その効果には目を見張るものがあるのですが、名前だけ見れば「シード」と付いているので必然的になんかの種、という事はすぐに分かりますよね。
美容や健康オタクの間でじわじわと広がっているヘンプシード。
チアシードやタイガーナッツなどのスーパーフードに代表されるヘンプシードですが、一体どんな種なんでしょう、その効果は?使い方は?どんな摂り方をすれば効果があるのでしょう。
今回はヘンプシードについて徹底的に調べてみたのでゆっくりご覧ください。
話題のヘンプシード!健康効果5つとおいしい食べ方
ヘンプシードの栄養効果はこんなに凄い!
七味唐辛子の中にも入っているといったら、何となく想像できるのではないでしょうか?
麻というと麻薬のイメージが強い感じがありますが、これは麻の葉っぱや穂の部分のみが対象となっていますので心配いりません。
しかしヘンプシードの凄い栄養効果を見れば、まるで麻薬並みとも言えるかもしれませんね。
ヘンプを作る際には農薬や肥料を必要としない為、その安全性からもスーパーフードと呼ばれる所以となっているのです。
ヘンプシードの栄養効果には、タンパク質、ミネラルが豊富、良質の脂肪酸を含んでいる、食物繊維が豊富、ビタミンE効果があげられます。
では、一つずつじっくり見ていくことにしましょう。
人間に必要な必須アミノ酸をたっぷり含んでいる
ヘンプシードにはとにかく植物性タンパク質(=アミノ酸)が豊富なので、ベジタリアンやお肉や乳製品をあまり摂りたくない人などには、うってつけのタンパク質源になるんですね。
そのタンパク質=アミノ酸は20種類も含まれているのですが、その中の9つの必須アミノ酸は体内では作りだせないのです。
なので、それらのアミノ酸を摂り入れるには外から摂取しないとならない、というわけなんですね!
女性には嬉しいミネラル分が沢山!
ミネラルを含んでいる食品は数あれど、ヘンプシードは必須ミネラルを全て含んでいるというのですから驚きです!
亜鉛40%、鉄分34%、銅70%、103%のマグネシウムを摂ることが出来るのです。
これらのミネラルは食品からまんべんなく摂るのは難しいので、サプリから摂り入れたりすると思いますが、ヘンプシードを食べるだけでこのミネラルが十分に補充できてしまうわけなんですね。
ちなみに亜鉛は味覚を正常に保つのに必要な栄養素。鉄分は貧血になりやすい女性には必須の栄養素と言えるでしょう。
銅は血球の形成や体内の酵素を正常に働かせてくれる機能のある栄養素です。
マグネシウムはカルシウムと同じく、骨や歯の形成にはなくてはならない栄養素となっています。
良質の脂肪酸オメガ6とオメガ3を効率よく摂れる
脂の摂りすぎは良くないと言われますが、青魚などに含まれている良質のオイルは、出来るだけマメに摂り入れた方が健康になれます。
特にオメガ6(リノール酸)とオメガ3(α-リノレン酸)は必須アミノ酸同様体内で作りだせない脂肪なので、外から積極的に摂り入れる必要があるんですね!
