完璧主義な人は、周りで見ているだけで、なんだか疲れてしまいます。
そして本人にかかる負担も大きいので、自分自身でも辛くなってしまいます。そんな完璧主義になってしまう原因や、心理的特徴を知ってみましょう。
そうすれば、その完璧主義の治し方が分かって、もっと楽になるはずです。
知っておくべき!完璧主義の原因や心理的特徴5つと治し方
完璧主義な人の心には強迫観念がある
完璧主義な人の心理的特徴って、いったいどういうものがあるでしょうか。実はそういう人は、心の中に強迫観念があったりします。
頼まれた仕事は完璧にやらなくてはいけない、高評価をとらなくてはいけない・・・そういう気持ちを抱えているので、物事に対して上手に妥協することができないのです。
相手の期待に対して、完全な状態で仕上げようと思ってしまうので、どうしても手抜きをすることができません。プレッシャーに弱く「ちゃんとやらなければいけない」と思い込み、それが自分の心を縛ってしまうのです。
完璧主義な人は、平然としているようでも、心に強迫観念を抱えていたりします。そしてそれが大きな負担になっているのです。
完璧主義な人は自分にも人にも厳しい
完璧主義な人の心理特徴には、自分にも人にも厳しいというものがあります。そのため、適当に処理するということができず、完全にやり遂げることに囚われてしまうのです。
完璧主義な人は、普段から『ちゃんとやらなくては』と言った、自分を叱咤激励するような口癖が多かったりします。そして人に対しても、失敗を許さないような、そういう厳しさを持っています。物事に対してちゃんと取り組もうとする姿勢はいいのですが、時に厳しすぎて、それが完璧主義という弊害を生んでしまうこともあります。
完璧主義な人は、キャパシティーが狭いので「何とかなるさ」と大らかに構えることができません。もしやっていることが中途半端になってしまうと、それこそ必死に完璧にしようと焦ってしまうのです。
完璧主義な人は、自分だけでなく人に対しても厳しいので、周りの人も疲れてしまいます。ほどほどということのメリットを知らない人でもあるのです。
完璧主義だと理想を高く持ちすぎてしまう
完璧主義な人の心理特徴の一つに、つい「理想を高く持ちすぎてしまう」というものがあります。「こうなりたい」とか「ここまで仕上げたい」といった想いがあって、それに近づこうと、精いっぱい頑張ってしまうのです。
理想を持つということは、意欲的に物事に取り組めて、とてもいいことです。しかし理想ばかり追いかけすぎてしまうと、結果的に無理をして、疲れ果ててしまいます。完璧さを追求するのもいいのですが、現実を見るということも大切なのです。
完璧主義な人の中には、前向きで頑張り屋な人もよくいます。そしてそういう人は、心に高い理想を持っているのです。
完璧主義な人って自分の能力を過信している
完璧主義な人の心理理的な特徴に、自分の能力を過信しているというものがあります。自分ならできるという思い込みがあって、それが完璧主義に走らせてしまうのです。
「自分ならまだまだやれる」とか「絶対できる」という思いが、完璧に物事をなし遂げようとします。そして自分がどう思われるか、それを気にしたりします。できる自分出いたい、そう思われたいという気持ちが強いのです。要は「自己愛」が強いということなのですが、本人はそのことに気が付いていません。
完璧主義な人は、自分なら完璧にできると思っています。だから、完璧主義な人になってしまうのです。
完璧主義な人はこだわりが強すぎる
完璧主義な人は「こだわりが強すぎる」という心理的特徴を持っています。他の人から見たらどうでもいいことでも、完璧に仕上げたいと思ってしまい、そうすることをストップできなくなってしまうのです。
一つ一つにこだわって、できの良いものを作ろうという気持ちはとても素晴らしいです。しかし、そういう人は、全体のバランスを見ることができなくなってしまうことがあります。完璧を目指すのも大切ですが、完成させるということが大切です。何を優先したらいいのか分からない・・・そういったことがあったりします。
完璧主義な人というのは、こだわり過ぎてしまって、何を優先するべきかがおろそかになってしまったりするのです。
完璧主義を治す方法
完璧主義を治すには意識して大らかになるようにする
完璧主義な人が、もし完璧主義を治したいと思ったら、意識して「大らかになる」ということが大切です。それが完璧主義を治すための第一歩です。
急に性格を変えようとしても、なかなか難しいです。しかし、完璧主義に囚われそうになったら「大らかに!」と、自分で自分に声をかけてあげるようにしましょう。他にも、目のつくところに「ほどほどに」とか「たまには妥協すること」なんて書いておけば、完璧主義で追い詰められた心をリラックスすることができます。
取り組んでいることに対して「完璧でなくてもどうにかなる」といった、気楽な気持ちを持つようにしましょう。意識して大らかになることで、そのうち自然と自分を追い込みすぎたりしなくなり、完璧主義を手放せるはずです。
完璧主義な人は全体を見るようにしてみる
完璧主義の治し方に、全体を見るようにしてみるということがあります。完璧主義な人は、つい集中しすぎてしまって、全体が見えなくなってしまうのです。
完璧主義に走ってしまった時、ふと顔を上げて周りを見てみましょう。そうすれば、取り組んでいることが「完璧」を求められているのか「早く完成させる」ことが求められているのかが分かります。そうして全体のバランスをチェックすることで、適度に手を抜いたりすることがしやすくなるのです。
完璧主義な人は、周りが全然見えていないということがありがちです。できるだけ全体をみるようにして、上手にバランスをとるようにしましょう。それが完璧主義から抜け出す方法なのです。
その性格から心に強迫観念がある
自分にも人にも厳しい傾向がある
理想を高く持ちすぎてしまう
自分の能力を過信しすぎている
とにかくこだわりが強すぎる
意識して大らかになるように習慣づける
物事の全体を見るように意識づける
完璧主義な人は、無駄な負担を背負っているというところがあります。
その完璧主義を手放してしまえば、きっともっと心が軽くなるはずです。そして同時に、周囲の人もやりやすくなるのです。
時には「適当に」やってみる・・・それも大切なことだということを心に止めておきましょう。
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