横柄な態度を取る人の心理特徴と、そんな人から偉そうにされたときの上手な対処方法について解説します。
横柄(おうへい)とは他人を見下しているような無礼な態度を意味する言葉。横柄な態度を取る職場の人やお客さんに悩んでいませんか?
上から目線で話しかけてくる人にイラッとしたときは、これからご紹介する方法で対応してみましょう。
横柄な態度を取る人の7つの心理特徴
自分は偉いんだと勘違いしている
自分は偉い人間だと勘違いしている人は横柄な態度を取りやすいです。その勘違いが他人を見下そうとする気持ちを生むのでしょう。
例えば店員にタメ口で話したり偉そうに命令する人がいますが、この行動の根本には「自分はお金を払っているから何をしてもいい」という思い込みがあります。
出世したら人が変わったように横柄になるのも、恋人が出来たり結婚した途端に恋人がいない人や独身の人を見下すのも、自分は相手より上だと勘違いしているからです。
自己中で自分さえ良ければそれでいい
横柄な態度を取る人の心理特徴として、自分さえ良ければそれでいいという自己中な部分が強いです。あまり他人に対する思いやりの気持ちを持っていません。
自分の言ったわがままや、自分勝手な行動で相手がどれだけ困ったり傷ついたとしても、横柄な態度を取る人は全く気にしないでしょう。
自分さえ良ければいいので、部下に上から目線で無茶な頼みごとをしますし、店員に向かって常識外れなことを言ってそれが叶わないと勝手なクレームを付けます。
自信がなく舐められたくない
横柄な態度を取るのは、実は自信がないことが原因となっている場合もあります。自信がないのを他人に悟られたくなくて、舐められないために偉そうにするのです。
大きな声で怒鳴られたり、上から目線で命令されると、大抵の人は委縮して言うことを聞いてしまいます。横柄な態度を取る人はそれを狙っているのでしょう。
横柄な態度を取る人の中には1人だと大人しいのに誰かと一緒だと強気になるタイプもいます。これも本当は自信がないということを、周りの人に知られたくないからです。
人間関係を支配と従属で考えている
横柄な態度を取る人の心理特徴に多いのが、支配する者とそれに従属する者で考えているということ。横柄な態度を取る人の人間関係は支配と従属が基本となっているのです。
後輩や部下には横暴なのに、先輩や上司には媚びる。自分が大卒なら、高卒の人を見下して大卒の人に仲間意識を持つなど、常に上下関係を判断して人付き合いをしています。
こうした心理特徴には、子供の頃は親に従わなければならなかった、自由な行動を許されなかったという体験が少なからず影響していると考えられるでしょう。
自分も他人も受け入れられない
他人の価値観や短所を全く受け入れられないし、それどころか自分の短所も受け入れられないというのが、横柄な態度を取る人の心理特徴です。
自分より下だと判断した相手に対してきつく当たるのは、コンプレックスが強く、自分の短所や失敗を許容できないせいもあるでしょう。
横柄な人は自分の欠点を許容する心の余裕がないくらい、キャパシティーが狭い人なのです。だから他人の短所や失敗を、必要以上に責め立てます。
他人を見下して自己肯定感を高める
横柄な態度を取る人は自分より立場が弱い相手、自分に逆らえない人を必要以上に見下すことで、自己肯定感を高めているところがあります。
自分に自信がある自己肯定感が高い人は、わざわざ他人を利用しなくても、自分だけで自分の気持ちを高めることができる人です。
しかし自分に自信が持てない自己肯定感が著しく低い人の場合は、自分で自分の気持ちを高められないので、他人を下げることでしか自己肯定感が高まりません。
ストレスが溜まったことによる八つ当たり
横柄な態度を取る人には、普段は全然そんなことがないのに、ストレスが溜まると八つ当たりから他人に対して横暴になる人もいます。
このタイプの人は上手くストレス発散できていなかったり、自分の負の感情をコントロールすることがとても苦手なのです。
モヤモヤする気持ちにどう対処していいのかわからないから、手っ取り早く他人にぶつけてストレスを発散しているのでしょう。
横柄な態度を取る人の対処法
相手の目を見ながら話しを聞く
多くの横柄な態度を取る人は、自分に自信がありません。横柄な態度を取るのも舐められないようにするため。だから黙って目を見つめられると自信をなくします。
目を見つめて「私はあなたが何を言おうと屈しない、あなたの要求は通らない」と暗に伝えることで、横柄な人を大人しくさせることができるのです。
お世辞を言って取り入ってみる
例えば「○○さんっていつも堂々としていて憧れます」や、「○○さんはリーダーシップがあって皆をまとめるのが上手ですね」などの言葉が効果的です。
横柄な態度を取る人は弱い自分を悟られないように、わざと強気な態度を取っているので、それを肯定する言葉をかけると好印象を持ってもらえます。
隙を見せないために弱音を吐かない
いつも「この人は自分より立場が上か、下か」で判断して人付き合いをしている横柄な態度を取る人に隙を見せると、相手はあなたを自分より下だと判断します。
そのため横柄な態度を取る人の前ではなるべく堂々とした態度でいること。「この人には勝てない」と思わせることが必要なのです。
真剣に相手せず適当に話しを聞き流す
相手が目の前にいるならスマホをやテレビでも見ながら適当に相づちだけ打って、聞いているフリで話しを聞き流しましょう。
横柄な態度を取る人は真剣に相手をすると疲れるだけなので、たまには適当に対応してしまうということもおすすめです。
横柄な人より上の立場に助けを求める
自分より立場が下の相手には強気な態度に出るのに、自分よりも立場が上の相手には媚びて弱気になるのが横柄な人なので、逆らえない相手に注意されると大人しくなるのです。
あなたが直接横柄な態度を取る人に何か言うよりも、立場が上の人に対応してもらう方がトラブルになることなく問題が解決するでしょう。
自分は偉いという勘違いした思い込みがある
自己中心的で他人への思いやりの気持ちがない
自信がない事を悟られて舐められたくない
人間関係は信頼ではなく従属だと思っている
他人の短所や失敗を責める事で自己を確立している
弱い人を見下すことで自己肯定感を高めている
ストレスのはけ口を他人にぶつけている
お世辞を言ってこちらでコントロール
堂々とした態度で弱音や隙を見せない
適度に聞き流し相手をしても無駄と思わせる
相手より上の立場の人に対応してもらう
横柄な態度を取る人の心理特徴には、支配と従属でしか人間関係を築けない、自信がなく舐められたくないから横暴になるなどがあります。
職場や家族、恋人に横柄な態度を取る人がいるなら、相手の目を見つめて話しを聞くことで大抵の場合は黙らせることができるでしょう。
どうしても横柄な態度が気になるという場合には、その人よりも上の立場の人に注意してもらうことがおすすめです。
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