リーダーが絶対にやってはいけないこと、あなたはしていませんか?無意識の行動が部下のやる気を奪っているかもしれません。
チームの士気が上がるか下がるか、部下が仕事を続けるかそれとも辞めるかは、リーダーの手腕に懸かっています。
「この人の下について良かった!」「一緒に仕事できて嬉しい!」と思ってもらえるリーダーになるため、やってはいけないことを知っておきましょう。
リーダーが決してやってはいけない9つのこと
説明がないまま仕事を任せてしまう
右も左もわからないような新入社員や、業務内容を把握できていない中途採用者に詳しい説明をしないまま「これやっといて」のひと言だけで仕事を任せてしまうのはよくありません。
相手は「与えられた仕事にはどういった目的があって、最終的にどのような形になるのか」がわからないので、仕事にやりがいを感じられなくなってしまうのです。
「この案件は最終的にこういった形にしたいから、あなたは案件の○○の部分を××のイメージで進めてほしい」と伝えることで、一体感が生まれ、より良い結果を得られます。
前任者の良い部分まで消し去ろうとする
あなたの前にチームをまとめていた人物がおり、あなたはその人から指揮を受け継いだとします。そのときやってはいけないのは、全てを一新してしまうことです。
「自分が上司(リーダー)になったんだから、前任者の許していた部分も厳しく取り締まろう」と気合を入れる気持ちもわかりますが、良い部分まで消そうとしていませんか?
前任者から引き継いだことの中には、そのまま残しておいた方が良いものもあるはず。前任者のやり方に慣れている人達のためにも、前任者の良い部分はそのままにしておきましょう。
発言にブレがありさっきと違うことを言う
「○○の案件はこれで良し」と言っていたのに、あとから「やっぱり○○の案件は××してくれ」なんて、さっきと言っていることが違う。これもリーダーがやってはいけない行為です。
「よく考えるとこれではダメかも…」「部長にやり直せって言われたから」と発言のブレるあなたに、周りは「リーダーなんだからしっかりしてくれ!」と頼りなく感じます。
行動に軸がない、状況によって言うことが変わる。それでは誰もついてきてくれなくなります、一度言ったことは簡単には取り消さないようにしましょう。
部下を守ろうとせず自分の面子だけ守る
普段は「なにかあったら自分がみんなを守るから、みんなは好きなように仕事をしていい」と言う癖に、いざトラブルが起きると自分1人だけ逃げようとする。これもNGリーダーです。
周りはそんなリーダーを見て、「あれだけ威勢の良いことを言っていたのに、自分は巻き込まれたくないからってみんなを置いて逃げるなんて卑怯者だ」と感じるでしょう。
リーダーとはそのチームの代表であり、なにか起きればチームを守る行動を取ってこそ真のリーダー。自分の面子だけ守ろうと部下を見捨てるのは良くない行動です。
自分のミスを立場の弱い者に押し付ける
リーダーである自分のミスを立場の弱い者に押し付け、自分は責任から逃れようとする。そんなことをしていては、そんなリーダーのせいで退職者が増えるかもしれません。
誰だって怒られることは嫌いですし、「昇進できなかったらどうしよう」「責任を追及されて退職に追い込まれたら…」と心配になる気持ちもわかります。
しかしだからといって自分のミスを関係のない者、しかも自分に逆らえない部下に押し付けてしまうとパワハラ問題に発展し、取り返しのつかないことになりかねません。
指摘されると怒ったり拗ねて話しを聞かない
リーダーだって人間ですから、間違いを犯してしまうこともあります。良きリーダーになるには指摘を素直に聞き入れ、「教えてくれてありがとう」と相手に感謝の意を示すことが大切です。
それなのに指摘されると「リーダーの自分に指図をするな」と怒ったり、「そんなこと知らない。自分が新人の頃に教えてもらってない」と拗ねるなんてこと、周りはどう思うでしょう。
自分に都合が悪い話しは無視をするリーダーなんて、誰も頼りたくありません。信用できないリーダーだと思われないように、成長するチャンスだと思って素直に指摘を受け入れるべきです。
好きな部下は贔屓して嫌いな部下をいじめる
「あの部下は素直に自分の言うことを聞いてくれる」「あいつは自分を舐めている」なんて、部下を好き嫌いで分けて贔屓したりいじめたりしていませんか?
リーダーは常に公平であるべきです。一部だけを贔屓して、一部の人間には見せしめのように辛く当たる。これでは誰もあなたを信用しません。
現場の士気が下がるだけではなく、退職者が大勢出てしまう最悪な会社になってしまうことも。どんな部下であっても、一定の距離感を保って分け隔てなく接しましょう。
優秀な部下を目障りに思い潰そうとする
自分より仕事が出来て上司の覚えもめでたい。そんな優秀な部下がいると、「もしかして自分のリーダーという立場を奪われるかも」と心配になってしまうこともあるでしょう。
リーダーの座を奪われるかもしれない、自分よりも目立って目障りだ、将来自分の上司になってしまうかも。そんな嫉妬から、優秀な部下を潰そうとするのはやってはいけない行為です。
優秀な部下を上手く育てて操れるようになれば、結果的にリーダーであるあなたの良い評価にもつながります。目先のことばかり考えず、広い視野で慎重に考えて行動しましょう。
部下の手柄を自分の成果だと偽る
部下が大きな契約を取ったとき、「その手柄が自分のものだったら良かったのに…」と悔しい気持ちになることもあるでしょう。でも部下の手柄は部下のものです。
「リーダーである自分の部下が取った手柄なんだから、自分のものでもあるべき」なんて、ジャイアン思考で部下の手柄を自分の成果だと偽る行為は、絶対にやってはいけません。
そんなことをしていては、みんなあなたの下で働こうとは思わなくなるでしょう。部下が良い結果を出したなら、おめでとうと褒めることで信頼関係が築けます。
十分な説明もないまま仕事を投げっぱなしにする
前任者の良いやり方やシステムまで潰してしまう
行動や発言がすぐにブレて軸がなく頼りない
自分の面子を守る事ばかりで部下を守ろうとしない
立場の弱い部下に自分のミスを押し付けようとする
間違いや指摘をされると不機嫌になり話しを聞かない
自分の言う事を聞く部下はあからさまに贔屓する
自分より優秀な部下の評価を下げ潰そうとする
部下の手柄をさも自分の成果のように上司に報告する
リーダーはチームの代表であり、いざというときにみんなを守る立場の人。そんなリーダーはみんなのお手本であるべきです。
部下の手柄を横取りする、自分のミスを弱い立場の者に押し付けて自分だけ逃げるなんてことは、絶対にやってはいけません。
そんなことばかりしていると、あなたと一緒に働きたいと思う人はいなくなるでしょう。リーダーになったなら、自分勝手な行動は控えるべきです。
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