ヘンプシードオイルの効果は、体にいいと言われる油「オリーブオイル」「ココナッツオイル」よりも凄い!と言われています。
まさに、スーパーオイルというわけなんですが、よく間違われるのが「ヘンプオイル」と「ヘンプシードオイル」です。
どちらも麻の実から取れるオイルには違いないのですが、ヘンプオイルの方は、アメリカでも一部の認可された州でしか購入できません!
こんなことを聞くと、ちょっと怪しげな雰囲気のオイルですよね…その点、ヘンプシードオイルの方は日本でも普通に買う事の出来る一般的なオイルなんです。
その違いはどこにあるのでしょう?その辺も踏まえてヘンプシードオイルの効能を詳しく見ていくことにしましょう!
ヘンプシードオイルの絶大な健康効果5つとおいしい食べ方
ヘンプオイルとの違いとヘンプシードオイルの5つの健康効果
麻の実(=種子)から取れるオイル、と言うことは同じなのですが…
では、何が違うのかというと、簡単に言ってしまえば酩酊(めいてい)作用があるかないかの違いなんですね。
酩酊とは、ひどくお酒に酔うという意味なので、いわゆる大麻の作用によって酔ったような状態になるという事になるでしょう。
ヘンプオイルの方は、品種改良によってこの酩酊作用を強くして、医療用に改良したオイルで、品種改良した麻のことをカンナビスといい、アメリカではヘンプオイルはカンナビスオイルといわれています。
逆にヘンプシードオイルの方は、この酩酊作用をなくした「別の品種」の大麻の実(=種子)から抽出したオイルというわけです。
ヘンプシードオイルに含まれている成分で、特に様々な効果を発揮するのは必須脂肪酸である、オメガ3のα-リノレン酸とオメガ6のリノール酸、γリノレン酸、アミノ酸、ビタミンA、C、E(エース)、食物繊維です。
では早速ヘンプシードオイルの効果・効能を5つご紹介しましょう。
脂肪燃焼によるダイエットや美肌の効果
必須脂肪酸であるα-リノレン酸は、皮膚からの吸収が良く肌の保湿を高める作用がありますし、ビタミンCは言わずと知れた美肌のビタミンと呼ばれています。
それはメラニン色素を抑制し、しわやシミを防いでくれるからなんですね。
また、代謝しにくいトランス脂肪酸を含んでいないので、脂肪になりにくく逆に脂肪燃焼効果が期待できるので、ダイエットにも効果を発揮すると言われています。
アレルギーやアトピーなどの改善効果
同じ油でも家庭用の食用油は、オメガ6系脂肪酸の割合が多いため、免疫力を落としやすい上、血液をドロドロにしやすいことから、アレルギーやアトピーの原因となってしまうことが多いんです。
良い油の条件とは、オメガ3とオメガ6のバランスが良いことがあげられます。
その点ヘンプシードオイルは、オメガ3(α-リノレン酸)とオメガ6(リノール酸)γリノレン酸の割合が、2:5:1となっており、大変理想的なバランスと言われているんですね。
オメガ3脂肪酸は、免疫力を強化する作用があると言われていることから、ウィルスなどの細菌から体を守ってくれますし、ビタミンAは粘膜や皮膚の健康を促してくれる効果が期待できるので、これもアレルギーやアトピーの改善を導いてくれると言われています。
また、γリノレン酸はアトピー性皮膚炎の改善に効果があるとも言われているのです。
脳の働きや血流を良くする効果
オメガ3であるα-リノレン酸は血液サラサラ効果が期待できるので、脳の血流を良くします。
脳にちゃんと酸素が送り込まれて、栄養が補給されれば脳機能をアップさせ、記憶力も回復する事により、認知症やうつなどの改善にも効果があると言われています。
またγリノレン酸をしっかり摂ることで、頭痛、腹痛、睡眠障害、生理前の独特の不快な症状も改善してくれる効果が期待できるんです。
生活習慣病の改善効果
オメガ6脂肪酸であるリノール酸は血糖値の上昇を抑制し、悪玉コレステロールを減らしてくれるので、動脈硬化や高血圧、糖尿病予防にも効果があると言われています。