オメガ6(リノール酸)は比較的色々な食べ物で摂ることが出来ますが、特にオメガ3(α-リノレン酸)は不足しがちになるので、このオメガ3を効率よく摂るのにヘンプシードは非常に役に立ちます。
オメガ6とオメガ3は反対の役割をするので、ただやみくもに摂ればいいというものではありません。
WHO(世界保健機構)で定義している理想の割合は、オメガ6と3=4:1となっています。その点ヘンプシードはこの割合が、3:1となっているので実に理想的と言えるでしょう。
お腹スッキリ!食物繊維が豊富
当然のことながら植物ですので、食物繊維が豊富なのは当たり前のことでしょう。
食物繊維には水溶性と不溶性というものがあり、このヘンプシードは不溶性食物繊維を大量に含んでいます。
その量は100当たり41.3gとなっていますが、野菜の中でも食物繊維を沢山含んでいると言われているさつまいもが2.4g、おからが9.4g、ごぼうが5.7g、乾物である切り干し大根でさえ20.7gなのですから、その多さは一目瞭然でしょう。
若返りのビタミンEでピンピンの体に
ヘンプシードには豊富なビタミンEも含まれています。ビタミンEと言えば若返りのビタミンとして有名ですよね。各種高価な化粧品などにも沢山使われています。
ビタミンEの若返り効果として一番にあげられるのは、何といっても抗酸化作用があるところでしょう。
人間は呼吸をすると酸素を吸い込みますが、この酸素が少しずつ活性酸素に変わっていくのです。活性酸素は悪者のように言われていますが、本来はウィルスから身を守ったりする役目を担っています。
しかし人間の体の中でこの活性酸素が増え過ぎてしまうと体をさび付かせる原因となってしまうことも知られています。
抗酸化作用のあるヘンプシードはこの活性酸素を除去してくれるので細胞をイキイキとさせ、老化やガンを防ぐと言われているのですね。
美容にも最適!ヘンプシードの簡単な食べ方・レシピ
ヘンプシードと似たような食べ物にチアシードやごまがあげられますが、これらは固い殻のままだと十分な栄養素が摂れなかったりするので、ふやかして食べないといけなかったりしますね。
ヘンプシードはそのまま食べても大丈夫なので、ふりかけのようにご飯に混ぜておにぎりにしたり、サラダにかけても十分栄養素を摂り入れる事が出来ます。
色々な工夫が出来るとは思いますが、ここではあるととても便利なヘンプシードドレッシングとおやつに便利な簡単スイーツをご紹介しますね!
ヘンプシードドレッシング
ヘンプシードには種の他にもヘンプオイルと言われる油もあります。この2つを使って健康ドレッシングを作っちゃいましょう♪
・ヘンプシード 大さじ2
・ヘンプオイル 大さじ2(*なければどんなオイルでもOK)
・バルサミコ酢(またはリンゴ酢などお好みのお酢でOK)大さじ1
・甘味(砂糖でも蜂蜜でも)
・醤油 大さじ1
・玉ねぎのみじん切り 大さじ2
・にんにくのみじん切り(チューブでもOK) 大さじ1
*自然の甘味を出したければニンジンかリンゴのみじん切りを加えましょう。作り方は全ての材料を良く混ぜ合わせるだけです。
ヘンプシードを直接サラダにかけるより 旨みも増して美味しくいただけますよ。
あま~いバナナのヘンプシードペースト
塗って食べるだけのお手軽スイーツですが、バナナの栄養価には計り知れないものがあるので、これを朝食べていくだけで一日パワフルに動けること間違いなしですよ♪
・バナナ お好きなだけ
・ヘンプシード 大さじ1
・アーモンドペースト大さじ1
作り方は皮をむいたバナナにアーモンドペーストを塗って、その上にヘンプシードをまぶすだけです。
甘いバナナにサクサクしたヘンプシードの触感が癖になる美味しさですよ。
その他にもパスタソースに使ってみたり、ケーキやパンケーキの具材に入れてみたり、唐揚げの衣に使ってもいいですね。
工夫次第で色々楽しめるヘンプシード!是非お好みのレシピを考えてみて下さいね。
人間に必要な必須アミノ酸をたっぷり含んでいる
女性には嬉しいミネラル分が沢山!
良質の脂肪酸オメガ6とオメガ3を効率よく摂れる
お腹スッキリ!食物繊維が豊富
若返りのビタミンEでピンピンの体に!
ヘンプシードドレッシング
バナナにヘンプシードペースト
健康志向の間ではスーパーフードはブームを巻き起こしていますが、そんな中でもヘンプシードは使い方が簡単なので、スーパーフードの中でも気軽に摂り入れる事が出来る栄養価の高いナッツです。
小さな小瓶に入れ替えていつも持ち歩いて、おやつの代わりに食べてみたり、振りかけられるものには何でも振りかけてみるといいでしょう。
意識的に摂ってみると、みるみる体が健康になっていくのを実感できると思いますよ!
あなたにオススメの関連記事