怒らない人にはどのような心理特徴があるのかを知る事で、あなたも怒りの感情を上手にコントロールできる落ち着いた大人になれます。
身の周りにいる、いつでも冷静沈着でヒステリックに怒る姿を見せない人は、どうしてそこまで怒りを自制できているのでしょう?
怒りたくないのに怒ってしまう、怒りをなるべく抑えて心穏やかな人になりたいあなたは必見です。
怒らない人に身についている9つの心理特徴
小さな事を気にせず楽観的
怒らない人は些細な出来事を気にしません。朝の通勤電車が1分2分遅れても「いつもの事」と思いますし、オーダーしたメニューが違っても「こういう時もある」と楽観的です。
それは怒らない人が、毎日楽しい事ばかりではない事や、何も間違いを起こさない機械のように完璧な人間はいないと知っているからです。
だからこそ小さな出来事にいちいち意識を捉われて怒る事がありません。楽観的に物事を考えているからこそ、怒らない人になれているのです。
周りに対して過度に期待しない
「電車の中で席を譲ってあげたのにお礼を言われなかった」、「折角悩みを聞いてアドバイスをしてあげたのにアドバイス通りにしなかった」などと怒る人がいるとします。
そういった人達は、周りに対して過度に期待をしており、尚且つ「自分が親切にしてあげるのだから同じくらいの親切を返してほしい」と思っているのです。
怒らない人はそういった考えを持っておらず、むしろ周りに対しては特に期待をしていません。だからこそ期待外れでも怒らないのでしょう。
あまりこだわりをもっていない
怒らない人は「こんな人になりたい」、「絶対にこういった生き方をしなければいけない」なんて物事に対するこだわりをあまり持ち合わせていません。
「なるようになるさ」という気持ちで生きている場合が多く、人間関係が上手くいかなくとも他の事でそれを補おうとするのでストレスが溜まりにくいのです。
いつでも柔軟な気持ちでいるからこそ、周りの行動や発言に対してカッとなって怒ったりせず、柔らかな対応ができるのでしょう。
人は人、自分は自分精神
仕事をしていると「○○さんは自分のしたい仕事しかしないから嫌い」、「××さんはいつも仕事が遅くてイライラする」といった怒りを持つ事があります。
それはその人が自分基準で考えてしまっているせい。「自分が出来る事は相手も出来て当然だろう」と思っているので、それが出来ない相手に怒りの感情が沸くのです。
怒らない人は、人は人、自分は自分精神で生きています。人と自分は違う人間なのだからそれぞれ出来ない事があって当たり前なので、出来ない周りにイライラしません。
満たされており余裕がある
怒らない人が滅多に怒ったり、ヒステリックに怒りを露わにしている姿を見せないのは、心が満たされていて人を思いやる余裕があるからでしょう。
仕事でも恋愛でも、私生活でもストレスを抱えるような出来事が起きていないので、ちょっとした事で周りに八つ当たりしたり、怒りの感情に心が揺らぐ事がありません。
好きの反対が無関心である
人間関係でトラブルが起きた時にヒステリックになる人は、どうして自分以外の人に対して怒りを持ちやすいのか、それは「好きの反対が嫌い」だからです。
大抵の人が好きの反対が嫌いだと感じていますが、しかし怒らない人は違います。「好きの反対は無関心」、相手を好きかそれとも興味が無いかという考え方をします。
適度に無関心でいるからこそ、あまりあまり怒る事がありません。失礼な事を言われても滅多に怒らないのは、それを言った人に対して関心がないからです。
怒りのデメリットを把握している
怒らない人は急に理不尽な事を言われたとしても、一旦冷静になって「自分がここで相手に対して怒りをぶつけたら周りはどう思うだろう」と考えられます。
ムカついたからそのまま怒りをぶつけるのでは、子供っぽいと思われるかもしれない、思慮が浅いと言われるかもと、怒った後の事を想像できるのです。
それは怒らない人が、怒りのデメリットを把握しているからです。しかし絶対怒らないのではなく、怒った方がメリットが高いと踏めば、ちゃんと怒っている姿を見せます。
面倒な話しを聞き流すのが上手
同僚から「いつも楽な仕事ばかり振り分けてもらえていいよね」と嫌味を言われた。恋人が面倒な事を言って困らせてきた。そんな時って、誰でもイラッとするでしょう。
しかし怒らない人はそういった嫌味や面倒な話しを聞かされたとしても、「はいはい、あなたはそんな風に捉えるんだね」と聞き流す事がとても上手です。
相手の事をどうでもいいと思ってそうしているのではなく、嫌味や愚痴は真剣に聞いていても疲れるだけだから適当に対応する方がいいだろうと思っているからです。
平和主義で争いが面倒くさい
怒らない人があまり人を怒らない、イライラしないのは、基本的には平和主義者で人と争いになる事、怒りにエネルギーを使う事が面倒くさいと感じるからでしょう。
怒りの感情の省エネ化が得意なので、「これは争い事になりそうだ」と思えばすぐに自分の中にある怒りのメーターを下げようとします。
そういった気持ちの切り替えがとても上手だからこそ、周りからは「あまり怒る所を見た事がない」、「怒る時は怒るけど滅多にそれを見せない」と尊敬されるのです。
楽観的に物事を考えられる
最初から周りに期待していない
べきであるといったこだわりが少ない
自分を基準に相手を判断しない
ストレスを抱えずにいるので余裕がある
必要以上に干渉せず適度に無関心でいられる
怒りにはデメリットの方が多い事を知っている
面倒な話しはスルーするのが上手
怒りでエネルギーや時間を奪われたくない
身近にいる滅多に怒った所を見せないけれど怒るべき場面ではちゃんと怒る事が出来る人は、怒りのデメリットを知っているので怒りません。
あまりイライラしていると周りから人が離れてしまうので、怒りをコントロールして「人当たりが良く怒りを自制できる大人な人」になれているのです。
すぐ人に八つ当たりしてしまう自分が嫌、毎日イライラしてしまう自分を何とかしたいと思っているなら、怒らない人になりましょう。
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