前向きになれる事ができれば、仕事で失敗したり人間関係が上手くいかなくても、気持ちを切り替えて前に進んでいけるでしょう。
落ち込みやすい、すぐにネガティブ思考になってしまう人は、これからご紹介するポジティブ思考法をお試しください。
時間は無限ではありません!いつまでも落ち込んでしまう事はやめて、ポジティブ思考で幸せを掴みましょう。
落ち込んでもすぐに前向きになれる9つの思考法
選択肢は1つじゃない
あなたが考えているよりも、物事の選択肢は多数あります。「これをしたから絶対こうなる」という事はないのです。
落ち込む原因が誰かとの喧嘩だった場合、「絶対に仲直りできない」と選択肢が1つだけに狭まってしまう時もあるでしょう。
しかしよく考えてみると、あなたの行動次第によっては「仲直りして元の関係に戻れる」、「最初はギクシャクするが仲直りしてまた会話が出来る」という選択肢も出てくるのです。
勿論「どうしても仲直りできない」という結果もありますが、そこへ辿り着くまでには幾つもの選択肢がある事を忘れないでください。
前向き思考な選択肢を選んでいく程、あなたの悪い状況を打破できるのです。
視野を広くする
落ち込む事が起きたとしても、自分視点で考えるのではなく、物事を俯瞰で見つつ視野を広くしましょう。
自分視点で物事を考えてばかりいては、自己中心的な思考しかできなくなり、それが更に落ち込む原因を呼んでしまいます。
視点を変える、視野を広くする事で「落ち込む程ではない」、「こんな小さな事で落ち込んでいたなんて時間の無駄だった」と気づくようになります。
この気づきこそ、落ち込んでいる心を前向きにさせる秘訣なのです。
悩むよりも行動する
悩むよりもまず行動、を合言葉にして、落ち込んでいる暇を作らず、仕事でも趣味でもいいのでどんどん物事に打ち込みましょう。
暇な時間があるから色々と考え込んでしまったり、落ち込んでしまうのです。ならばそんな時間を作らないようにしてください。
仕事で失敗して落ち込んでいるならば「落ち込んでいる暇が勿体ないのでその時間で失敗した分を取り戻す」と仕事に集中しましょう。
恋人にフラれて落ち込んでいるのなら「過去は忘れて失敗を活かし、今度こそ理想の恋人を見つけよう」と出会いを探します。
行動している事で思考が「前へ前へ」の前向きになっていますから、自然とポジティブな考え方が出来るようになります。
悪い事は偶然である
例えば職場で同僚におはようと声をかけた時に返事がなくて、「もしかして嫌われているのかもしれない」と落ち込んだ事はありませんか?
元々ネガティブ思考に陥りやすく被害妄想癖がある人ならば、こういったちょっとした「偶然」に惑わされてしまうでしょう。そう、こうした悪い出来事は殆どの場合「偶然」起きているのです。
同僚が挨拶に返事をしてくれなかったのは、あなたの声が小さくて同僚に届かなかったからかもしれません。
体調が悪くて返事が出来る状態じゃなかった、自分に挨拶をしたのだと気づかなかったという事も考えられます。
顔を合わせて挨拶をしたのに「態と」無視をされたとハッキリ断言できないのであれば、「偶然の出来事」だと思ってください。
こうした偶然起きる悪い出来事は、日常生活の中でよくあります。本人にすると他意はないのに、受け取る側が勝手に「悪い出来事」として受け取っているからです。
そう考えればこれからは何が嫌な事が起こったとしても、気にせず明るく過ごす事ができるでしょう。
ため息で切り替える
ため息をつくと幸せが逃げるとよく聞きますが、実はため息をつく事によって自律神経を整えているのです。
落ち込んでいる時は心がモヤモヤしていたり、何だか胃の辺りがムカムカする事があると思います。これはストレス等で自律神経が乱れている状態です。
ため息が出る前の体は、呼吸が浅くなっていたり、体の筋肉、特に胸からお腹にかけて緊張状態にあります。
血液中の酸素が不足気味になっており、交感神経が優位に立っている事から、動悸が早くなってしまい、言い表せられない不安感が出てくるのです。
体はそんな状態を打破しようと、ため息をつこうとします。これは体が「ため息でリカバリーをしようとしている」からです。
ため息とは、息を深く吸って大きく吐き出すという事です。ため息で呼吸が深くなり、動悸も収まって緊張が解れ、酸素の供給がされます。
落ち込んだ時にため息をつきそうになったら我慢しないで、「これが気持ちを切り替える前向きスイッチになる」と思って、ため息をつきましょう。
しかしため息=ネガティブなイメージを持つ人もいるので、人前では行わず、1人きりの空間で行ってください。
落ち込みを整理する
あなたが落ち込んでいる原因は何なのかを、紙に書きだしてみてください。今日仕事で失敗した事、何となく上手くいかない人間関係等、色々あると思います。
