プレッシャーに弱い人の心理特徴から、どうして自分はプレッシャーに負けてしまうのか、その原因を探りましょう。
練習ではうまくいくのに本番ではいつも何かしら失敗してしまう人、大事な場面で全力を出せずモヤモヤしている人は必見です。
プレッシャーに弱い人が失敗しないためにどうすればいいのか、その対処方法も一緒にお伝えします。
プレッシャーに弱い人の7心理特徴
自分のことを自分で蔑んでしまう
何か失敗するたびに「どうしてあんなこと言ってしまったんだろう」、「なんであのときもっとちゃんとできなかったんだろう」と後悔するのがプレッシャーに弱い人の心理特徴です。
プレッシャーに弱い人は自虐的なところがあり、うまくいかないことがあるとまず自分で自分を蔑んでしまいます。それが癖になってしまっているのでしょう。
落ち込みが酷く、誰かが「そんなに気にしなくてもいいよ」と励ましても「でも…」と納得できません。これが失敗への恐怖感を煽り、ますますプレッシャーに弱い人にしています。
成功した経験が少なく自信がない
プレッシャーに弱い人は自分で「こうしよう」と思いついて行動したことに良い結果を得られなかった消化不良から、自分のことに対して自信を失くしています。
成功体験がとても少ない、もしくは成功したと思えた出来事が皆無なせいで、何か新しいことに挑戦するのがとても怖いと感じているのです。
だから何か物事を行う前から「失敗したらどうしよう」と心配してしまい、その心配がプレッシャーとなるせいで失敗するという悪循環に陥っているとも考えられるでしょう。
ネガティブ思考で自意識過剰
プレッシャーに弱い人はかなりのネガティブ思考。そして思い込みの激しい、自意識過剰なところもあります。これもプレッシャーに弱い人になっている原因です。
例えば欲しいと思う服を見つけたとき、「自分がこれを着ても周りの人に顔に合っていないと思われそう」なんて考えてしまい、結局買うのを諦めたことはないですか?
このように「~したいけど、自分が××すると哂われるかも」と勝手な思い込みから諦めてしまう人は要注意。自分で自分に制限をつけて追い込むのは良い考え方ではありません。
自分と他人を比較している
「あの人は本番で絶対間違えないのに、なんで自分は同じようにできないんだろう」、こうして自分と他人を比較するのもプレッシャーに弱い人に多い心理特徴でしょう。
プレッシャーに弱い人は自己嫌悪や自信喪失から、気持ちに余裕がなくなっているのです。だから自分と誰かを比べては羨んだり落ち込んだりして自信を失くします。
また、ザイアンスの動因理論が関係していることも。動因理論とは簡単にいえば、“自分以外の人がいる空間は、苦手で難しいことを、1人のときよりも間違えやすい”という心理です。
自分以外に人がいる空間だと、意識がはっきりしていることで優勢反応による社会的促進が起こりやすくなり、そのため得意かつ単純な作業は1人のときよりも気軽に取り組めます。
しかし苦手で複雑なことは社会的抑制が働くので、周りの様子が気になってしまいミスが起きやすくなるのです。練習はうまくいくのに本番で失敗するのは自然なことなのです。
責任感が強く完璧主義者
プレッシャーに弱い人はとても真面目な性格をしています。そして責任感が誰よりも強く、完璧主義なところもあるでしょう。真面目すぎるがゆえに失敗を恐れます。
上司から仕事を頼まれたら「絶対にやり遂げなければいけない」と感じ、誰かが手伝いを申し出てくれても「これは自分が頼まれたことだから」と無理をしてしまう人に多いでしょう。
この完璧主義なところが自分にプレッシャーを与え、どんなに頑張っても「うまくできない」と思わせているのです。完璧に仕上げたいのに出来ない葛藤にストレスを感じています。
プライドが高くかなりの臆病
プレッシャーに弱い人はプライドが高く、そして臆病なところがあります。プライドが高いので失敗することが恥ずかしいと思いますし、その気持ちが臆病にさせているのでしょう。
あなたが失敗したとして、周りはとくに気にしません。「こういうこともある」と思う程度です。しかしプライドが高いからこそ、ちょっとのミスも許すことができません。
このタイプの人はとても理想が高いのです。向上心もありますが、それに実力が伴っていません。思うようにいかない自分へのイライラもプレッシャーになっているのです。
