ただでさえ体調の悪い時期である生理前、そんな時に限っているもニキビが出来てしまうとお困りの女性も沢山いるでしょう。
そんな困ったニキビが出来てしまう原因と、その対処法を6つご紹介します。
ニキビができるせいで生理の憂鬱感が増してしまう、イライラしたくないのに生理前ニキビのせいでストレスが溜まる女性は必見です。
生理前にニキビが出来てしまう4つの原因とは?
エストロゲンの減少とプロゲステロンの増加
生理前は卵胞ホルモンであるエストロゲンと、黄体ホルモンのプロゲステロンのバランスが崩れやすくなります。
排卵後の高温期(黄体期)になると急激にエストロゲンが減少し、かわりにプロゲステロンが増加してしまうのですが、これがニキビの原因なのです。
エストロゲンは肌の保水力に欠かせないのですが、これが減れば当然のように肌が乾燥して毛穴も詰まりやすくなってしまいます。
そしてプロゲステロンは、皮脂分泌量を即すホルモンでもありますから、エストロゲンが減っている状態の毛穴には天敵です。
結果過剰分泌する皮脂のせいで毛穴が詰まり、ニキビの元であるアクネ菌も増加してニキビが出来る、という訳なのです。
生理前は睡眠を取り難くなる事もある
生理の約14日前からプロゲステロンが増え始めるのですが、高温期=体内の温度が上昇する事となります。
その為、いつもよりも体がだるく疲れやすさを感じるのに、なかなか寝付けないといった状態になってしまうのです。
そしてPMSによる原因不明のモヤモヤ感やイライラ等でストレスが溜まり、そのせいで睡眠を上手く取れなくなってしまう事もあります。
PMSで眠れない、眠れないから更にイライラすると言った悪循環も起こってしまいます。
生理前後でスキンケアやコスメが同じ
生理前後では肌状態が変わってきます。普段オイリー肌な人が生理前後で同じスキンケアやコスメを使用していると、保湿不足に拍車がかかってしまうでしょう。
肌状態が悪化してしまう要因は、普段何気なく使用しているスキンケアグッズやコスメにもあったのです。
今一度、生理前後の肌状態の変化を確認し、それに合ったスキンケアグッズとコスメを使い分けるようにしてください。
便秘の悪化によるニキビ
生理前に便秘になってしまう女性は多いと思いますが、それは体が栄養や水分を蓄えようとしているせいです。
いつもはそんな事ないのに生理前だけ便秘になる、便秘症だけど生理前は余計に酷くなるといった場合は、すぐ便秘改善する事をお勧めします。
便秘は美肌の大敵。便秘のせいで腸の動きが鈍ってしまうと、自律神経が乱れる原因にも繋がりかねません。
そんな状態ではいくらフェイスパックや保湿をしたって、肌状態が良くなる事がないのです。
生理前のスキンケア対策方法6つ
生理前は肌状態に合わせた保湿ケアを行う
生理前は保湿を第一に考え、普段とは違ったスキンケアを行います。
例えば洗顔料やクレンジング、化粧水やコスメを保湿力の高い物を使うようにしましょう。
そして肌のバリア機能が低下しているこの時期は、なるべくピーリング等は控えるようにします。
皮脂が増加する為、朝は水のみ洗顔をして、夜はW洗顔なしのクレンジングを使うといった手もあります。
ちょっと肌が気になったらフェイスパックをして潤いを保つ、といった事も重要です。
タオル、枕カバーを小まめに洗う
肌の弱っている時期に不清潔なタオルや枕カバーを使用していると、普段よりもニキビが出来やすくなってしまいます。
その為、タオルや枕カバー等の肌へ直接触れる機会のある物は、小まめに洗濯をして日光でよく殺菌しておきましょう。
生理前の肌が敏感な時にだけ、いつも使っているタオルや枕カバーより柔らかく汗を吸いやすい素材の物を利用するのもアリです。
特に「敏感肌で普段からニキビが出来やすいタイプ」ならば、尚更肌に触れる物の素材には注意してください。
睡眠不足に注意
睡眠は肌にとって大事な栄養でもあります。睡眠が足りていないと肌状態も悪化してしまいますし、ストレスが溜まってしまう事もあるのです。
ですから毎日最低0時までには布団に入り、6~7時間の十分な睡眠を取るようにしましょう。
折角の睡眠の為にも、布団に入ったらスマホは触らないようにしておく事が大切です。それはスマホのブルーライトが睡眠ホルモンのメラトニン分泌量を減らしてしまう恐れがあるからです。
どうしても寝る前にスマホを使用したいのならば「○時までは使う、○時以降は電源を切る」と決めておきましょう。
また、スマホ画面にブルーライトカットフィルムを貼ったり、眠る1時間前にホットミルクを飲むこともおすすめです。
油っこい食事を控えてビタミンC摂取
皮脂の増える時期に油の多い食事を摂っていると、余計に肌の皮脂が増加してしまいます。
ですから生理前だけでもファーストフードやアルコール、チョコ等のスイーツといった食事は控えるようにしましょう。
一番良いのはビタミンCの多い食材を摂る事です。
ビタミンCが含まれているのは黄色や赤といったパプリカ、ブロッコリー、オレンジやレモンといった柑橘系にほうれん草、キウイや苺等です。
こうした食材の他、便秘をしやすい場合はヨーグルト、海藻、山芋等を摂る事で、生理前に多い便秘の改善にも繋がります。
ビタミンCを摂取したいけれどなかなか食事を作る時間がない場合は、ビタミンCサプリやコラーゲンサプリ・ドリンク等があります。
また、ビタミンCの多い食材をスムージーにして飲む事もいいですね。
過剰分泌するからと必要な皮脂まで取らないように注意
皮脂が増加するせいで額や鼻、頬や顎がテカテカする、べたつきが気になってしまうといった事もあると思います。
しかし必要な皮脂まで取ってしまっては、肌が「皮脂が足りないんだ」と勘違いをして、余計に皮脂分泌量を増加してしまうのです。
そういう時はなるべく「気にしない」ように勤め、脂取り紙等で皮脂を取り過ぎないようにしましょう。
洗顔のし過ぎも禁物です、どうしても気になってしまう場合は、メイクの上からでも使えるようなミスト化粧水で潤いを保つようにするといいですよ。
ストレスを溜めず発散させる
どうしてもストレスを感じる場合は、例えば自分しかいない部屋で泣ける映画や物語を見たり、小説を読んで思いっきり泣きましょう。
カラオケへ行って歌って発散するのもいいですし、買い物が好きな人だったら好きなだけショッピングするのもいいと思います。
お風呂はいつもシャワーのみだという場合は、お湯を入れてリラックス効果のある入浴剤や、バスソルトを入れてたっぷり汗をかきましょう。
寝る前にノンカフェインのルイボスティーや、ホットハーブティーを飲むと言った事もお勧めです。
そうしてストレス解消をしておく事で、肌も心もスッキリしますよ。
生理前の肌に合わせた保湿ケアをする
タオルや枕カバー清潔にして小まめに交換
十分な睡眠を心がける
ビタミンCを多めに摂取する
洗顔のしすぎにも注意する
ストレスは適度に発散
生理前=肌を労わる時期と意識しておきましょう。生理前は何かと疲れやすい、憂鬱な時期です。
でもそこでスキンケアをサボってしまうと、生理中や生理後まで肌荒れを引きずってしまいます。
生理前は肌を一番労わってあげる時期だと思って、いつもよりも丁寧な暮らしとスキンケアを行う事が大切です。
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