箇条書きでも文章でもいいですし、漢字が解らなければ平仮名でもいいので、とにかく思いつくままどんどん思っている事を書きだしていくのです。
もうこれ以上ないという所まで出せたら、次は1つずつ「今後の対策」を考えていきましょう。次に同じような事が起きた時に、上手く対処する為です。
もしも「仕事でセールスの電話が上手くいかなかった」のであれば、どうして上手くいかなかったのかを考えます。上手くいかないのは「自分のセールストークが下手」だと思ったら、どんな物をどのように相手へおすすめすればいいかを考えましょう。
「職場の人間関係が悪い」事が落ち込んでいる原因だったら、「今までの自分の行動や言動」を書きだします。「今までの自分は同僚に対して不遜な態度を取っていた」と感じたら、それを直そうと努力すればいいのです。
悩みを書く→解決方法を見つけるという流れを作れば、落ち込んでばかりではなくなります。「解決しよう」という考えこそ、前向き思考への第一歩です。
短所は長所と考えよう
自分の短所を長所として考え直す事で、それを上手く活かそうと行動するので、結果的に前向き思考に生まれ変われます。
例えば「落ち込みやすい性格」は一見短所のように思えますが、良い言い方をすれば「人の気持ちをしっかり考える性格」です。
自分が起こした行動や発した言動で誰かが苛立たなかったか、傷つけられなかったかと、相手の心の機微を察知する事ができる人なのです。
ですから「落ち込んでしまうのは自分が深く相手の気持ちの動きを考えているから」と、前向きに考えましょう。
「優柔不断な性格」は「色々と物事を深く考えてから結論を見つける思慮深い性格」です。「すぐ泣いてしまう」のは「心が繊細で純粋だから」なのです。
「怒りっぽい」のは「真っ直ぐ前しか見つめていないから」で、「焦ってミスばかりしてしまう」のは「キビキビ動こうとしているから」です。
こうして短所が本当に長所となるように置き換え行動すれば、落ち込み癖がなくなり前向き思考へと変わっていけるでしょう。
出来たノートで自己肯定
落ち込んでいる時は自分の事を卑下してしまったり、責めやすいかと思います。それが更にネガティブ思考に拍車をかけてしまうのです。
特に寝る前に「今日起きた嫌な事や失敗」を思い出して反省している場合、ストレス負荷により自律神経が乱れやすくなっている場合があります。
そうすると良質な睡眠を得られないので、眠っても眠い、体も心もだるいという最悪を招きます。不幸の反復は益々心を落ち込ませるだけです。
寝る前には「今日やった事、起きた事」ではなく、「今日自分が出来た事」をノートに書いて、自分を褒めるポイントを貯めていきましょう。
「今日は目覚ましが鳴る前に起きる事ができた」、「今日は仕事を予定時間よりも早く終わらせる事ができた」というように書いていきます。
「電車の中で席を譲れた」、「掃除をして部屋が綺麗になった」といった事でもいいので、とにかく出来た事をどんどん書いてください。
そうすればいい気分のまま眠る事ができますし、出来たノートが埋まる度に「自分は○○が出来るんだ」と前向きな自信を持てるのです。
ネガティブな事はシャットアウト
落ち込んでネガティブな事ばかりを考えていると、本当に悪い事を引き寄せてしまったり、無意識の内に自ら悪い方へ悪い方へと行動しがちになります。
落ち込みが落ち込みを呼び、不幸が不幸を呼び寄せるのです。それならば、前向き思考が心の安定を呼ぶと思って、幸せを引き寄せましょう。
方法はとても簡単です。「今日は赤信号に引っかからなかったからいい日だ」とか「今日は天気が良いから楽しい事が起こりそう」と考えます。
「○○の仕事は後々役に立つからしっかりやっておけば自分の得になる」や「○○部長に叱られたけどそれは部長が自分を良く見てくれているから」と思考しましょう。
起こった出来事に「幸せ」や「ラッキー」を無理やりにでも組み合わせる事で、考え方が前向きになっていくのです。
失敗したら「これを次に活かせるからムダな失敗ではない」と思っていると、落ち込む事なくポジティブに仕事に励めるでしょう。
選択肢はいくつもある
広い視野をもつ
悩むより行動してみる
悪い事は偶然と考える
ため息で気持ちを切り替える
落ち込みの原因を整理する
短所を別の方向からみてみる
今日出来た事をノートに書く
ネガティブな事はシャットアウト
落ち込み癖のある人が急に前向き思考になろうと思っても、最初はなかなかうまくいかないかもしれません。
しかし焦ったり、益々落ち込んでしまわないように、「最近前向きになり始めたばかりだから」と自己肯定しましょう。
自己否定的な考え方ばかりしていると落ち込み癖は取れません。自分を肯定してあげる事が、前向き思考への近道なのです。
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