あかぎれの原因って知りたくないですか?
冬になると赤くなって痒くてたまらなくなるしもやけと共に、水仕事の度に痛くてツライ思いをするあかぎれは、冬になるとどうしても避けられない症状です。
でも、今年は適切なケア方法を知って、辛いあかぎれを克服しましょう!
あかぎれが治りにくい原因と効果的な5つの対策で指先美人!
ホントに痛い!あかぎれになる原因って?
雨の降らない土地で水分が奪われ乾燥し、ひび割れてしまった状態と良く似ています。
原因としては水分が奪われることの他にも、寒さによる空気の乾燥や気温の低下によって、汗をかく機会が減るので、通常なら汗と皮脂が混ざり合ってできる天然の潤い保護成分が作られなくなることから起こります。
その他、寒さのせいで血行が悪くなりがちになり、せっかく体に栄養分を蓄えていたとしても、十分な栄養素が体中に行き渡らなくなってしまいます。その所為で、肌の再生力が弱くなってしまい本来なら肌自身で修復できるようなひび割れなども、修復することが出来なくなり、どんどん症状が進行してしまうのです。
主婦の方などはその生活習慣によっても、あかぎれができやすい場合があります。毎日炊事洗濯などの家事に追われていると、頻繁に水仕事をしないとなりませんよね?そうすると繰り返しの水仕事や洗剤などの使用による強い手荒れが起こります。
この所為でも水分が奪われ、肌を守ってくれるはずのバリア機能も低下してしまいます。もともと手のひらというのは、肌を守る為のバリア機能である皮脂腺の分泌が少ない場所なんですね。
その分角質層が厚くなってバリア機能となるわけなんですが、角質層が厚いという事は、肌の再生がとても遅くなることに繋がります。よって、一旦あかぎれになってしまうと、治りにくいというデメリットがあるのです。
あかぎれに効果的な5つの対策
では、あかぎれに効果的な対策としては、この原因を一つずつなくしていけばいいという事になります。じっくり見ていくことにしましょう。
乾燥から守る!ハンドクリームは常に持ち歩く
手を洗った後は勿論のこと、ちょっと乾燥してるな…と思ったらすぐにハンドクリームをつけることをオススメします。
乾いてかさかさになってからでは遅いのです!そうなる前に、ちょっと気になった時につけるのがポイントです。選ぶクリームとしては、保湿成分が入ったものであればどういうタイプでもいいですが、白色ワセリンなどは傷を治す為に、大変効果のある湿潤療法にも使われるクリームなので、この辺りのクリームを常備していればいいでしょう。
湿潤療法は練馬光が丘病院の夏井睦医師によって広められました。これは傷を治す方法ですが、あかぎれにも応用できると思います。
やり方は、傷のある場所を良く洗い、その後に白色ワセリンを塗ったラップを宛がって、テープで止めるだけです。後は毎日白色ワセリンを塗ったラップを取り換えるだけでいいのです。
この方法は傷を乾燥させないことと、傷口を常に潤していることで、肌本来の修復液が自然と分泌されて、治りが早くなるという仕組みです。
手指は頻繁に使う場所なので、この方法は難しいかもしれませんが、寝る前などにやってみるだけでも、劇的に治りが早くなることは間違いないでしょう。
洗い物にはお湯!ビニール手袋を忘れない
日常的に洗い物をする時には水でやっている方も多いでしょう。でも、少しだけぬるいお湯で洗うだけでもあかぎれになりにくいと言われています。
冷たい水で洗い物をすると、手が冷えて血行不良になってしまいます。血液の流れが悪くなると、栄養が行き渡らなくなり肌の修復機能も落ちてしまうんでしたね?なので水で洗うのは厳禁なのです。
そして、洗った後水分が手に残っている状態でいると、直ぐに乾燥してしまいます。これを防ぐ為にも、塗れた手はすぐにタオルで拭くことをオススメします。
また、洗い物をする時は面倒でもビニール手袋をしましょう。これは厚いものでなくてもいいので、薄いものなら100枚入りなどたくさん入ったものでも4~500円です。この時に、ゴム製品にかぶれるラテックスアレルギーの方は、木綿の手袋をはめた上にビニール手袋を重ねてはめるといいでしょう。
これをやるだけで、あかぎれの辛さから解放されるので面倒がらずにやってみて下さいね。
体を冷やさず温める工夫
あかぎれは手指のものだと言っても、血行不良や寒さによる乾燥からなってしまうとお話しましたね。なので、手指に気を遣うだけではなく、身体自体も温める工夫をすることが大切です。
外に行く時には手袋、マフラーなどは当然のこと、家に居る時でも出来るだけ体が冷えないように、ルームソックスを履いておく、手袋は鬱陶しいと思いますので、気付いた時はマッサージして手指の血行を良くするように意識してみると冷えによるあかぎれを作らずに済むようになります。
部屋を暖める時は加湿器を忘れずに
あかぎれには冷えと乾燥が大敵ですから、部屋の中をしっかり暖めて体を冷やさないようにする工夫と共に、加湿器を使って常に部屋中を潤った状態にしておくようにしましょう。
加湿器を用意できない場合などは、塗れたタオルを部屋の中につるしておくだけでも乾燥を防げます。その他、お湯などを入れたコップを近くに置いておくだけでも、何もしないよりは乾燥から守ることが出来るでしょう。
食べ物の工夫!ビタミンEをたっぷり摂る
ビタミンEと言えば、一般的には若返りのビタミンとしてよく知られているビタミンですが、このビタミンEがあかぎれにも効果を発揮すると言われているのです。
それは、ビタミンEが手指の末梢血管への血流を良くする働きがあるからなんですね。血流が良くなるという事は、体に摂りいれた栄養を余すことなく行き渡らせることが出来ます。その為、あかぎれしたとしても肌の修復機能がきちんと働き、速やかに治してくれるというわけです。
一日に必要なビタミンEは7~8mgと言われていて、最も多く含む食品はアーモンド29.4mg、あんこうの肝13.8mg、すじこ10.6mg、いくら9.1mg、あゆ8.2mg、たらこ8.1mg、明太子6.5mg、ウナギの蒲焼4.9mg、焼きのり4.6mgなどがあります。
これらの中ではアーモンドが飛びぬけてビタミンEが多いので、間食などにアーモンドを食べる習慣をつけるといいですね。
乾燥によって手指の水分が奪われる
天然の潤い保護成分が作られなくなる
肌の再生力が弱くなり修復できず症状が進行してしまう
ハンドクリームは常に持ち歩き乾燥から守る
ビニール手袋で手をガードして洗い物はお湯で
手だけでなく体を冷やさない工夫もする
部屋を暖める時は加湿器を使う
ビタミンEをたっぷり摂って修復能力をアップさせる
冬になり乾燥する季節になるとできやすくなるあかぎれ、ひび割れた状態から血がにじむまで行ってしまうと、何をやるにも本当に痛く辛いものです。
あかぎれになる原因をしっかり理解したら、その原因を解消する方法を実践すれば毎年苦しんでいたあかぎれも、綺麗さっぱりなくなってくれるかもしれませんね!
わりと指先って男性に見られてますから、しっかりケアして指先もキレイにしておきたいですね!
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