セルフイメージとは自己像のこと。セルフイメージを書き換えるだけで、今の辛い人生が良い方向へと変わります。
「自分は仕事で失敗をせず、人間関係も良好で、愚痴を言わない人間」だなんて、高すぎるセルフイメージで苦しんでいませんか?
セルフイメージ(自己像)を書き換えるだけで理想の自分を目指せると共に、更に生きやすい未来が待っているでしょう。
セルフイメージとは?高めない方が良いワケ
セルフイメージ(自己像)とは、自分自身に対しての思い込みのこと。自分は明るい性格、人見知りな性格といった自分へのイメージを意味します。
プラシーボ(偽薬)効果という言葉がありますが、これは本来効果がないはずの薬を飲み、「治る」という思い込みから症状が回復するというものです。
思い込み、セルフイメージにはそれだけ高い効果を期待できます。セルフイメージによってはポジティブな人間にも、ネガティブな人間にもなれるでしょう。
セルフイメージを高めると挫折しやすくなる
セルフイメージは精神に対し多大な影響を与えます。あまりに高いセルフイメージをもつことは、それだけ自分の精神に負荷がかかるのです。
例えばネガティブな性格の人が「自分はこのネガティブを払拭して、明るい人間にならなければいけない」と、今の自分以上の自分を目指そうとします。
しかしいきなりセルフイメージを高めてしまうと、理想の自分になれないことや理想と現実のギャップから、挫折をしやすくなってしまうのです。
セルフイメージは高めるのではなく書き換える
今の自分を捨てて新しい理想の自分になろうとしても、セルフイメージを高めることでその重圧に負け、精神的に辛い状況になってしまいます。
セルフイメージは高めるのではなく、“書き換える”もの。全く違う自分になろうとはせず、今の自分を残したまま別の選択肢を見つけるのです。
セルフイメージを書き換える7つのポイント
否定的な口癖を肯定的な口癖に変える
セルフイメージを書き換える方法として欠かせないのが、自分を否定しないこと。そのためには否定的な口癖を肯定的な口癖に変えましょう。
仕事でミスをする度に「自分なんか全然使えない人間で、こんなんじゃ上司にも同僚にも嫌われてしまう」、そんな風に自分を責めていませんか?
自分なんか、自分なんて。そうした自分を蔑む口癖を、「自分なら、自分だったら」という肯定的な言葉に変えて、自分を認めてあげましょう。
ダメ、無理ではなくできると思う
セルフイメージを書き換えるには、ダメ、無理と思わないこと。こんなことをしてもダメ、自分が~しても無理と思うとそれだけやる気が削がれます。
だからといって無暗に「自分は絶対成功する」と思うと、高まりすぎたセルフイメージのせいで精神的に負担がかかり良い結果が生まれません。
セルフイメージは高めず書き換える、そのためにはダメ、無理という言葉を「できる、やれる」にすること。ハードルも理想も低い方が飛び越えやすいからです。
何か行う度にこれが正解だと思い込む
転職活動をする前に「自分がこの会社に応募してもきっと採用してもらえないだろう」と諦めたことはありませんか?そのせいで人生の選択肢が狭まっています。
何か行動を起こす前に「でも、だって、どうせ」と思わない、何か行動を起こした後に「どうしてあんなことをしたんだろう」と後悔しないことです。
自分が何かする度、そしてその行動の後には必ず「これで正解だったんだ」と思いましょう。このセルフイメージの書き換えこそ、自分の選択肢を広げる方法でもあります。
自分の欠点を長所として見直す
面接などで「あなたの長所は?」と聞かれてすぐに自分の良いところを答えられる人は少ないでしょう。反対に、短所ならいくらでも簡単に思いついてしまいます。
自分が自分で欠点だと思い込んでいる部分を、長所として見直す。そうしたセルフイメージの書き換えで、欠点が欠点ではなくなります。
例えばすぐに泣いてしまう人は、人の機微に敏感で細かいことに気がつける人。そうやって欠点を長所に書き換えることで、更に生きやすくなるのです。
「~しなければいけない」を封印する
「自分は新人だからもっと頑張って仕事を覚えなければいけない」、そんな風に~しなければいけないと思い込んでいると、精神的にもかなりの負担がかかるでしょう。
~しなければいけないという意識が強い人は、責任感の強い人です。そして理想が高いこと、セルフイメージを高めてしまっていることが、自分を苦しめています。
まずは「~しなければいけない」を封印しましょう。「~できればいいな」、「~できたら楽しそう」と思うことで、気楽に生きられるのです。
自分の興味があることを率先して行う
セルフイメージを高めて自分を苦しめてしまう人は、自分の興味範囲外のことさえも「自分を成長させるため」と無理して頑張ろうとします。
“意識高い系”という言葉がありますが、意識高めに生きようとするあまり、自分のキャパオーバーなことにも手を出して自爆するのでしょう。
セルフイメージは高めない、無理をしないこと。自分の興味があること、楽しいと思えることから徐々に手を広げて学んでいくことが重要です。
自分で自分の可能性を狭めないこと
自分で自分の可能性を狭めてしまう人は、自分中心で物事を思考して判断しています。これでは自分で可能性を閉ざすことにもなりかねません。
セルフイメージを書き換えるには自分中心的な思考ではなく、第三者目線の思考をもつこと。「あの人ならどうするか、この人ならどうするか」と第三者になり考えます。
自分中心的な思考では、誤った判断をすることが多くなりやすいでしょう。それを防ぐためにも、第三者目線で考えて視野を広くもつのです。
セルフイメージはあまりに高めすぎると継続しずらい
少し背伸びして成長できるイメージを書き換えて理想に近づけてゆく
いつもの口癖を肯定的なものに変える習慣をつける
具体的なイメージに併せて出来るやれると意識する
何か行動する時にはこれが正しいと思ってやる
自分の短所や欠点は長所に置き換えてみる
~しなければと思わず~できると楽しそうとイメージする
苦手分野より自分の得意分野から伸ばしてゆく
自分で自分の限界を造らないようにする
セルフイメージを新しく作り出すのではなく、今あるセルフイメージを書き換えるだけ。それだけであなたはもっと生きやすくなります。
意識高い系になるのも、高い理想をもつのも、やりすぎるとその高めすぎたセルフイメージにより苦しむ結果になってしまうでしょう。
セルフイメージを書き換えることで今の自分をより良い方向へと導き、あなたが楽しく過ごせる未来へと進むのです。
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