巷では、米のとぎ汁乳酸菌というのが話題になっていますが、作り方をご存知ですか?
米をとぐ時に出る、白く濁ったとぎ汁。ほとんどの人は捨ててしまいますよね?でも、ちょっと待って!そのとぎ汁が、飲んで良し、使って良しのすごいパワーを持った乳酸液に変身するのです。
この米のとぎ汁乳酸菌を使えば、キレイになれる上に、今ご家庭にある、〇〇も△△も必要なくなって節約まで出来てしまうかも知れません。
今回は、そんな米のとぎ汁乳酸菌のすごいパワーや作り方についてご紹介したいと思います。
米のとぎ汁乳酸菌が凄くて手放せない!作り方と使い方の活用術
米のとぎ汁乳酸菌って何?
ほとんどの人が捨ててしまう、毎日ごはんを炊くときに出るとぎ汁。その捨ててしまうとぎ汁を使うので、とても経済的。しかも、排水を減らすことができるので環境にも優しいのに、様々なシーンでパワーを発揮できるとくれば、人気が出るのもうなづけますね。
”生きたまま腸に届く乳酸菌”と宣伝しているCMなどもありますが、お米のとぎ汁から培養した乳酸菌は、とても生命力が強いことも、特徴のひとつと言われています。
しかし、どんなにいいと言われても、面倒だったり、特別な道具を用意しないといけないとなると、ハードルが高いですがお金をかけずに手軽に、すごいパワーを持った乳酸菌を培養することが出来るのも人気の秘密なのです。
米のとぎ汁乳酸菌を作ってみよう!
・米のとぎ汁 500ml(使う米の種類は、玄米でも白米でも、分つき米などなんでもOK)
・塩 小さじ1
・砂糖(黒糖やきび糖など精製されていないものがいい) 小さじ2~4
・ペットボトル
作り方
① お米をとぐ。お米の汚れやごみを取り除く為に、水を注いでサッと流す。その後、ゴシゴシとといでお水を加えて軽くこすり合わせるようにして、米ととぎ汁を分ける。乳酸菌を作るときは、とぎ汁が濃い方がいいので、一番最初のとぎ汁がベスト。足りないようなら、2回目くらいまでならOK。
② きれいに洗ったペットボトルに、とぎ汁と塩、砂糖を入れて良く混ぜる。
③ 常温で数日~1週間ほど置いておき、乳酸発酵させる。必ず1日1回蓋を開けてガスを抜く。そして、ペットボトルを振って混ぜるようにする。
④ 蓋を開けるとプシュと炭酸飲料の様な音がして、甘酸っぱい香りがするようになれば完成。もし変な臭いがしたら、雑菌が繁殖してしまっているので、残念ですが捨てて作り直しましょう。
使うお米は出来るだけ、無農薬や減農薬などが乳酸菌が繁殖しやすいが、普通のお米でもできなくはないようです。
色々なシーンで大活躍!米のとぎ汁乳酸菌活用術
飲んで腸内環境を整える
ヨーグルトなどの乳酸菌が、善玉菌のエサとなり腸内環境を整えると言うのは、良く言われていますよね。
お米から作る、このとぎ汁乳酸菌は、乳酸菌が腸までしっかり生きて届き腸内環境を整えてくれるそうです。腸内には、全身の免疫機能に関わる免疫細胞が多くあることから、腸内環境が整うことで免疫力もアップ。
微炭酸飲料の様な、液体はそのまま飲んでOK。作る時に砂糖を加えますが、これは甘味付けではなく菌のエサなので、完成した米とぎ汁乳酸菌には甘味はありません。
ちょっとお米の風味がする、微炭酸の飲み物という感じなので、ジンジャーシロップなどを加えると飲みやすくなります。すぐに、風邪を引いたり体調がなかなか回復しないという人は、是非試してみるといいかも知れませんね。
自家製豆乳ヨーグルト&チーズが作れる
豆乳:乳酸菌=9:1の割合で混ぜ合わせ、常温で6時間ほど置いておくと豆乳ヨーグルトの完成!
