素直になれない人の心理特徴には、どういったものがあるのでしょう。それを知ることで、素直な自分を取り戻せます。
好きな人に冷たい態度を取ってしまう、褒められても素直にお礼を言えない…。無意識にこういうことをしていませんか?
そのままだと周りからも嫌われてしまうかも!あまのじゃくな自分をやめて、素直になりましょう。
素直になれない人にみられる7つの心理特徴
プライドが高く他人を頼れない
「○○した方が良いよ」と優しく指摘されても、「そんなことわかってる!」と突っぱねてしまい素直になれないのは、プライドが高いからです。
誰かから指図されることが大嫌いで、つい意地を張ってしまう。そのせいで助けてほしいときに、素直に周りの人を頼れません。
このタイプの人は非常に負けず嫌いなところがあります。誰かに頼ること=自分は頼った相手より劣っている、と悔しく思ってしまうのでしょう。
嫌われることが怖くて強がっている
他人からのちょっとした言葉で傷ついてしまう繊細な性格の人は、嫌われることを非常に恐れています。本当は素直になりたいけれど、それができません。
過去にいじめられたことがあったり、裏切られた経験がある。そういった辛い過去を持つ人は、嫌われたくないから周りには本音を隠しています。
「本音をそのまま話しても、周りから嫌われるだけだ」なんて思う気持ちから、つい取り繕った自分で接してしまうのでしょう。
恥ずかしくて素を見せられない
非情に恥ずかしがり屋な性格で、「好きな人に自分の気持ちがバレたくない」「褒められてもどう反応したらいいかわからない」という気持ちから素直になれない人もいます。
このタイプの人は、とっても内気。集団の中で孤立すること、自分1人だけが良い意味でも悪い意味でも目立つことを、どうにか避けようとするのです。
「自分1人だけが違う意見なのは怖いから」と、本当はそうじゃないと思っていても周りの言うことに従ってしまう…。自己主張できずに流されてしまうこともあります。
見栄を張って本当の自分を隠す
周りに尊敬されたい、すごいと思われたいという気持ちから、嘘をついてまで見栄を張って本当の自分を隠してしまう特徴があります。
承認欲求が強く、「本当の自分では愛してもらえない」と思ってしまうのです。だから苦しい嘘をついて、気持ちがバレないようにしているのでしょう。
とにかく認めてほしい、愛してほしいという気持ちが強いことから、嘘に嘘を重ねてはがんじがらめな自体に陥ってしまいます。
疑い深く他人を信じられない
心配性で疑心暗鬼になりやすい、そんな性格から他人を信用できません。相手を信用できないから、素直な自分になれないのです。
このタイプの人は、親切心からのアドバイスも「どうせ裏では私のことをみんなで馬鹿にしているんでしょ?」と否定的に受け止めるところがあります。
他人を信用したいけれど、信じて裏切られたときのショックに耐えられない。そんな弱い自分を守るためにツンデレな態度になってしまうのでしょう。
他人とどう関わればいいかわからない
人と会話すること、コミュニケーションを取ることが苦手な人は、他人とどう関わればいいのかがわかりません。そのため、無意識にあまのじゃくなことを言ってしまいます。
自分から相手に話しかけて友達になったり、友達関係を長続きさせることに向いていないのでしょう。自分の気持ちをどのように相手に伝えたらいいのかわからないのです。
このタイプの人は、空気を読むことが苦手。ちょっと鈍いところがあるので、相手の感情をすぐに察知できません。怒らせるつもりがないのに、怒らせてしまうこともあります。
反動形成によるもの
反動形成とは簡単に言えば、“無意識の欲求が表に出てしまわないように、全く反対の意識や行動に置きかえてしまう防衛機制”です。
例えば「好きな気持ちを相手や周りに悟られることが恥ずかしいから、わざと嫌っているフリをする」といった行動パターンが多いでしょう。
素直になれない人は、反動形成から自分の欲求を隠そうとするのです。自分の心や立場、プライドを守るための行動といえます。
素直な自分になるための方法
「ありがとう」を必ず言う人になる
素直な自分になりたいなら、素直な言葉で人と接しましょう。一番おすすめなのは、「ありがとう」を必ず言う方法です。
ドアを開けてくれたら「ありがとう」、話しを聞いてくれたら「スッキリした、ありがとう」と言って、相手に感謝を伝えます。
ありがとうを言わない人よりも、たくさんありがとうを言う人の方が好かれます。周りからも「素直な人だ」と思われて、一石二鳥ですよ。
他人に見栄を張ることはやめる
嘘をついてまで見栄を張ることは、もうやめましょう。見栄を張っていてはいつまで経っても素直になんかなれません。
好きな人には自分の気持ちに嘘をつかず、好かれるために素直に好意を伝えていきます。指摘されたら、「言われなくてもわかってる」なんて反発せずに受け入れましょう。
見栄を張ることをやめると、気持ちが楽になるはずです。素直に生きることは、あなたのストレスを軽減してくれます。
無暗に他人を疑わないこと
過去にいじめられたり裏切られたことがあると、無意識に他人を疑ってしまうこともあるでしょう。しかし無暗に他人を疑っても良いことはありません。
「この人は大丈夫そうかな」と思ったら、一度その人を信じてあげてください。怪しいところがあれば、そっと離れればいいでしょう。
他人を信じることができれば、少しずつ素直な自分が取り戻せます。疑心暗鬼になってしまう人にはおすすめの方法です。
1人でも頼れる相手を見つける
職場で1人だけ、もしくはプライベートで1人だけでも頼れる相手を見つけましょう。その人にだけ、素直な自分で接するのです。
プライドが邪魔をして、素直に「助けてほしい」「手伝ってほしい」と言えない人は、1人だけでも身近に頼れる人を作っておいてください。
自分の素を見せられる相手が1人でもいると、精神安定剤にもなります。自分だけ頼るのではなく、相手にも頼ってもらう持ちつ持たれつな関係を作るといいでしょう。
本心、欲求を理解してあげる
自分は本当は相手のことをどう思っているのか。自分はどうしたいのか、本心や欲求を深く理解しましょう。
例えばつい好きな人に意地悪な態度を取ってしまうなら、「どうしてこんなことをするのか?」「本当は相手と仲良くなりたいんじゃないか?」と自問自答してください。
自分がなにを求めているのかがわかったら、その欲求に従うだけ。意地を張らずに自分の気持ちに素直になるのです。
プライドが高いので指図されるのを嫌う
本音を話して嫌われるのを怖がっている
恥ずかしがり屋で目立つ事を避けている
承認欲求が強く認められるまで意地を張る
疑い深く信用のない人には否定的になる
他人との関わりが苦手で気持ちを伝えにくい
自分の欲求を隠す反動形成によるもの
見栄を張らずありがとうを言えるようにする
無暗に人を疑わず頼れる人を1人見つける
相手の本心や欲求を理解できるようにする
素直になれない人は、プライドが高かったり、人に嫌われることを恐れていたりするせいで、本心をさらけ出すことができません。
これは反動形成が関係していますが、しかしいつまでも自分の気持ちと反対のことばかりしていても辛いでしょう。
たまには自分に素直になってみてください。素直でいる方が、今よりもっと生きやすくなりますよ。
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