温令浴が冷え性に効果があるのをご存じですか?
あのツライ冷え性を改善できるものなら、やってみたいですよね?お風呂に入る時間をうまく使って、自律神経の乱れも整えつつ、冷え性の解消もサポートしてくれるなら、覚えておいて損はありません!
冬になると冷え性で憂鬱になる方も、正しい温令浴を実践してぽっかぽかに過ごせるようにまとめてみましたよ!
温冷交代浴の効果で冷え性を改善!自律神経を整え全身ぽっかぽか!
温令浴(温冷交代浴)とは?
昼間の明るい時間に活発になる交感神経、暗い時や夜の寝る時間に活発になるのが副交感神経と言われています。この2つの神経が何らかの原因によって、バランスを崩すことを「自律神経の乱れ」と呼んでいます。
温冷浴はお湯と水を交互に体にかける入浴法ですが、この入浴法によって自律神経の乱れを改善することが出来ることで注目を浴びています。
ダイエット目的や冷え性改善で半身浴や足浴を実践している方は多いですよね。その延長線上のような形で、この温冷浴も同時に取り入れていくと、相乗効果で様々な体のトラブルに効果を発揮すると言えます。
お湯と水を交互にかける…という簡単な方法でも、きちんとしたやり方があります。そこはきっちり押さえながら行うことが重要となってきます。まずは温冷浴にどんな効果が期待できるのかを見ていくことにしましょう。
温冷浴の基本は、暖かいお湯に入った後に冷水で肌を引き締める事によって、体に溜まった体熱を逃がさないようにすることが目的です。
この入浴法ですと、湯冷めしないことは勿論お分かり頂けると思いますが、その他にも3つの効果が期待できるのです。
冷え性・むくみ改善効果
熱いお風呂に入ると皮膚の下の毛細血管が広がります。
何故かというと体温上昇を防ぐ目的で肌の血流量を増やし体温を逃そうとするからなんですね。逆に水風呂に入った場合は熱が逃げるのを防ぎ体熱を閉じ込めようと毛細血管が細くなるのです。
このことからもわかるように、温冷浴は毛細血管が広がったり細くなったりするので、まるでポンプのように血液を押し出す作用があるのです。その結果、体中に効率よく血液が循環するようになり、身体がポカポカと温かくなる上、その熱を逃さないようになります。
これは冷え性改善やむくみにも効果があると言われています。
ホルモン刺激による美肌効果
温冷浴による温度差によって、アドレナリンやコルチゾールといった、ストレスを軽減してくれるホルモンが多く分泌されるようになることで、気分を高揚させると同時にストレスを緩和させると言われています。
これはダイレクトに気持ちが安定することに繋がる他に肌にも効果が現れてきます。
肌がすべすべしてハリが出てきたり、冷水効果によって毛穴が引き締まるので、キメの細かい肌に変わっていく効果も期待できるのです。
アトピー性皮膚炎などのアレルギーを抑える効果
アトピー性皮膚炎がある場合ですと、汗をかいたり食べ物によって痒みが増してしまうなどの不快な症状に見舞われやすいです。
これも温冷浴によって大分緩和することが出来ると言われています。温冷浴によって皮膚の表面が冷えるので、汗が出にくくなることも改善の理由と言えるでしょう。
また、アトピーは免疫反応が過剰になっている場合が多いので、温冷浴によって自律神経の乱れを改善させると、アトピーにとって暴走しがちな免疫反応が正常になりやすいと言えるのです。
こうすれば爽快!温冷浴の正しいやり方
温冷浴はその名の通り、熱いお風呂に入った後に水風呂に入る入浴法です。
サウナに行ったことがある方はお分かり頂けると思いますが、サウナには必ず水風呂が隣にあります。なので原理としてはサウナと同じなんですね。一般家庭では熱いお湯はお風呂で、水風呂の役目は冷たいシャワーで代用するといいでしょう。
しかし、ただ交互にかければいいってものではありません!温冷浴には効果的なやり方があるので、それを順にご紹介していきますね。
② その後20度位の水シャワーを手足に10秒ずつかけます。
③ 再び熱いお湯に1分ほど浸かったら水シャワーと3~4回位繰り返しながら途中で体や髪を洗ったりしてください。
④ 最後は必ず「水シャワー」で終わるようにすること。全てのターンは10回くらいが適当でしょう。
熱いお湯と水シャワーの温度差は20度位あるといいと言われています。
冬場など冷たくていやだ!というあなたは、冷水を感じる程度の少しぬるめのお湯シャワーで実践しても構いません。やりやすい方法を探してみましょう。
温冷浴をやってはいけない人
温冷浴は自律神経の乱れを調えて、バランスを改善してくれるので、様々な不定愁訴に効果が期待出来る入浴法です。
しかし、体調がすぐれない時や、高血圧、心臓や肝臓などに内臓疾患のある方、熱があったり直前に薬を飲んでいたり、アルコールを摂取している場合も控えるようにして下さい。
お湯と水を交互にかける入浴法
冷え性やむくみの改善効果
ホルモン刺激による美肌効果
アトピー性皮膚炎などのアレルギーを抑える効果
正しい温度や回数を守って入浴する
体調が悪い時や持病がある方は避けた方がよい
入浴がダイエットに効果があると言われていたり、新陳代謝を高めるためにあらゆる体のトラブルを改善してくれることは、漠然とわかっていたかもしれません。
入浴法には実に様々なものがありますが、この温冷浴は自律神経の乱れによる不定愁訴を、速やかに改善してくれる効果が期待できるとして人気の入浴法です。
体調の良い時でしたら気軽に出来るので、日々の生活の中で少しずつでも実践して、徐々に自律神経の乱れと冷え性を改善していきましょう!
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