見栄を張る人の心理特徴を理解しておくことで、見栄っ張りな相手にイライラしない上手な対応ができるようになります。
知らないことを素直に知らない、教えてほしいと言えない見栄っ張りな人。どうしてなのでしょう?
どうして見栄を張ってしまうのかを知ると、相手をスマートに黙らせることができるようになります。是非参考にしてください。
見栄を張る人の7つの心理特徴
負けを認めるのが悔しい
見栄を張る人はかなりの負けず嫌いです。勝ち負け論で生きているので、自分が負けそうになるとつい見栄を張って自分を大きく見せてしまうのでしょう。
例えば動物は、他の動物の上に乗って噛んだりして、自分の方が優位なのだと相手に思い知らせようとします。これがマウンティングです。
女性の場合は容姿、ブランドバッグなどの持ち物といった、目に見える物でマウントを取ります。そこにあるのは「羨ましいと思われたい」という気持ちでしょう。
一方で男性はというと、経験や仕事といった目に見えない物でマウントを取ろうとします。「自分の方が凄い人間だ」なんて尊敬されたい気持ちがあるからです。
誰よりも目立つ存在でいたい
SNSやリアルの会話で「私の方が」「俺の方が」なんて、自分の方が凄いと言いたがる見栄を張る人。これは誰よりも目立ちたい気持ち、認められたい気持ちがあるからです。
自己顕示欲が強く、それを抑えられていません。だから些細なことでも「自分の方が凄いんだ」とわざわざ嘘をついてまで、相手へ知らしめようとします。
悪いことをした自慢が多いのも、目立ちたいからです。他の人が悪自慢をしていれば、自分も自分もと、オーバーな作り話しを始めるという特徴があるでしょう。
構ってほしくてしょうがない
見栄を張る人は寂しくてしょうがないのです。誰かに構ってほしい、そんな気持ちもあるからこそ嘘をついてまで見栄を張ろうとします。
例えばSNSでは“嘘松”というワードをよく目にします。嘘松とは、“明らかに嘘、妄想だろうと感じられる投稿”を指す言葉です。
某アニメアイコンのユーザーに嘘のようなツイートが多いことから、そのアニメタイトルを文字って嘘松と呼ばれるようになりました。
自分の理解者がいない、友達が少ない、自分の話しを聞いてくれる人がいない。その寂しさが虚勢を生み、そして構ってもらうためにオーバーな話しを振りまきます。
周りは見栄を張る人の言うことを話し半分に聞いているとは、本人は気づけていません。「嘘でしょ?」と指摘されるとバレた恥ずかしさから怒ったり、更に嘘を重ねようとするのです。
頭の良い人だと思われたい
見栄を張る人は頭が良いと思われたくて見栄を張ることもあります。知らないことを素直に知らないと言えないのが、このタイプの見栄を張る人です。
自分の知らない話しをされたとき、素直に「何それ知らない。○○って何?」と言えるのはとても素直な人です。そしてコミュニケーションの取り方が上手な人でもあります。
知らないのに「知ってる、○○って××のことでしょ?」と言ったり、知らないことがバレないように口数が少なくなるのが見栄を張る人のよくやる行動です。
知らないと言えないのは「知らないと言えば馬鹿にされるかも。仲間外れにされるかも」という、嫌われることを恐れる気持ちがあるからでしょう。
理想もプライドも高い
見栄を張るのは、見栄を張る人が高い理想を持っているからです。理想は高ければ高い方が良いということはありません。高すぎる理想は自分のコンプレックスを刺激します。
見栄を張る人はプライドも高いので、現実の自分が理想の自分ほど凄い存在ではないことを認められません。認めるのが怖いのです。
この理想とプライドが見栄を張る人を作っています。見栄を張る人が自慢をするのも、嘘をついて自分を良く見せるのも、自分の心を守るためなのでしょう。
自信の無さを隠したい
見栄を張る人は見栄によって自分の自信の無さを隠そうとしています。本当は、気が弱くて人の目を気にしがちな小心者なのです。
「私ってサバサバ系って言われるんだよね」と言う女性が、実はサバサバ系とは程遠く、ネガティブでネチネチしているということはよくあります。
聞いていないのに男性が「上司から期待されている」とわざわざ言うのも、そうやって口に出すことで自己肯定しているのです。
他人と自分を比較したがる