買うと割高な豆乳ヨーグルトが、自分で手軽に作れるのは嬉しいですよね。味は、ほんのりお米の風味があるが、酸味も強くないので食べやすいが、もし気になる場合はジャムなどを入れると更に食べやすくなりますよ。
このヨーグルトをもう少し時間をかけて、過発酵させると分離してくるので液体部分を濾すと、クリームチーズの様なものが出来るので、パンやクラッカーに付けて食べることができます。
チーズは好きだけど脂肪分が気になるという人も、このチーズなら低脂肪な上に乳酸菌の働きも期待できるので、安心して食べることが出来ますね。
油汚れもピカピカになる洗剤
米のとぎ汁乳酸菌は、食べたり飲んだりするだけじゃないんですよ~
昔からお米のとぎ汁は、お掃除に使われ、ワックス効果で床がピカピカになるいうおばあちゃんの知恵として知られていますが、米のとぎ汁乳酸菌は洗剤としてお掃除に大活躍してくれます。
調理した後のベトベトなフライパンや油汚れのついた食器、洗うのイヤですよね~スポンジに何度も洗剤を足しながら洗わないとなかなかスッキリしないし、洗剤をたくさん使うとすすぎの水も余計に必要。
そんなイヤな油汚れも、乳酸菌のお陰でスッキリ洗いあげてくれますよ。しかも、泡あわにならないのですすぎの水も少量でOK。
ちょっとサボってしまったコンロ周りの油汚れも、特別な洗剤は必要なし!乳酸菌液をスプレーして少し時間をおいて置けば、ゴシゴシこすらなくてもピカピカになりますよ。
また、排水溝にや三角コーナにスプレーして置けば、嫌なヌメリが付きにくくなるという嬉しい効果も!用途別に何本も洗剤を用意しておかなくてよくなるので、スッキリ片付くのも嬉しいですよね。
小さな子供やペットがいても安心の消臭剤
米とぎ汁乳酸菌液には、消臭効果もあります。
しかも、臭いを付けて誤魔化すのではなく、臭いの元となる雑菌の繁殖を抑えたり、臭い成分を中和することにより消臭してくれるので、臭いを元から絶つことが出来るのです。
スプレーボトルに詰めて、洗えないソファーや絨毯、靴箱やごみ箱など家中どこでも気になるところにシュシュとスプレーすればOK。市販の消臭剤と違い、飲んでもいい乳酸菌液なら、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも場所を選ばずに、安心して使うことが出来ますよね。
使用済みのオムツにも効果ありだそうなので、使用済みオムツを捨てるゴミ箱にスプレーして置けば、オムツ替えの度にあの嫌な臭いに悩まされずに済みますよ!
お肌もスベスベになる入浴剤
米のとぎ汁乳酸菌は、お風呂に入れて入浴剤として使うことができるんです。入浴剤として使うことで、お肌がスベスベに!
しかも、残り湯をそのまま流さずに置いておくと乳酸菌が働いて、お風呂をキレイにしてくれるのでお掃除が楽になります。中には、お風呂の水を1年も変えずに、米とぎ汁乳酸菌をつぎ足しながら楽しんでいる強者もいるそうです。
1年も水を変えないなんてー!!と思ってしまいますが、公的機関の水質検査をしたところ、大腸菌やレジオネラ菌などの有害な菌は、検出されなかったというから驚きです。本来ならすぐに繁殖してしまう、有害な菌の繁殖を乳酸菌が防いでくれたということなんですね~
そこまでお風呂の水を変えない人は、ごくごく稀でしょうが、お風呂の残り湯を洗濯に利用する人も多いと思います。雑菌が繁殖した残り湯が洗濯ものの臭いの原因のひとつとも言われています。乳酸菌液を入れたお風呂なら、残り湯を洗濯に使っても嫌な臭いを防ぐことが出来るのも嬉しいですよね。
また、体臭などが気になる暑い季節には、乳酸菌液の入ったお風呂に浸かることで、皮膚に付いている雑菌の繁殖が抑えられ、体臭予防にもなり一石二鳥ですよ~
アトピー改善や美肌になれる化粧水
乳酸菌には、美肌効果やアトピー改善効果まで期待できるというから見逃せません!洗顔後に、化粧水として米のとぎ汁乳酸菌を付けるだけ。
乳酸菌には、炎症を抑え細胞の再生を助ける働きがあり、肌環境も整えると言われていて、市販されている化粧水にも、乳酸菌が使われているものがありますが、自分で作れば経済的なので、気にせずにバシャバシャたっぷり使うことができますよね。
顔にプツプツと出る吹き出物。鏡を見る度に憂うつな気分になりますよね。頑固は吹き出物は、雑菌が原因となっていることも。そんな時にも、化粧水として使えば雑菌の繁殖を抑えてキレイな肌を取り戻すことが出来ますよ。
米のとぎ汁乳酸菌を作るときに注意すること
とても万能で、凄いパワーのある米のとぎ汁乳酸菌ですが、効果を発揮する為にいくつか注意した方がいいことがあります。
乳酸発酵はとてもパワフルなので、ガラス容器を使うとガスが膨張して割ってしまうことがあります。割れないペットボトルなどを使って、1日1回は蓋を開けてガス抜きしましょう。
② 水道水をそのまま使わない。
使う水は水道水そのままだと塩素で乳酸菌が繁殖しずらく、失敗する可能性が高いので、ミネラルウォーターや浄水器を通した水、または水道水を煮沸して冷ましてから使いましょう。
③ こまめに作る
乳酸菌が雑菌の繁殖を抑えると言っても、徹底した温度管理が出来ない家庭での長期保存は雑菌の繁殖が心配です。
ちゃんと育てれば何年でも保存可能という人もいますが、お米のとぎ汁はごはんを炊く度に出るものなので、こまめに作るようにして、特に口に入れるものは新しいものを使うようにした方が安心ですね。
飲んで腸内環境を整える
自家製豆乳ヨーグルト&チーズが作れる
油汚れもスッキリ洗剤
子供もペットも安心な消臭剤に
お肌スベスベ入浴剤
アトピー改善や美肌になれる化粧水
様々なシーンで大活躍の米のとぎ汁乳酸菌。今まで買っていた、洗剤や消臭剤、化粧水などが必要なくなれば節約にもなりますよね!
早速、米のとぎ汁乳酸菌で、ますますキレイになるエコライフ始めましょう!
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