騙されやすい人の心理特徴から、どうして人は簡単に騙されてしまうのか、その謎を解き明かしましょう。
「絶対に騙されないぞ」と思っていても、言葉巧みに操られ、思わぬ大損をしてしまう人はいます。しかも、自分でも騙されたと気づかないのです。
今まで誰かに騙されたことのある人、もう騙されたくない人は、騙されないための心構えで自分の身を守りましょう。
騙されやすい人の7つの心理特徴
プライドが高く、知らないと言えない
プライドが高く、「○○って知ってる?」と自分の知らないことについて話されたとき、素直に「知らない」と言えない人は騙されやすい人です。
知らないことをちゃんと知らないと言えないと、相手の話す内容をよく理解しないままどんどん思わぬ方向へ会話が進んでしまうのです。
そうするといつの間にかよくわからない契約を結んでいることも。しかもプライドが邪魔をして、誰にも相談できずに途方に暮れることになります。
自分は絶対に間違わないと思っている
自分は絶対に騙されない、自分は絶対に間違わないと思っている人ほど、実は簡単に騙されやすいという特徴があります。
それは自分中心に考えているせい。客観的に物事を観察できていないので、相手の言うことを一度信用すると、そのままずるずると信じてしまいます。
心の底では「怪しいな」と思っていても騙され続けるのは、「自分は間違わない」と頑固に思っているので前言撤回ができないからです。
優柔不断で人の言葉に流されやすい
優柔不断で自分に自信がない人は、すぐに周りの言葉に流されます。自分で取捨て選択できないので、つい人の意見に頼ってしまうのです。
このタイプの人は、「みんなしてるから大丈夫だよ」や「○○さんっていう著名な人もやってるよ」という言葉に弱いでしょう。
“みんな”に置いていかれることが怖い、“有名な人もしているなら安心”だと思うあまり、そのまま相手の言葉を鵜呑みにします。
嫌われないために尽くしてしまう
誰だって嫌われるよりも好かれるほうが良いと思っています。しかし万人に好かれることは、残念ながら不可能に近いのです。
しかし嫌われることが怖い人、嫌悪感を向けられることに強いトラウマがある人は、嫌われないために相手に尽くそうとします。
捨てられないようにと必死に尽くすので、自分が騙されているということにも気づけません。仮に気づいたとしても捨てられないために気づかないフリをするでしょう。
褒められると調子に乗るタイプ
自信過剰で理想が高い人は、褒められると「やっぱり自分は特別な存在なんだ」と調子に乗ります。そして褒めてくれた人への警戒心も解かれます。
自分のことを称賛してくれる人は良い人、自分の敵ではないと思ってしまいます。このタイプも簡単に騙される傾向があるでしょう。
褒められて調子に乗ってしまい、冷静な判断ができなくなっているのです。承認欲求が強いことが原因だとも考えられます。
孤独感が強く相談相手がいない
人付き合いが苦手で気軽に悩みを相談できる相手がいない人は、孤独を強く感じています。自分のことを理解してくれる人を無意識に求めているのです。
そんな人の前に「あなたの気持ちが痛いほどわかる」、「私があなたの力になってあげる」なんて優しい言葉をくれる人が現れるとどうでしょう。
心の底から求めていた自分の理解者の言うことは無条件で信じてしまいますし、捨てられないよう必死に相手の言うことを聞こうとします。
疑い深く、人一倍警戒心が強い
一番騙されやすいのは、人一倍警戒心が強くて疑い深い人です。とくに心霊現象やUFOなどのスピリチュアル系への猜疑心が強い人は騙されやすい特徴があります。
疑い深い、警戒心が強いなら騙されないのではないかと思うでしょう。こういったタイプの人は、納得できる証拠を提示されるとコロッと信用してしまいます。
「この薬は○○大学の××教授が開発したもので、○○という成分には××という効果がある」と細かく科学的根拠を伝えられると、そうなんだと納得してしまうのです。
騙されないための対処法
「みんな」「○○さんも」という言葉に注意
