職場でもどこでも、やたらと攻撃的な人がいます。その心理特徴を知る事で、攻撃的な人にストレスを感じる事も少なくなるでしょう。
こちらは相手に何もしていないのに攻撃してくる、やたらと突っかかってくる人の、攻撃のかわし方もご紹介します。
相手の本質を知って対処法を実践する事で、仕事でもプライベートでもストレスフリーで過ごせるでしょう。
他人に攻撃的な人7つの心理特徴
利得タイプ
利得(りとく)とは、その言葉のまま、「得(利益)を得ようとする」という意味を持ちます。類語は「儲け」や「メリット」という言葉です。
利得タイプの攻撃的な人は、対象者に攻撃的に接する事で、自分が得を得よう、メリットを感じようとしているのです。
「周囲が○○さん(対象者)を嫌っているから私も皆の輪に外れないように、同じように接しよう」という群集心理も働いています。
羨望タイプ
羨望タイプの攻撃的な人は、対象者に「劣等感」を抱いています。それが「妬ましい」という感情に変わり、攻撃的になるのです。
コンプレックスが強く、対象者が自分には無いものを持っているので「羨ましい、妬ましい」と感じてしまうのでしょう。
「あの人は可愛い上に人気者でムカつく」、「俺は仕事を任せてもらえないのにあいつだけ」という、他者への嫉妬が激しいタイプです。
王様タイプ
王様タイプの攻撃的な人は、いつでもどこでも自分が一番人気者で、そして皆に愛され、尊敬され、チヤホヤされなければ気が済みません。
だから自分に靡かない人、自分の事をチヤホヤしてくれない人を見つけると、「どうしてあなただけこちらを見ないのか」と怒るのです。
王様は王様でも「暴君」、つまりは人の都合を考えず、皆に自分だけを愛してほしいというちょっと面倒なタイプです。
自己愛タイプ
自己愛とは、自分自身への愛情が強い人。所謂、ナルシストな性質を持つ人です。その自己愛が暴走し、他者へ攻撃的になってしまうのでしょう。
自己愛タイプの人は、「自分は特別」だという根拠のない自信を持っており、その自信を崩そうとする存在に恐怖します。
大変プライドが高く、そして自分は特別だと思いたいが為に、他者を見下し優越感を得たいが故に攻撃的になります。
お子様タイプ
お子様タイプの攻撃的な人は、イヤイヤ期の小さな子供と同じです。自分の思い通りに動いてくれない他者を「ムカつくから」という理由で攻撃します。
「こうして欲しいのに、どうして貴方はその通りに動いてくれないの!」と、自分のわがままを通したいが為に、攻撃的になってしまうのです。
小さい頃からわがままを許容されてきた人や、大人になっても周りが言う事を聞いてくれる機会が多いと、このような性質になる事があります。
支配欲タイプ
支配欲タイプの攻撃的な人は、簡単に言えば「自分より弱い者は、自分の言う事を聞くはずだ」と思い込んでいる、モラハラタイプです。
モラルハラスメントとは精神的な攻撃の事で、肉体に傷が残らない分、余計に暴力的になりやすいのです。
支配欲タイプは自己愛も兼ね備えており、常に自分の言う事を聞きそうな弱者を探し、自分の欲求を満たそうとします。
情緒不安定タイプ
情緒不安定タイプの攻撃的な人は、ヒステリックになる場合と平常時の差がとても激しい事が特徴です。
ちょっとした事で傷つき、落ち込み、イライラして、その感情を他者に対して八つ当たりしてしまうのでしょう。
八つ当たりをした後に相手が引く程反省しますが、感情の揺らぎが大きく、同じ過ちを犯しがちです。
攻撃的な人のタイプ別による対処法
利得タイプの場合
利得タイプの攻撃的な人と接する場合、まずは味方を集めましょう。利得タイプの人は1人で攻撃するより、集団で攻撃する事が多いからです。
利得タイプの人よりもこちらの味方になる人が多いと、「あちら(今まで攻撃していた相手)と付き合う方が自分のメリットになる」と感じます。
相手の「損得勘定で考えて行動する癖」を利用する事で、利得タイプの人からの攻撃に対処できるでしょう。
羨望タイプの場合
羨望タイプの場合、相手はこちらに要らぬ嫉妬をしています。それも遠い所から羨ましがっているだけなのです。
それならばあなたから羨望タイプに近づき、羨望タイプの人を徹底的に褒めて、こちらの味方につけましょう。
羨望タイプはただただ「自分も誰かに認められたい」と思っているだけです。その自尊心を満たしてあげてください。
王様タイプの場合
王様タイプは単純明快。相手は単に「自分が誰より1番に愛されていたい」だけなのです。構ってちゃんだと考えてください。
ではどう接すると良いのか、王様タイプも羨望タイプと同様に、褒めて褒めて煽て上げます。それだけでいいのです。
王様タイプより目立つ、チヤホヤされるという事は避け、いつでも王様に1番を譲ってあげると攻撃性はなくなります。
自己愛タイプの場合
自己愛タイプの攻撃的な人は、自分のプライドを崩そうとする人や、自分が勝てそうだと思う相手にだけ攻撃的になります。
このタイプへの対処法でおすすめなのは、自己愛タイプと距離を取り、関わらないように大人な対処をする事です。
徹底的に冷静に対応し、仕事でも事務的な会話のみを続けて、「攻撃しても意味がない」と思わせられたら自己愛タイプは他のターゲットを探します。
お子様タイプの場合
お子様タイプの場合は自分のわがままが通る事が当たり前だと思っていて、その為ならば恥も捨てて攻撃してきます。
しかしその攻撃の方法はとても幼稚で、まるで小さな子供です。善悪が判っておらず、ただ欲求を通したいだけ。怖がる必要はありません。
暴力は決して行わず、「この人は怒らせると怖い」と知らしめる為にも、一度がっつりとお子様タイプの人に冷静な言葉で注意しましょう。
支配欲タイプの場合
支配欲を満たそうと他者を攻撃する人は、自分が見下せる相手や、自分が絶対に勝てる相手にしか攻撃を仕掛けません。
支配欲タイプの攻撃的な人には、その人が敵わない人物から注意をしてもらってください。
もしくは支配欲タイプの人が敵わない人物と懇意になるか、あなたから相手を支配しようと威圧感をかけてみましょう。
情緒不安定タイプの場合
情緒不安定タイプの人は、悪いと思いながらも自分のストレスを解消する為に、こちらに攻撃を仕掛けてきます。
こういったタイプはまともに対応していてもこちらが疲れるだけです。相手にせず、仕事でも必要最低限、関わらないようにしてください。
こちらが冷たくあしらっていれば「この人に攻撃する事が怖い」と思わせられるので、もう突っかかってくる事もなくなります。
攻撃して優位に立ちたい利得タイプ
あなたが妬ましい羨望タイプ
いつもチヤホヤされたい王様タイプ
俺は特別な自己愛タイプ
わがままを通したいお子様タイプ
弱者を従わせたい支配欲タイプ
感情を抑制できない情緒不安定タイプ
相手はこちらの都合なんてお構いなし。攻撃的な人は周りを気にせず、自分勝手に向かってきますよね。
でも一々そんな人を相手にしている必要はないのです。適当に対応して、後は攻撃的な人への対処法を実践しておきましょう。
あなたまで相手と同じレベルになってしまう事はありません。「こういう人もいるのだ」と軽く考えておきましょう。
あなたにオススメの関連記事
[like]