雛人形を飾る場所と方角に風水を取り入れる事で、ご家族共々運気アップを図りましょう!
女の子のお子さんがいるご家庭では、毎年3月3日の雛祭りの日、雛人形を飾っている事でしょう。
その雛人形の飾る場所をちょっと変えるだけで、運気アップ効果があるかもしれません!
どんな場所がいいのか?NGな置き場所は?飾るのはいつ頃が良いか等をご紹介します。
雛人形を飾る場所や良い方角は?風水も取り入れ運気をアップ!
縁起の良い大安・立春・雨水に飾ろう
雛人形を出さなければいけない日は、厳密には定められておりません。
しかし、「この日に飾ると縁起が良い」という日があります。それは大安・立春・雨水の日です。
まず大安は歴注の大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅という六曜の内の1つで、大いに安しという意味を持っています。
六曜の中で一番の吉日であり、婚礼から旅行、建築に引っ越しと、何をするにも良い日といわれているのです。
立春は太陽暦でいうと2月4日、節分の翌日にあたります。2月3日の節分に豆まきで災厄を祓いますから、その翌日という事でとても縁起が良いでしょう。
そして雨水の日は、2月19日前後から啓蟄の日(けいちつのひ)前までの期間で、「雪が少しずつ雨に変わり、春に向かう」とされる日です。
昔々にはこの雨水の日を目安として農作を始めていた事からも、雨水の日に雛人形を飾れば女の子は良縁に恵まれる、といわれています。
絶対この日じゃないといけないという決まりはないものの、出来れば大安・立春・雨水のどれかの日に出してあげましょう。
3月2日に飾ってはいけない
雛人形を飾っても良い時期の反対に、雛人形を飾らない方が良い時期があります。それは雛祭りの前日である3月2日です。
前日に祭り事の飾りつけを行う事を「一夜飾り」といいます。これは、お葬式の飾りつけを想像させる事から、縁起の良くない飾り方なのです。
「長く飾っておいて雛人形が汚れるのは嫌だから」と前日に慌てて出すのは止めておきましょう。なるべく1週間程前から飾っておく事をおすすめします。
飾ると良い時間帯
雛人形を飾ると良い時間帯もあります。例えば六曜でいうと、大安はその日の内ならいつでも吉です。
友引なら午前11時~午後13時を除く時間が良いとされており、先勝の日は午前中は良しとされています。
先負なら午後が吉、赤口の場合は午前11時から午後13時が良いといわれています。仏滅の場合はその日1日、どの時間も避けましょう。
「夜に雛人形を出してはいけない」という決まりはありませんが、午後は夕食の用意やお風呂等、慌ただしくて落ち着かないかと思います。
出来れば明るくまだ時間に余裕のある午前中の内に飾るようにしておきましょう。
方角は南と東が吉でNGは北
雛人形を飾った方が良い方角は、「東南~南、または東」のどちらかです。これは、この方角が神棚を置くのに適しているからでしょう。
雛人形は、「子供の厄を身代わりに受ける」といった意味合いも持っています。その為、より清らかな場所がおすすめなのです。
反対に雛人形を置いてはいけないとされているのは「北」の方角です。絶対にダメという訳ではないものの、あまり縁起が良くないといわれています。
また、直射日光が当たると雛人形が日焼けしてしまいますから、出来れば日光に当たらないような位置に置きましょう。
風水では玄関・寝室がNG
風水的な観点から、「玄関に人形を置くと入ってくる運気が人形に吸い取られる」として、雛人形を玄関に置かない方が良いとされています。
小さな一段飾りですと玄関の棚の上に飾りたいと思うかもしれませんが、なるべく玄関は避けておく事が無難でしょう。
また、玄関だけではなく寝室も風水的には良くありません。「一緒に寝ている人の良い気を吸ってしまう」ので、避けるべきと考えられています。
他にも湿気の多い場所や、エアコンの風が直接雛人形に当たってしまう位置も人形が傷むので良くありません。
風水的に良いのはリビング
風水的に雛人形を置くと良い場所は、リビングです。これはリビングという明るく人の活気のある場所が吉である、という考え方からです。
リビングが北の方向に作られているという事もあまりないかと思いますので、雛人形はリビングの東南~南、または東向きに置きましょう。
上から飾りましょう
雛人形を飾る場合、下段から飾ると万が一その上段に置いた雛人形が落ちた場合、下段の雛人形に当たって破損する事があります。
服の袖や肘を引っかけて、雛人形が壊れると補修費がけっこうかかります。なるべく上段から飾っていく事で、雛人形の破損を防ぎましょう。
関東と関西で飾り方が違う
雛人形を置く時に、男雛(お内裏様)と女雛(おひな様)を左右どちらに置くか、悩む事もあるでしょう。これは地域によって違うのです。
一般的には男雛を向かって左に置き、そして女雛を向かって右に飾ります。しかし京都は男雛を向かって右側、女雛を向かって左側に置いています。
これには、京都御所の紫宸殿御即位式典に由来があるとされています。太陽が最初に当たる方を上の位として「左をもって尊し」と定めているのです。
雛祭り翌日~7日以内に片付け
雛人形を直すと良い時期は、雛祭りの翌日である3月4日~7日以内とされています。この内の晴れている日に直すようにしましょう。
曇っていたり雨の日では、雛人形が湿気てしまう恐れがあるので要注意です。特に良いのは「啓蟄の日(3月6日頃)」といわれています。
雛人形を出したままにしておくとお嫁に行き遅れるという言葉がありますが、これはあまり意味のない迷信です。
「片付けをせずに何もかも散らかしたままでは良いお嫁さんになれない」という、躾の意味が込められた言葉なのです。
しかし、お人形を出したままにしていてはお人形が運気を吸うともいいますから、雛祭りを終えたら早めに直しましょう。
大安・立春・雨水に飾ると縁起が良い
前日の一夜飾りはダメ
飾る時間帯は六曜から
飾る方角は東から南
玄関と寝室は風水的にNG
リビングに飾るのが良い
上から飾って落下破損を防ぐ
関東と関西で飾り方の違いがある
片づけにも注意
雛人形は女の子にとって大切な日であり、ご家族にしてみるとお子さんの成長を見守る欠かせない節句でもあります。
雛人形のベストな飾り場所や方角を知る事で、貴女のご家庭にもきっと、良い運気が舞い込むでしょう。
お子さんもご家族皆さんも健康的に過ごす為に、是非雛人形を縁起の良い日に出して、縁起の良い場所に置いてあげましょう。
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