塩シャンプーが髪を健康にしてくれる効果があることがわかり、健康や美容に敏感な人たちの間では、市販のシャンプー剤を使うのを止める傾向が強くなっています。
シャンプーを使わない洗髪法?ちょっと気になりますよね…一体どんな効果があって髪にいいのでしょうか?
理想の美髪を追い求めるあなたのために、詳しく解説していきましょう。
塩シャンプー効果で臭いや白髪の改善をして理想の美髪へ!
話題の塩シャンプーとは?
福山雅治さんやタモリさんが、お湯だけでシャンプーをする「湯シャン」が話題になっていますが、それを更に発展させたシャンプー方法が、塩シャンプーなのです!
塩シャンプーは頭皮を健康に保つだけではなく、臭いを改善したり抜け毛を予防したりしてくれるのです。
でも、今までいい香りの市販のシャンプーを使っていた人からすれば、急にシャンプー剤を使わずお湯だけで洗ったり、今回オススメしている塩でシャンプーをすることに、抵抗を覚えるかもしれませんね。
頭皮ケアは、スキンケアと同じような感覚でやった方がいいとはよく言われますが、それは頭皮も肌と同じターンオーバーを繰り返し、日に日に古い細胞と新しい細胞が生まれ変わっているからなのです。
では、塩シャンプーはどんなふうに頭皮ケアに効果があるのでしょうか?
塩シャンプーの髪に嬉しい効果とは?
この成分は、頭皮の汚れや皮脂を過剰に取りすぎてしまうので、頭皮は必要な皮脂を取り戻そうとして、皮脂をより多く出そうとしてしまうのです。
そして頭皮がべたべたしてきたと思うと、またシャンプーを使って洗髪、頭皮の皮脂を過剰に取りすぎる…の繰り返しとなってしまうのです。
その点塩シャンプーは、頭皮の皮脂を取りすぎることはなく、汚れをしっかり落としてくれる上に、頭皮に必要な皮脂はちゃんと残す洗髪方法となります。
このように、塩シャンプーは髪のあらゆるトラブルを解消してくれる頼もしいシャンプー方法なのですが、本格的に塩シャンプーのみにシフトしてしまうと、2~3か月の間は皮脂バランスが整うために、皮脂が過剰になったりするのでそこは耐えなければなりません。
では具体的に塩シャンプーはどんな効果が期待できるのでしょうか?
頭皮の匂い対策
頭皮の臭いは、髪トラブルの中でも上位にあげられる悩みではないでしょうか。
香りの良いシャンプーを使って毎日洗ったとしても、その日の夕方になればすぐに蒸れるような臭いが充満してしまいます。そしてまた臭いを消すためにシャンプーする…これは完全に悪循環と言えるのです。
頭皮の臭いの原因は皮脂や汗、垢やフケとなるのですが、皮脂や汗はお湯で洗い流すだけでも簡単に落とすことが出来ます。
しかし、垢やフケはタンパク質の塊なので、お湯だけでは洗い流すことが出来ないんですね。お湯の熱によって固まってしまうので、それが臭いの原因となってしまうわけなんです。
塩シャンプーであれば、塩に含まれるナトリウムイオンがタンパク質を溶かしてくれるので、固まってしまった汚れが頭皮に残ることを防ぎます。それが臭いを抑えることに繋がります。
薄毛、白髪、抜け毛対策
薄毛とは髪の本数はそのままで、髪1本1本が細く弱くなることで薄く見えてしまう、また、毛根の異常により髪がどんどん抜けてしまうという2種類の薄毛があります。
薄毛の原因は色々ありますが、髪というのはずっと生え続けるものではなく『ヘアサイクル』という一定の流れを経て生まれ変わっていきます。
このヘアサイクルを邪魔してしまうのが、頭皮の血流障害によるもの、男性ホルモンによるもの、皮脂の過剰分泌によるものなどがあります。
いずれの原因も塩シャンプーによって改善することが出来ます。
過剰に分泌された皮脂をコントロールして、正常な状態に戻していくので頭皮が健康になり、血行障害も改善されて血流が良くなります。
