協調性のない人の心理特徴として、集団行動が出来ず単独で行動したがるなどが挙げられます。
社会性がない、KYだといわれる人々は、どういった心理特徴が原因でそのような態度を取ってしまうのでしょうか?
職場や周りにいる協調性のない人へのおすすめの対処方法もご紹介。どうしても関わらないといけない人への対応の仕方がわかります。
協調性のない人の心理特徴
集団行動が苦手で単独行動しがち
協調性のない人は集団行動ができません。1人でも平気なタイプなので、周りが気づいたときには勝手に単独行動しています。これは他人と歩調を合わせることが苦手だからです。
例えば複数人でグループを作って、皆で協力し合って何かを成し遂げようとしたとき。協調性のない人は乗り気になりませんし、注意されても自分のペースで作業を進めます。
他人と一緒のペースで何かをするということが、協調性のない人には合っていないのでしょう。人に会わせていてはうまくいかないからと、1人行動を選んでしまうのです。
頑固で融通が利かないところがある
とにかく頑固で全く融通が利かないのが協調性のない人の困った特徴。協調性のない人はルールを厳守するところがあり、約束や時間、期限を守らない人をとくに嫌います。
言ってみれば、協調性のない人はとても真面目な人なのです。真面目だからこそ柔軟な対応ができず、ついルールを守ろうとするあまり単独行動に走るのでしょう。
周りから「あの人って全然融通利かないよね」と言われても気にしません。協調性のない人にとってはルールをしっかりと守ることの方が優先度が高いからです。
自己主張は得意でも話しを聞けない
協調性のない人は自己主張が強い特徴があります。自分の考えを主張することは得意でも、そのかわり人の話しを大人しく聞くことは苦手としているでしょう。
一言でいえば、協調性のない人は空気が読めません。それに融通が利きませんから、他人の興味ない話しを聞くのは無駄だと思っていますし自分の話しだけしたいのです。
仕事の説明をちゃんと聞けないのも、誰かが話しているのに遮って自分の話しをするのも、協調性のない人はわざとやっているのではなく自分にとっては自然な衝動です。
乗り気じゃない誘いはキッパリ断る
協調性のない人は興味のないことには全く向き合わない特徴があるでしょう。そのため乗り気じゃない誘いはキッパリと断るなど、かなりはっきりした性格をしています。
単独行動を平気でしてしまうくらいですから、協調性のない人は人間関係を重視していません。とくに仕事とプライベートは割り切って考えているところがあります。
職場の上司に飲みに誘われても「行きません」と断るのは、誘ってきた人のことが嫌いだからではなく、上司や同僚とは仕事の付き合いだけしていたいからです。
集中力が高いが自分のペースで行動したい
集中力が高く、自分の好きなことだと何時間でもぶっ通しで作業するのが協調性のない人。しかしあくまで自分のペースで動くため、仕事でいい具合に発揮されることは少ないです。
1人でサクサク進めてしまい周りを置いてけぼりにすることもあれば、没頭し過ぎて自分だけ周りよりペースが遅れていることに気づかないということもあるでしょう。
これは協調性のない人が周りに感心がないから。上司から「もうちょっと周りを見て行動して」と注意されても、足並みを揃えることは協調性のない人にとって難しいのです。
責任感が強く決断力や行動力もある
空気を読まない上に単独行動が多い協調性のない人は一見責任感がないように思えますが、実は誰よりも責任感が強いタイプ。そして決断力、行動力にも溢れています。
真面目な性格なので、決められた期限を厳守したいあまり単独で行動しては仕事を進めようとします。頑固でもあるので一度決めたことは実行しなければ気が済まないのです。
責任感の強さや決断力と行動力に優れている点が良い方向に働けば、協調性のない人は仕事でも重宝される人になるでしょう。しかし大抵の場合は場の空気を乱す人という評価です。
相手の立場になって考えられない
協調性のない人は相手の立場になって、その人の気持ちや感じていることを考えられません。他人とのコミュニケーションを重視していないからこその心理特徴でしょう。
いつでも優先するのは自分の気持ちというのが協調性のない人です。自分が誘いを断ることで相手が嫌な気持ちになるとか、そういったことは考えていません。
自分がしたいことをそのまま実行している、ある意味でとても素直な性格といえるでしょう。協調性がないことで周りから避けられていても気にも留めていないことが多いです。
協調性のない人の対処法
期限がある頼みごとは締切を強調する
「○○の業務は、今月の〇日には絶対必要だから、3日前くらいには終わらせておいてね」といったように伝えると、急なお願いが苦手な協調性のない人には効果的です。
協調性のない人から何かを頼まれる場合にも、「いつまでにしておけばいい?」と締め切りを聞いておくことがおすすめです。どうしても期限が過ぎる場合は事前報告してください。
協調性のない人の長所を認めて受け入れる
こちらがどんなに言っても、協調性のない人から進んで人に合わせるのはなかなか難しいこと。それならこちらがちょっと折れてあげればトラブルも減るでしょう。
協調性のない人には集中力が高く得意な仕事はペースが速い、責任感が強く期限を守ろうとするなどの良いところがあるので、そういった部分を見つけてみてください。
無理やり干渉しようとしない
協調性のない人は「皆と歩調を合わせないといけない」、「皆していることを自分もしないといけない」と思うことが嫌なのです。干渉してくる人にはとくに警戒してしまいます。
例えば自分の後輩や部下が協調性のないタイプで孤立していたとしても、「飲み会に誘って皆と仲良くさせる」ということは余計なお世話になってしまうので控えましょう。
こういう人なんだと思っておく
周りに協調性のない人がいると、どうしても目についてイライラしますよね。でもこちらがどんなに気にしたって協調性のない人は自分のペースで生きているので変わりません。
それならば協調性のない人のことは「こういう人なんだ」と、その価値観を受け流しましょう。そうすれば性格が合わないと思ってもイライラしなくて済みますよ。
出来ることを任せて自由にさせる
チームを組んで複数人で協力し、連携しながら仕事を進めていくよりも、協調性のない人は個人で静かに仕事をする方が性に合っているのです。
また、こちらが細かく指示しても頑固で融通が利かないので、その通りにしてくれることは稀。それなら適度に様子見しつつ、あとは協調性のない人に任せる方がうまくいきます。
誰かのペースに合わせるのがとても苦痛
融通が利かず自分のルールを優先したい
人の話は聞かないが自己主張は人一倍強い
気が向かない時は人と関わろうとしない
集中力はあり没頭しすぎて自分のペースになる
空気を読まないが潜在的な行動力や決断力がある
相手の立場や気持ちを考えようとしない
何か頼む時は締め切りを何度も強調して頼む
協調性以外の良い所は認めて受け入れる
無理に干渉したり強要したりしない
こういう人間だと割り切って対応する
まず出来る事を任せて少しずつ幅を広げる
そんな相手へとうまくやっていくには、無理に干渉せず協調性のない人の自由にさせることをおすすめします。
協調性のない人のことは「こういう人だしな…」と思っておけば、いちいちイラつくこともなくなりますよ。
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