繊細で頭が良いが優柔不断
プレッシャーに弱い人はとっても繊細な心の持ち主。頭が良くてついつい物事を深く考えてしまうせいで、優柔不断なところが垣間見えることもあります。
完璧主義になってしまうのも、自意識過剰に考え込んでしまうのも、そして他人と比較するのも頭が良いせいといえます。色んな可能性を考えるから悩むのです。
プレッシャーに弱い人は本当は出来る人です。その証拠に1人で集中できる空間なら実力を発揮できます。本番でうまくいかないのは、その環境に慣れていないからでしょう。
プレッシャーに弱い人の克服法
様々な場合を想定して答えを用意
プレッシャーに弱い人は頭の良さと想像力の豊かさを活かして、様々な場合を想定し、それぞれの適切な答えを用意しましょう。
つまり自分専用のマニュアルを作るのです。「こんなときはどうすると良い」などがわかれば、突然の事態にパニックになりプレッシャーに負けることもなくなります。
「面接でこう聞かれたらどう答えるか」などシチュエーションごとに自分が取るべき最善の行動を決めておきましょう。
意識せずできるまで練習する
家で行っている自主練習ではうまくいくのに人前で実践する際にはどうしても失敗する。そんなあなたはひたすら練習して、意識せず行えるまでになってください。
プレッシャーからミスをしてしまうのは、人前という環境に慣れていないからです。自分以外に人がいる空間に緊張しているのでしょう。
1人のときでも集団でいるときでも同じくらいのクオリティーを出せるように練習あるのみ。その状況に慣れることでプレッシャーもかかりにくくなります。
褒めてもらったら素直にお礼を言う
プレッシャーに弱い人は自信がないせいで、自分で自分の可能性を潰しています。自分に自信をつけられるような生き方を心がけましょう。
おすすめな自己肯定感の高め方は、褒めてもらうことに慣れるというもの。何かをして相手が褒めてくれたら謙遜しつつもお礼を言ってください。
褒めてもらって申し訳ないと思うのではなく、褒めてもらえて嬉しい、もっと頑張ろうと思うのです。そうやって自分の肯定感を高めていきましょう。
自分はできると思い込む
褒めてもらう機会があまりないときは、自分はできる人間だと思い込むことで自信をつけましょう。自分で自分を褒めるスタイルで生きるのです。
早起きできたら「今日は早起きできた、自分は偉い、楽しい1日になる」と念じます。ちょっとしたことを達成するたびにポジティブに捉えてください。
そうやって肯定していくことで「自分はこんなことができる、あんなこともできる」と自信につながります。自信がつけばプレッシャーも跳ね除けられるようになるのです。
輪ゴムの刺激で気分転換する
プレッシャーに弱い人は、何かの拍子にプレッシャーを感じたとき、輪ゴムで刺激を受けることで気分転換する方法で乗り切りましょう。
例えば就職面接の際に「圧迫面接だったらどうしよう」と気弱になったとき、手首に巻いておきた輪ゴムを引っ張って、パチンと弾くのです。
そのパチンと弾いたときの軽い痛みを、気分の切り替えスイッチとしましょう。輪ゴムで弾いて痛みを感じたあとは緊張も解れ、プレッシャーも和らいでいるでしょう。
自分で自分のセルフイメージを低くしてしまいがち
成功体験が少なく失敗する事ばかり考える
自意識過剰なところがありネガティブ傾向
自分と他人を比べて能力差の優劣に落ち込む
完璧主義な面があり責任感の強さが仇に
臆病で実力以上にプライドは高い
頭が良く繊細なので色々な事を考えすぎる
想定外の事も考え多く対策を持っておく
練習を本番と同じクオリティに保つ
セルフイメージはポジティブに出来るヤツ
緊張してきたら輪ゴムで気分転換
プレッシャーに弱い人はつい色んな場面を想定しては深くまで考え込んでしまう、そんな頭の良いところがあります。
頭が良いせいでちょっとしたことでもついプレッシャーに感じてしまったり、それが重圧となって失敗につながってしまうのでしょう。
でも大丈夫。プレッシャーに弱い人におすすめの方法を試すことで、あなたも今日からプレッシャーに負けずにやり遂げられる人になれます。
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