自分には何の存在価値も無いと落ち込んでいる人、存在意義を失っている人は、存在価値を高める方法を実践しましょう。
誰にだって生きている意味を見失ってしまうことはあります。しかしそこから立ち直ってこそ、成長できるものなのです。
自分の存在を認めること、自分には何らかの価値があるのだと思うことで、今より更に楽に生きられます。
存在価値とそれを失ってしまう原因
存在価値とは人や物が存在していることに対する価値を表す言葉です。存在価値には明確な数値がなく、「存在価値がある」もしくは「存在価値がない」と言い表します。
人は自分の精神を安定させるために、「自分は周りにとってどのような存在であるか」を求め、存在価値を確保することで、自分の存在を実感(実体視)しているのです。
しかしうまく存在価値を求めることができないと、「自分には存在している意味はない」と思い、不安などネガティブな感情に飲み込まれやすくなるでしょう。
存在価値を失う原因
なぜ存在価値を失ってしまうのか、その原因として多いのが会社や友人関係といった集団の中に属していても、「自分は周りから必要とされている気がしない」と感じてしまうことです。
人に好かれている気がしない、仕事で失敗して怒られた、そうした自分のコンプレックスを刺激するような出来事のせいで「自分は周りよりも劣っている」と落ちこむのでしょう。
存在価値を高めるための7つの方法
植物を育てるなど自分を求める存在を見つける
最も簡単な存在価値を高めるための方法は、植物を育てること。園芸初心者でも育てられるような枯れにくい植物に、毎日水やりなどをしてしっかりお世話しましょう。
植物を育てることがなぜ存在価値を高めることにつながるのか、それは植物のお世話をすることで「この存在には自分という人間が必要不可欠なんだ」と思えるからです。
綺麗な花が咲けば「自分が手を尽くしたからだ」と自信がつきます。植物は目に見えて反応がわかりやすいので、人付き合いが苦手な人には向いている方法でしょう。
他人の喜びを考え実践することに存在価値を見つける
植物ではなく、対人間による存在価値の高め方もあります。その方法とは、相手の喜ぶようなことを率先して行い、お礼を言われるというもの。つまり、親切な人になるのです。
道を聞かれて教えた相手から「ありがとう」と言われたとき、嬉しいと感じる人が大半でしょう。その喜びを実感することで、同時に存在価値も実感することができます。
親切な人になれば、嫌われることは減り、その代わりに好かれることが多くなるのです。好意を受け取ることで「自分は存在している価値がある」と感じられるでしょう。
人気者の条件を満たさなくても存在価値を作れる
存在価値がある人のイメージとして多いのが「容姿が整っている・何らかの才能がある・コミュニケーション能力が高い」といったもの。いわゆる人気者になるための条件です。
反対に存在価値がない人のイメージとしてよく挙げられるのが「容姿が劣っている・能力が劣っている・人付き合いが下手」というもの。しかし人気者の条件がなくとも存在価値を作れます。
存在価値は言ってみれば漠然としたものです。絶対的な条件はありませんし、人によって存在価値への条件も違います。それならば自分で自分の存在価値の条件を作ればいいのです。
例えば「自分は仕事が遅いけれど、ミスは少ない方だ」と思ったなら、それがあなたの存在価値。仕事のミスが少ないからこそ周りの役に立っているのだと思いましょう。
「自分は容姿は劣っているが、家事には自信がある」ならば、それもあなたの存在価値です。このように自分の中で自慢できることを見つけると、存在価値を高められます。
小さな成功を積み重ねて自分に自信をつけていく
自分には何も得意なことがない、何をやってもうまくいかない。そのような人におすすめなのが、小さな成功をちょっとずつ積み重ねて、それを自信に変える方法です。
大きな成功を狙っていても、いきなりは無理ですし、失敗すると「やっぱり自分には存在価値なんてなかったんだ」と落ち込みが酷くなってしまうでしょう。
そこで小さな成功、人に親切にしてお礼を言われたり、植物を育てて綺麗な花を咲かせるなどを積み重ねることで、「自分にだってやれることはある」と自信がついていきます。
誰かがやらなくてはならないことを率先して行う
どうしても誰かに必要とされたい、それによって存在価値を実感したいと思うのは悪いことではありません。誰にだって承認欲求はあるのです。
そんな人におすすめの自分の存在価値を高める方法は、誰かがやらなくてはならないけれど誰もやりたくなさそうにしていることを率先して引き受けるというものです。
会社ならばゴミ箱に溜まったゴミを回収する、シュレッダーかけをするなど。こうしたちょっと面倒だけどやってもらうと有難いことを行い、感謝されましょう。
他人と比較することはやめ、過去の自分と比較する
「同僚は何をやっても上司に褒められるのに、自分は褒められることがない」など、他人と自分を比較しては存在価値を失くしている人もいるでしょう。
そんなあなたがするべき存在価値の高め方は、他人と自分を比較するのではなく、過去の自分と将来なりたい自分を比較することです。
「今の自分は○○だけど、××を行えば必ず将来なりたい理想の自分に近づける」と思うこと、これこそ存在価値を高め、やる気を出す方法なのです。
信頼されていれば失敗しても存在価値を失わない
仕事でも友人関係でも、信頼さえあればちょっとくらいの失敗であなたの存在価値が失われることはありません。存在価値を高めたいなら周りからの信頼度も高めましょう。
相手に信頼してもらうには、自分が先に相手を信頼すること。そして相手に何かしてもらったときは同等のことをお返しするか、お礼の言葉を贈るのです。
自分のことを好いてくれていると感じられる相手のことは、罪悪感から雑に扱うことはできません。信頼してもらえる人になれば、相手の中であなたの存在価値が高まります。
人付き合いが苦手なら植物を育てたり話しかけてみる
相手の喜ぶような事をさりげなくやってみる
他人の容姿や才能と同じものを得ようとしない
小さな経験や成功を積み重ねて達成感を得てゆく
誰かがやらないといけない事をやってみる
他人と比較せず以前より理想の自分に近づけたか比較する
相手と信頼関係があれば少しの失敗も魅力になっている
自分はなぜ存在価値がないなんて思ってしまうのか、どうしてそこまで落ち込んでしまったのか原因を探ってみてください。
その上で存在価値を高める方法を実践すると、あなたの中で自分の存在価値が高まるだけではなく、周りからも必要とされる人になれます。
大事なのは自分を認めること、褒めること、自信をもつこと。自分を愛することで自分のことを愛してくれる人が現れるのです。
あなたにオススメの関連記事
[like]