そして、頭皮の新陳代謝がスムーズになり、頭皮の下にある毛根も活性化し元気になっていく事により、薄毛や白髪、抜け毛も改善されていくのです。
塩シャンプーのやり方や頻度や注意点
あらゆる髪のトラブル改善に、効果が期待できると言われている塩シャンプーですが、早速そのやり方をご紹介しましょう。
使う塩は天然の粗塩がベストでしょう。これはスーパーで売っている「赤穂の天塩」や「伯方の塩」などの事を言います。
ある程度粒が大きい方が、毛穴の皮脂詰まりを取りやすいと思いますが、痛みを感じやすかったりする場合は、塩洗顔用のサラサラした粒子の細かい塩を使ってみるのもいいでしょう。
しかし、実際にはお湯にしっかり溶かすので、粗くても大丈夫なはずです。
塩シャンプーのやり方
② 髪をブラッシングして皮脂汚れを軽く落とします。この時頭皮をマッサージするといいです。
③ ぬるま湯を使って軽く髪を洗って汚れを落としてしまいます。
④ 塩シャンプーを頭皮につけていき、頭皮をマッサージするように丁寧に洗ったら、塩が残らないようにしっかり洗い流して終了です。
塩シャンプーをする上でのデメリット
塩シャンプーの頻度は毎日行っても構いませんが、皮膚の弱い方などは3日に1回位にした方がいいでしょう。
本格的に塩シャンプーを実践して、髪を丈夫にしていくには市販のシャンプーは一切やめないとなりませんが、完全に皮脂の分泌をコントロールして、バランスが整う前には2~3か月かかると言われています。
その為、その間は皮脂が過剰になったり、最悪な場合匂いが充満するようなケースもありますので、お仕事をしていてそれじゃまずい!という場合は、塩シャンプーをしない日は、普通にシャンプー剤を使って洗髪する形でも構わないです。
塩シャンプーのデメリットは、この慣れる期間が必要と言うことになりますね。
塩シャンプーをする時の注意点
その他に良くある質問として、リンス、トリートメントは使っていいのか?という事ですが、これは塩シャンプーの時は使っては駄目です。
塩シャンプーの時はお酢を使った「酢リンス」を使ってみて下さい。え?お酢でリンスして臭いは大丈夫なの?と心配になったあなた大丈夫ですよ。
酢リンスで使うお酢としてオススメなのは、アミノ酸を豊富に含む『黒酢』ですが、穀物酢や普通のお酢でも構いません。
塩シャンプー同様、洗面器にお酢を溶かしたものを髪にかけ、その後綺麗に洗い流すだけで、しっかり洗い流せば臭いは気になりません。
それでも心配な場合はフルーツ酢であるリンゴ酢を使ってみたり、酢と同じ効果でクエン酸リンスというものもあります。これは市販でも売られているので、作るのが面倒な場合は買い求めてみるといいでしょう。
また、巻き髪などのキープに整髪剤やスプレーを使っていた場合は、その状態で塩シャンプーをしても意味がありませんので、その場合は事前に整髪剤やスプレーをかけた場所のみ、市販のシャンプーで落としてから塩シャンプーを行うようにしましょう。
塩シャンプーは頭皮を健康に保つ
頭皮の匂い対策
薄毛、白髪、抜け毛対策
使う塩は天然の粗塩がベスト
塩シャンプーに慣れる期間が必要
リンス、トリートメントはお酢で代用
健康に気を遣っている芸能人が、実践しているという湯シャンに便乗して大変話題になっている「塩シャンプー」
あらゆる髪のトラブルを、改善してくれる効果があると言われていることから、取り入れる方が多くなって来ています。塩シャンプーはとても簡単に出来る上、使う物は塩ですので気軽に試すことが出来ます。
最近髪が弱ってきたなぁ、良く抜けるようになってきた…匂いが気になるわ、というあなたは一度塩シャンプーを試してみて、その効果を実感してみてはいかがでしょうか。
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