる人は媚びている対象からの頼みごとを断れません。深く考えずに引き受けてしまいます。
しかし時には自分の実力を見誤って、見栄を張って無理をするので、追い詰められて冷静になったときに「自分は何をやっているんだろう」と落ち込むことがあります。
立場があり人気者で自分を優遇する人に媚びる
やたら媚びる人は、相手が自分よりも社会的地位が上か、人気かなどで、媚びる対象を選ぶところがあります。年齢は関係なく、立場や人気度で態度を変えるのです。
媚びる人にとって媚びている対象は、自分が逆らえない人であり自分にとって役に立ちそうな人、媚びていれば自分を贔屓してくれそうな人、ステータスです。
例えば自分の意見を優遇してくれそうな上司、自分の立場を守ってくれそうな先輩や同僚に媚びます。好きだから媚びているのではなく、自分の価値が上がりそうだから媚びています。
誘われたらどんなに忙しくてもNOと言えない
仕事が忙しく眠る時間がなくても、プライベートで予定が詰まっていたとしても、媚びている対象から飲み会などに誘われれば絶対に断りません。
これは誘ってくれる相手と一緒にいたいから断りたくないのではなく、断ったら自分のことを嫌いになり、もう優遇してくれなくなるのではと不安だからです。
本当は家に帰ってゆっくりしたいと思っていても、誘いを断れば媚びている対象は自分をどう思うだろうと悩んで、NOと言いたくても言えません。
周りが呆れる程に卑屈で自分を下げ相手を立てる
やたら媚びる人は周りが呆れるくらい、自分を下げて媚びている対象を煽て褒め称えます。かなりの卑屈家で、ちょっとネガティブな思考の持ち主です。
「○○さんは仕事が早くて尊敬します、自分は本当に仕事が遅いし失敗ばかりなので…」など、自分と媚びている対象を比較した言い方をよくします。
媚びている対象が「そんなことないよ、君も頑張ってるよ」と言えばしめしめと思いますが、「そうだね」と肯定されると自分から言い出したのに内心では怒ることがあります。
自分の意見は隠して人に従い責任逃れをする
自分の意見は絶対に言わず、周りの人の意見に従うことが多いやたら媚びる人は、一見「自己主張をしない大人しい謙虚な人」に見えるでしょう。
しかしやたら媚びる人は自分の発言や行動で上手くいかなかったときに、自分が責任を負うのが嫌なので人の意見に乗っかっているだけなのです。
責任感がない、責任ある立場になることが嫌だと自覚していますから、敢えて主張せずに謙虚な人に思われるような行動を取っています。
表面上は仲良くしているが裏表が激しい
やたら媚びる人は媚びている対象に対して、尊敬しているフリや仲の良い同僚、友達のフリが得意です。表面上は媚びている対象を褒めて仲良くしています。
しかしやたら媚びる人が媚びている対象に感じているのは「好意、尊敬」ではなく「畏怖、優越感」です。そこには友情や人情などはありません。
だからこそすぐに相手を裏切ることができます。不満があれば裏では媚びている対象の気に入らないところなど、悪口を言うこともあるのです。
気にしないフリをしているが嫌われるのが怖い
やたら媚びる人が自分を下げて相手を立てる媚び方をしたり、媚びている対象に畏怖の念があって尊敬しているフリをするのは、人に嫌われることが怖いからです。
人前では明るく道化を演じますが、本当は気が小さくて傷つきやすい、そして些細なことも気にして悩みまくる性格をしています。
プライドが高いので気が小さいことを悟られたくないですし、嫌われるのが怖いので、自分を守るためにやたら媚びる態度を取っているのでしょう。
媚びを売らず機嫌をとらない生き方
人のことより自分を優先する
媚びている対象の機嫌を取ることばかり考えて生きるのではなく、自分のことを優先してあげましょう。今日からは媚びを売らずに生きていくのです。
媚びている対象から飲み会に誘われても、体調が悪かったり他に用事があるなら断ってください。その際に「今度埋め合わせしますから」と伝えます。
ただ断るだけではなく次の約束を取りつけることで、あなたが媚びている対象も、あなたのことを「気の使えるいい人」だと思ってくれます。
使える使えないではなく尊敬できるかで考える
周りの人を「自分の都合が良いように動いてくれるか否か」、「一緒にいれば自分の価値を上げてくれる使える人か」で判断して付き合うのはやめましょう。
それでは尊敬しているフリをしていても、媚びている対象に対してストレスが溜まってしまい、心が疲れてしまいます。
「尊敬できる人か尊敬できない人か」で判断して人間関係を築いた方が、自分の精神衛生面にとっても良いですし、相手の信頼も得やすくなります。
自分の好きな部分を見つけ自信をもつ
媚びを売らず機嫌を取らないで生きるには、自分自身の好きな部分、特長を見つけ、そして自信をつけることが一番です。
媚びを売ってしまうのは自分に自信がないから。強い人に寄生しないと不安でしょうがないから。でもそんな生き方はむなしいだけでしょう。
自分の好きな部分、例えば「集中力が高い」「相手の良い部分を見つけられる」など、そこを伸ばしながら人間関係を築いてください。
裏でコソコソいじめることはやめる
表では媚びている対象を好きなフリ、尊敬しているフリをして、裏で相手の悪口を言う。そんな裏表の激しい行為はやめましょう。
相手を嫌っていることは、どんなに隠していてもいつか相手にバレます。そしてバレたときがあなたの評判が一気に地に落ちるときです。
ハイリスクローリターンで生きるのではなく、ローリスクハイリターンで生きるため、裏でいじめのようなことをするのは終わりにしてください。
嫌われてもいいと思って生きる
嫌われるのが怖くて媚びを売ってしまう人は大勢います。しかし嫌われることに怯えて生きるより、嫌われてもいいと思う方が心が楽になります。
人は案外、他人のことをそこまで気にしていません。飲み会を断っても、自分を下げて相手を煽てなくても、あなたのことを嫌ったりしません。
素直に良いと思ったときだけ相手を褒める。こちらの方がより相手から信用され、好意的に見てもらえるようになります。
見栄を張り無理をしてでも他人に良く思われたい
社会的立場が優位な人に近づいてラクして同じ立場を得たい
飲み会など断って嫌われるのが怖いのでNOと言えない
度が過ぎるほど卑屈な態度でも相手を立てようとする
自分の意見は表に出さず責任回避能力は抜群に優れている
尊敬するフリは上手いが本人が居ない所では本性が現れる
本当の自分を隠すためにひたすら道化を演じる
バランスよく自分本位に生きるようにする
相手の価値基準を変え自分の良い所も見つめてみる
疲れるだけの裏表をやめ嫌われてもいいと楽に生きる
媚びを売らず機嫌を取らない生き方をするために、自分に自信を持って、自分を優先して、嫌われても別に気にしない精神で過ごしましょう。
絶対に誰にも嫌われない人は存在しません。媚びを売ってばかりで卑屈になるより、媚びを売らずにいる方が楽しく生きられます。
尊敬できる相手を見つけ、良いと思ったときだけ相手を褒め、自分自身も周りから尊敬される人になりましょう。
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