また何度もお伝えしているように、オメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸は血流を良くして、血液さらさら効果が期待できることから、血栓を作らせない作用があります。
この作用も、脳梗塞や心筋梗塞の予防に効果を発揮してくれるのです。
豊富な食物繊維による腸内環境改善効果
ヘンプシードオイルには、重要と言われている脂肪酸の他にも、沢山のミネラル・ビタミン、食物繊維が含まれています。
特にビタミンEは、若返りのビタミンでよく知られていますし、豊富な食物繊維は腸内環境を整えてくれるので、便秘解消は勿論、腸は第二の心臓と言われている事から、あらゆる病気の改善に繋がっているとも言えるでしょう。
ヘンプシードオイルのおすすめレシピ2選
ヘンプシードを料理で使う際に、気を付けないといけないことは、熱に弱いという事と酸化しやすいという事。
α-リノレン酸が熱に弱く、酸化しやすいのでこれは仕方のない事ですね。
なので、普通に炒め用の油として使う事は出来ません。そのままスプーンにすくって直接飲むか、サラダにかける、できた料理にかける…という使い方がいいでしょう。
綺麗なグリーンがサラダを彩るヘンプマヨネーズ
マヨネーズは卵黄と油があれば、簡単に自家製が作れちゃうって知ってましたか?この油をヘンプシードオイルにしてみるのです。
綺麗なグリーンのマヨネーズは色々なアレンジに使えて便利ですよ。でも酸化が早いので、使う度にこまめに作る方がいいでしょう。
・ヘンプシードオイル 50㏄
・卵黄 1個分
・酢 大さじ1/2
・塩。胡椒 小さじ1/2
・キャノーラ油(菜種油)40cc
作り方
① ボウルに卵黄を入れたら白っぽくなるまで良くかき混ぜます。
② ここに酢と塩を加えて更に良く混ぜ合わせ、その後ヘンプシードオイルとキャノーラ油を少しずつ加えながら混ぜ合わせ、最後にこしょうを加えて出来上がりです。
*ハンドミキサーがあると便利ですが、フードプロセッサーやミキサーがあれば時短になります。
ヘンプオイルのカラフルマリネ
加熱できないヘンプシードオイルは、マリネのように漬けこみ用の油にするといいでしょう。
漬ける野菜派なんでもいいのですが、赤パプリカや黄パプリカ、きゅうりなどの色合いのものを漬けこむと、付け合わせやお酒のおつまみに重宝する前菜となります。
・ヘンプシードオイル 100㏄位(お好みで)
・酢 50㏄
・鷹の爪、ニンニク薄切り 適宜
・塩・胡椒 適宜
・カラフルな色の野菜(赤・黄パプリカや、きゅうり、トマトなど)適量
作り方
煮沸した瓶に綺麗に洗った野菜を詰めて、ヘンプシードオイルと酢、鷹の爪、ニンニクを漬けこみます。最後に塩胡椒を入れて
出来上がりです。
冷蔵庫に保存して2日目位から食べられます。早目に食べきるようにしてくださいね!
脂肪燃焼によるダイエットや美肌の効果
アレルギーやアトピーなどの改善効果
脳の働きや血流を良くする効果
生活習慣病の改善効果
豊富な食物繊維による腸内環境改善効果
ヘンプマヨネーズにしてお好みでチョイス
漬け込み用のマリネに
健康オイルとしてオリーブオイルやココナッツオイル、エゴマ油やアマニオイルが流行している中、次に話題になるのは絶対にこのヘンプシードオイルと言えるでしょう!
大麻というと何かブッソウなイメージがありますが、ヘンプシードは麻薬の原料になる大麻とは違い、酩酊作用が出ない別の品種で作られたオイルなのです。
安全性は確実な上、様々な恩恵の受けられるヘンプシードオイル。
まだ手に入れるのは難しいかもしれませんが、機会があればぜひ1瓶買って試してみて下さいね!
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