「みんながやっている」、「○○さんもしていた」という言葉は初歩的な騙し文句です。「みんな」も「○○さんも」、その人が言っているだけで本当か定かではありません。
「みんなやっているなら安心だ」なんてことはないのです。「○○さんもしていたなら自分も大丈夫だ」とは思わないようにしましょう。
このような言葉を出されたら怪しいなと思ってください。「みんなって誰のこと?」「本当に○○さんが言ってたの?」と追及すると相手もそれ以上言ってこないはずです。
交換条件で言うことを聞かせる人に注意
「何々をしてあげる代わりに、自分も何々してほしい」と交換条件を出して言うことを聞かせようとする人もいるので、十分に注意しましょう。
一見こちらの言うことを聞いてくれる優しい人のように思えます。しかしこれは、好意の返報性を利用しているだけなのです。
人は相手に何かしてもらったら、自分も同等のことを返さないと悪いと思ってしまいます。つまり相手はあなたの誠意を利用して、自分の思い通りにさせようとしています。
飴と鞭で精神支配する人に注意
例えば「毎日100本の新規契約を取れ」と無茶を言われ、契約を取れなければ上司からの酷い叱責が待っているとします。心が強い人でも頻繁に叱責されると弱ってしまうでしょう。
しかしもう無理だというタイミングで「もうちょっと頑張ってみよう」と優しく慰められると、途端に相手へ気持ちを委ねてしまう。これが飴と鞭による精神支配です。
ブラック企業、ブラック上司に多い手口です。恋愛でも、恋人にわざと冷たい態度を取り、たまに優しくすることで自分の言うことを聞くように支配する人もいます。
親切すぎる人を適度に怪しむこと
無条件で優しい人、無条件で親切な人には裏があると思っておきましょう。無条件で優しくしてくれるのは、人に尽くすことが好きな人か、何らかの考えをもっている人だけです。
とくに警戒しておくべきなのは、恋人でもないのにプレゼントをくれる人です。何もないのに物をくれるという人は、それだけ大きなお返しを求めているとも考えられます。
裏がある人はこちらが「いつも貰ってばかりだと悪いから、何かお返しするね」という言葉を待っています。その言葉につけ込んでとんでもないお願いをされないよう注意しましょう。
怪しいと思ったら「知り合いに相談する」
「いい話しがある」、「友達(恋人)の頼みなんだから聞いてほしい」と何らかの頼みごとをされたときは「知り合いに相談する」で逃げ切りましょう。
騙そうとする人は自分(騙す側)と相手(騙される側)の間に第三者が入ることをとても嫌がります。第三者が邪魔をして、自分の思い通りに物事が進まないからです。
怪しいお願いをされそうになったとき、怪しい相談をもちかけられたときは、「自分じゃ決められないから知り合いに相談して決める」と言い続けていれば大抵は諦めます。
プライドが邪魔をして知らないと切り出す事ができない
自分だけは間違わないと物事を客観的に見られない
みんなという言葉に弱く優柔不断で流されやすい
嫌われる事を極度に怖がり薄々わかっていてもNOと言えない
褒められると自分を見失い調子に乗って安請け合いする
相談する相手がいない上に孤独感のスキを突かれると弱い
人一倍疑い深く慎重だが自分の固執観念を覆されると簡単に騙される
みんなを多用したり交換条件で迫る人に注意する
言葉巧みにアメムチで精神支配されないようにする
親切すぎる人は適度に注意し何かあれば人に相談する
「自分は絶対に騙されない」と自分の考えを疑わず、そして一度決めたことは覆せない頑固な人。スピリチュアル系を断固として信じない人は最も騙されやすい人です。
騙されて変なことに巻き込まれないように、騙されないための心構えで自分の身を守りましょう。自分を守れるのは自分しかいないのです。
どうしても自分で解決できないことは第三者に相談すること。金銭が絡むことは弁護士に相談することがおすすめでしょう。
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