独り言が多い人の心理特徴から、独り言を言ってしまう原因を探り、困った独り言の癖を治しましょう。
気づいたら考えていることをぶつぶつと呟いてしまい、周りの人から白い目で見られたり、独り言の癖のせいで人間関係に悩んだことはありませんか?
独り言が多い人は独り言を言ってしまうことを自覚して、それを治す方法を知ることで、独り言を言う癖を失くせるのです。
独り言が多い人にありがちな7つの心理特徴
愛されたがりで構ってちゃんな性質
誰かに構ってほしい、自分が一番愛されたい、チヤホヤされたいという自己顕示欲が強く愛されたがりな人は、構ってほしくて独り言を言います。
このタイプの独り言が多い人は、わざと人前で「はぁ…疲れた…もう生きたくない」なんてネガティブな呟きをしては、周りの反応を伺ってアピールしているのです。
自分の独り言で周りの人が「そんなこと言わないで」と慌ててくれたら満たされますが、構ってもらえないと自分の欲しい反応がもらえるまで呟き続けるでしょう。
孤独を感じやすく寂しがり屋である
コミュニケーション能力が低く、人と話すこと、交流することが苦手な場合、孤独や寂しさを癒すために独り言が多くなることがあります。
誰かとお喋りしたいけれど、友達を作るのが下手で話し相手がいない。だから自分が自分の話し相手になってしまっているのだと考えられます。
思い込みが激しく些細なこともネガティブに捉えやすいので、独り言で自分を癒そうと無意識にぶつぶつ呟いてしまっているのです。
集中力が高く自分の世界に入りやすい
人一倍集中力や想像力が高く、そして自分が興味を持っていることにしか目がいかないせいで、時と場所を問わず自分の世界に入り込んでしまいます。
一度自分の世界に入るとなかなかそこから抜け出そうとはしないかなりのマイペースで、独り言を言っていることを自覚しても、気にも留めません。
このタイプの独り言が多い人は、自分の思考を整理整頓したくてぶつぶつと呟いているところがあるので、例え会社や会議中でも呟いでしまいます。
プライドが高く自分から人を頼れない
かなり高いプライドの持ち主であり、自分から周りの人に「助けてほしい、手伝ってほしい」と言えません。自分から人を頼るのは恥ずかしいことだと思っているからです。
だからわざとらしく困ったフリをしながら「あ~、この仕事どうやるんだっけ?全然わからないな~」など、周りに聞こえる声量で呟きます。
その独り言を聞いて同僚や上司が手を貸してくれるまで待っていますし、最初は皆助けてくれます。しかし徐々に周りから面倒がられてスルーされやすいタイプです。
自分のしたいことしかしない他力本願
物事に対しての好き嫌いが激しく、そして自分のしたいことや楽な仕事しかしたくない、面倒くさがりな他力本願タイプの独り言が多い人もいます。
自己主張が強く「自分がしたいことだけする、それ以外は他の人に任せる」という性質なので、自分がやりたくないことがあれば、独り言で周りに知らせようとするのです。
小さい頃から甘やかされてわがまま放題に育ってきた場合、このタイプの独り言が多く自己主張をつぶやく事で、正当化させ周知しようとしてる事があります。
精神的に不安定で再確認して安心している
神経過敏で精神的に不安定になりやすい人は、統合失調症などの心の病気が原因で、独り言が多い人になっていることもあります。
統合失調症には妄想、幻聴といった症状があります。自分にしか聞こえない声が聞こえて、それに受け答えすることが、周りから見れば独り言を言っている人になるのです。
統合失調症ではなくても例えば不安感が強い人なんかだと、不安を和らげるために「○○は大丈夫」など声に出して再確認することで安心感を手にしています。
トゥレット障害などの病気の可能性がある
トゥレット障害には、咳払いまたは叫び声や奇声を繰り返す「音声チック」という症状があります。重篤な音声チックの場合、無意識に唸り声など発してしまうのです。