見栄を張る人はコンプレックスや寂しさ、自信の無さやプライドの高さから、自分と他人を比較します。比較しては勝ち負け論で喜んだり、勝てない相手を恨んだりするのです。
「○○さん昇進したんだって、あの若さで凄いよね」など他人が褒められていると、悔しくて「でも~は~だから」と褒められている相手を貶すのが見栄を張る人の特徴でしょう。
貶したあとに「俺は○○だった」「私は○○だし」と自分語りを始めます。自分と褒められた人を比較し、自分の方が凄いんだと周りへわからせようとします。
見栄を張る人の上手な対処法
肯定して尊敬している態度で接する
見栄を張る人にはとにかく「凄い」「尊敬します」というポジティブな言葉で対応しましょう。オーバーリアクションで凄い凄いと大げさなくらい褒めてください。
褒められるのが大好きな見栄を張る人は、そんな対応をされることで気持ちが満足します。すぐに自慢話しや見栄っ張りな態度を止め、普通の会話に戻るでしょう。
それに褒めておくことで見栄を張る人はあなたを自分の味方だと認識します。そうすればこちらの言うことを素直に聞くなど、態度が軟化してくるのです。
否定しない、間違いを指摘しない
自分の言ったことが例え嘘であったとしても「それって嘘でしょ?」と指摘されることが大嫌いな見栄を張る人。そんな相手には否定しない、間違いを指摘しない対応をしましょう。
「そういう見栄張るのはやめなよ」と注意したり、「○○は××じゃないよ」と見栄を張る人の間違いを指摘すると、見栄を張る人はあなたを敵認定します。
見栄を張る人は執念深いので、一度敵認定した相手にはとことん突っかかっていきます。穏便に済ませるためにも否定、間違いの指摘はしないことがおすすめです。
好きなように話しをさせてあげる
見栄を張る人は適当に褒めて、好きなように話しをさせてあげて、誰にも相手をされないで寂しい気持ちを満たしてあげましょう。
気持ちが満たされないから、いつも嘘で塗り固めて見栄を張ったり、いつまでも延々と自慢話しをしてはマウントを取ろうとするのです。
適当に相づちを打って「うんうん、そうなんだ」と聞き役になってあげること。そうすれば気持ちが満足するので、早めに会話を切り上げてくれるでしょう。
違う人へ話しを振って会話を終わらせる
見栄を張る人の話しを聞いているばかりではストレスが溜まる。そんなときは違う人へ話しを持っていって見栄を張る人の話しが終るように仕向けてください。
相手が悪自慢をしたら、本当に悪な過去を持つ人に「そういえば○○さんは昔××していたんですよね」など話しを振ってみましょう。
本物が出てきたら、偽物である見栄を張る人は立場がなくなり話しをやめてその場からいなくなります。自分では相手に勝てそうにないと悟るからです。
話しを信じず軽く聞き流しておく
見栄を張る人の話しは基本的に信用しないこと。軽く聞き流しておくこと。これが一番ストレスの溜まらない対応方法です。
自分を大きく見せるために自分アゲな話しばかり。そんな人の話しを真剣に聞く必要はありません。だから聞いているフリをしてください。
愛想良く「そうなんですねー」と相づちを打っておくだけ。いちいち「また見栄を張ってる」と怒らず、「この人はこうでしかコミュニケーションを取れないんだ」と思いましょう。
負ける事が許せずマウントを取り優位に立ちたい
誰よりも目立って全ての人から認められたい
嘘でもいいので気を惹きつけて構って欲しい
薄い知識をひけらかし頭の良い人と思われたい
プライドは高いが現実との差を埋めようとする
自信の無さを見破られるのを恐れている
他人との比較差やコンプレックスを埋めたい
リアクション大きめで否定をせず対応する
好きなように話させてマウントを避ける
聞き流しポイント良く他人の話に切り替える
見栄を張る人は寂しがり屋で本当は自分に自信がない小心者。でもプライドが高いので、何も無い自分を隠すために見栄を張ろうとします。
こういった相手には褒めて煽てていい気分にさせる。もしくは他の人に話しを振って見栄を張る人が会話についていけないようにするという方法がおすすめです。
見栄を張る人への上手な対応を身につけることで、会社や友人関係にいる見栄を張る人とトラブルなく付き合いができるようになります。
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