寝る前スマホが太るって本当なんでしょうか?良く、寝る前に眠くなるまで…と思いつつスマホゲームに夢中になったり、動画を見て時間をやり過ごしてみたりしていませんか?
それって目に悪いだけではなく、様々な要因が絡み合って太ってしまうとも言われているんです。寝る前に眩しい光を見続けているとある現象が起こってしまいます。
その現象によって脳内で分泌されているホルモンに色んな影響が出てしまっているんですね。このことと太ることと、どういう関係があるのでしょうか。
普段寝る前スマホをしているあなた!戦々恐々としてしまう気持ちを抑えつつ、この先をじっくり読んでみて下さいね!
寝る前スマホが太る原因に!すぐにやめたい3つの理由と対策
寝る前スマホはなぜ太ってしまうの?恐ろしい3つの原因とは
理想の睡眠時間は7時間半と言われていますが、この睡眠時間を取れている人はどのくらいいるでしょうか。
そして、例え7時間半眠れていたとしても、その「質」が悪ければしっかり睡眠を取ることによる恩恵が、全く受けられなくなってしまうのです。
では、具体的に寝る前スマホがなぜ太ってしまうのか、3つの原因を見ていくことにしましょう。
睡眠ホルモン「メラトニン」が生成されなくなる弊害
人が眠る時にはメラトニンという睡眠ホルモンが分泌されています。このメラトニンは睡眠を促すための成長ホルモンです。
メラトニンが作りだされる為には条件があり、周りが暗い状況の中で最もよく生成されるのです。なので、一般的には夜寝る時間に作られると言われているのですね。
そして、朝になるとメラトニンの分泌が止まり、代わりにセロトニンというメラトニンとは、真逆の役割を担うホルモンが分泌され始めます。
このようにうまく入れ替わればいいのですが、寝る前スマホを見続けていたりすると常に明るい状況にいることになり、ブルーライトという光が眠りの妨げになってしまうんです。
結果、暗い中で分泌されやすくなるメラトニンが作られなくなってしまい、睡眠不足になりやすく疲労も回復しないまま朝になってしまうわけなんですね。
太ってしまう原因はこの『睡眠不足』、『寝る時間が少ない』ことが大いに関係してくるのです。
レプチンというホルモンが減少して過食に走りやすくなる
太ってしまう事には様々なホルモンが影響してくるとお話しました。このレプチンもホルモンの一種で、これは「食欲を抑制する」働きをしてくれるホルモンです。
なので、このレプチンが減ってしまうと、食欲を抑えることが出来なくなり、次第に過食に走ってしまうこととなってしまうのです。
そして、このレプチンは睡眠時間が長いほどたくさん分泌されると言われていますので、睡眠時間が短くなってしまう=睡眠不足に陥ってしまうと、自然にレプチンが生成されなくなり、食欲が旺盛になり食べ過ぎてしまう、というわけなんですね。
グレリンがたくさん分泌されると大変なことに!
グレリンもホルモンの一種であり、レプチンとは逆の働きをするホルモンで「食欲を増幅させる働き」をするホルモンなんです。
このグレリンの生成も睡眠時間が関係あり、やはり睡眠時間が短いとたくさん分泌されてしまうのです。この辺りもレプチンとは逆の働きをするんですね。
そして、睡眠時間が長いほどグレリンの分泌が抑えられるので、食欲も抑えることになるわけです。
このことからもわかるように、人の食欲にはレプチンとグレリンというホルモンが重大な役割を持っていて、このバランスが崩れてしまうと、当然ながら食欲のコントロールが難しくなってしまい、結果太ることに繋がってしまうのです。
このいずれのホルモンも、睡眠時間が重要なカギを握っているわけですから、たかが睡眠と侮れないという事ですね。
寝る前スマホの対策!デジタルデトックス3選
そして、その睡眠を妨げているのがブルーライトと言われる、スマホから発せられる明るい光のことだという事も。
スマホ太りを解消する為には、単純にスマホから離れる生活をすればいいのですが、現代人に取ってスマホを手放す…というのはとても難しいことでしょう。
でも、寝る前の2時間前にスマホからは離れてみる、電源を切って見ないようにしてみるだけでも、睡眠を促すメラトニンの生成を妨げることなく、様々なホルモンバランスを崩すことをなくすことが出来るのです。
そうは言っても「簡単にスマホから離れるなんて無理よ!」とお嘆きのあなた、では次の3つの約束を少しずつ守ってみませんか?
スマホから発するブルーライトを遮断するアイテムを活用
これは直接スマホの液晶画面に貼る方法と、ブルーライトをカットする眼鏡をかける方法で解消します。
市販のブルーライトをカットするフィルムやメガネは、約70%をカットすることが出来ると言われています。
メガネは茶色っぽい色が、ブルーライトを遮断するのにいいと言われていますが、作業によって色味が変わり不便なこともあるので、その都度変えてみるといいでしょう。
液晶画面の明度を変えてみる
スマホの設定機能でディスプレイの明るさを変えることが出来ます。
初めは薄暗くなる感覚に、違和感を感じるかもしれませんが、寝る前の数時間であれば何とか持ちこたえられると思います。
明度を暗くしてみるだけでも、ブルーライトにも効果がありますので、ぜひ試してみて欲しいですね。
尚、パソコンの場合はブルーライト(青色光)のみ明度調整できる機能もあります。
メラトニンを増やす食べ物を意識的に摂ってみる
メラトニンを沢山含む食品としては、ケールがあげられますが一般的な食べ物ではありませんし、実際に公表されている値はナノグラムで、ミリグラムに直すとほとんど含まれていないに等しいのです。
なので、メラトニンを多く含む食品というよりは、メラトニンを生成するのに深く関与する『トリプトファン』を多く含む食品を食べる方が現実的です。
トリプトファンを多く含む食品は主に炭水化物で、お米や根菜類、バナナなどに多く含まれています。
また、メラトニンもトリプトファンも単体で摂れるサプリメントがありますので、このようなアイテムを利用してみるのも一つの方法でしょう。
睡眠ホルモン「メラトニン」が生成されなくなる弊害
レプチンというホルモンが減少して過食に走りやすくなる
グレリンがたくさん分泌されると大変なことに!
スマホから発するブルーライトを遮断するアイテムを活用
液晶画面の明度を変えてみる
メラトニンを増やす食べ物を意識的に摂ってみる
日常的に当たり前のように行っていた『寝る前スマホ』なかなか眠れないので、手持無沙汰にスマホゲームをやってみたり、動画を見ていたりしたあなた、知らない間に体の中で起こっている恐ろしいことが良く理解出来たのではないでしょうか。
スマホから発せられるブルーライトは、工夫次第で遮断することが出来ますが、出来るなら寝る2時間前には、スマホを見ることを止める習慣を付けるようにしてみることをオススメします。
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