また、汚言症の場合は会社や家、外といった区切りなく、通常だったら理性で抑えるはずの、卑猥な言葉や罵倒語を言ってしまうことがあるのです。
他にもアルツハイマー型認知症など、独り言をぶつぶつ言う症状が出る可能性の高い症状があり、こういった症状に知らぬ間に陥っていることもあります。
独り言やぶつぶつ言うのを抑える対処法
ガムや飴を食べるようにする
独り言をぶつぶつ言ってしまうのを止めるには、「口の中に食べ物が入っているから喋るとそれが口から出てしまう」と強く意識することがおすすめです。
ガムでも飴でもいいのでその場ですぐに食べられる、そしてなるべく長い時間口の中に入れておける食べ物を持ち歩きましょう。
そして電車の中や会社など、周りに人が沢山おり独り言をぶつぶつ言うのを聞かれるとまずいときに、ガムや飴を食べてそれに意識を集中させるのです。
声に出さず紙に書いて耐える
思っていることを独り言としてぶつぶつ言ってしまうのを防ぐには、声に出さずに頭の中のことを紙に書いてしまうという方法があります。
紙がなければスマホでもタブレットでもいいので、メモ帳機能かなにかへ思っていること考えていることを、取りあえず書き出してみましょう。
口に出さずに紙に書く、文字入力をするという癖をつけることで、独り言をぶつぶつ言うのを防げるのです。
場所を見極めて自覚する
「ここは会社だから独り言をぶつぶつ言ったら同僚に迷惑がかかる」、「ここは電車の中だから独り言を言えば変な目で見られる」と場所を認識しましょう。
考え事に捉われやすい人はとくに、人前では自分の思考をシャットダウンして状況を見極めて行動することが大切です。
そして「独り言をぶつぶつ言ったら周りからどう思われるか」を自覚し、独り言を言う癖を抑えましょう。
口に力を入れて意識して閉じておく
人前ではとにかく口に力を入れて閉じる、またはマスクをつけて「絶対に喋らない」という強い意思をもつことで、独り言をぶつぶつ言うのを予防してください。
かなりの荒療治ですが、上下の唇を閉じるように軽くセロテープを貼っておき、その上からマスクをして強制的に独り言を抑えるという方法もあります。
無意識に独り言をぶつぶつ言いそうになっても唇にはセロテープが貼られてあるので、その違和感から「喋ってはいけない」と自覚できるのです。
然るべき機関で検査してもらう
自分の意思に反して独り言をぶつぶつ言ってしまう、汚い言葉や卑猥な言葉ばかり呟いてしまうなど、心配なときは病院で検査を受けましょう。
まだ自分でも気づいていない病気のせいで独り言をぶつぶつ言ってしまっているのかもしれません。その場合はセルフケアだけでは抑えきれないのです。
検査の結果何もなければその後独り言に注意すればいいのですし、何かあれば医師の的確な指導の元、独り言をぶつぶつ言うのを治せます。
構って欲しくて周りの反応を伺いつつ独り言でアピール
寂しさや孤独感を癒すためにつぶやいている
自分の世界に深く入り込んだ先で無意識に出ている
自分から頼ったりできず手を貸して欲しくてつぶやく
自己主張の遂行を正当化させたくて独り言を言う
不安感が強くつぶやく事で気持ちを和らげている
理性的な言葉でない時は病気の可能性もある
ガムや飴などでつぶやきを抑える
紙やメモで言葉の整理をして自覚してゆく
意識して口を閉じ酷い場合は医師に診てもらう
無意識に独り言をぶつぶつ言ってしまう、そのせいで上司や同僚から変な人だと思われている。そんな経験があるならすぐ独り言癖を治しましょう。
ストレスに不安感、満たされない心や精神的な病気など、独り言をぶつぶつ言う人にはそれぞれ原因があります。
自分はなぜ独り言を言ってしまうのか、自分の症状や性格などの原因を知ることで、独り言をぶつぶつ言ってしまうことを治せるのです。
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