あれ?もしかして、うつ病かも?なんて時はアロマを使ってみませんか?
ストレスが溜まって、なかなか寝付けない、理不尽なことを言われた、ショックなことがあった、やる気がない、身体がだるい、やたら涙もろくなった、うつになる原因も症状も様々です。
よくうつは完璧主義の人がなりやすいと言いますが、日本人の10人に1人がうつ病と診断されている、と言われる現代では他人事とは言っていられません。
そんなうつですが、アロマを味方につけることで、辛い症状を和らげることができるのです。今回は、そんなうつ病に役立つアロマをご紹介したいと思います。
うつ病の症状改善できる効果的なアロマ9つ
自信を回復するローズマリー
大きなミスをしてしまって、もう自分なんてダメだ…なんて自信をなくしてしまい、何をするにもやる気が起きなくなっているようなときには、ローズマリ―がサポートしてくれますよ。
フレッシュで、これぞハーブ!と言った香りが特徴のローズマリーは、神経を刺激して頭をクリアにする作用があり、くよくよ考え過ぎて、どんどん落ち込むスパイラルから抜け出すように働きかけてくれます。
そして、再び行動するパワーを得て、自信を取り戻すことが出来る様になりますよ。
※妊娠・授乳中、てんかん、高血圧の人、幼児は使用をお避けください
気分を明るくしてくれるイランイラン
イランイランは、精油の中で一番抗うつ効果が高いとも言われている香りです。
イランイランのエキゾチックで甘く優雅な香りには、憂うつな気分を明るくし、幸せな気持ちにしてくれるパワーがあります。
強いショックやストレスに押しつぶされそうで、どうしようもないときにも、一筋の光を見い出す手伝いをしてくれるような精油です。
香りが甘すぎて苦手に感じるときは、これまた抗うつ作用のあるベルガモットと合わせると、爽やかさがプラスされて使いやすくなるだけでなく、相乗効果も期待できますよ。
※妊娠中は使用を使用をお避けください
質のいい眠りをもたらし心を元気にするラベンダー
言わずと知れたリラックスの定番、ラベンダー。
ラベンダーは、自律神経のバランスを整える働きがあり、気分を明るくする抗うつ作用、興奮を抑える鎮静作用や、眠気を誘う睡眠作用の多方向から、うつの症状改善をサポートしてくれる精油です。
うつの状態が続くと、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅いなど、睡眠にも影響を及ぼすことがありますが、きちんと質のいい睡眠がとれないと自律神経のバランスは乱れ、心や体に更なる不調が現れ悪循環に陥ってしまいます。
睡眠に影響が出てきているときは、ラベンダーの精油を5滴お風呂に入れてアロマバスにしましょう。身体と同時に心も温まり、しっかり眠れるようになりますよ。
※低血圧、妊娠初期は使用をお避けください
心に溜まった感情を掃除してくれるベルガモット
人からショックなことや理不尽なことを言われたとき、自分の主張や傷ついたってことを、ちゃんと伝えられたらどんなに楽だろうと思うけど、あまりにもショックで言い返す言葉もなかったり、言い返したら気まずくなっちゃうかな?なんて気にしてしまったり、言いたいことが言えないことも多いですよね。
心の中に傷やイライラや、欲求不満をため込んでしまうと、心も精神も疲れて情緒不安定になってしまいます。
自然の抗うつ剤とも呼ばれるベルガモットは、そんな心に溜まった感情を心の奥底から癒し、リフレッシュさせてくれる精油です。ベルガモットは、人から何か嫌なことを言われても、受け流すことが出来るような楽観性も与えてくれるので、傷つきやすい人が使うことで予防にもなりますよ~
精油が皮膚に付いた状態で、日光に当たると肌トラブルを起こす危険性が高いので、マッサージやアロマバスで使う時には、その原因となる成分フクロマリンが入っていない精油を使うと安心です。
※強い光毒性があるので、皮膚に塗った後に日光に当たらないようにする
涙が止まらない時にはパチュリ
生きていれば泣きたくなることだって、もちろんありますよね。
でも、日常のささいなことでも泣き崩れ、涙が止まらない、それが度々起きるなんて時は要注意。その涙もろさは、心のSOSかも知れませんよ。
誰からも必要とされていないんじゃないか?と言うような絶望感が心の奥底にあることを、周りも本人さえも気付かず、また泣いてるよ~と深く気に止めずにいるうちに、症状が深刻になってしまうことも!!
そんな涙もろくなるうつには、パチュリの出番です。
パチュリを使うと、感情を落ち着かせ、どーんと地に足が着くような感覚を取り戻し、現実を冷静に見つめることが出来るようになります。自分が思うよりも状況が悪くないことに気が付くことで、本来持っていた活力が蘇って、自信へとつなげることが出来ますよ。
※香りが強いので、使用する量に注意しましょう
将来への不安をやわらげてくれるメリッサ
メリッサは、別名レモンバーム、シトロネルなどとも呼ばれ、ハーブティにもよく使われているのでレモンバームという名前の方が聞いたことがあるかも知れません。
欧州では、若返りの薬、不老不死の秘薬などとも言われ、若草のようなほんのり甘いシトラスの香りがするのが特徴の精油です。
将来への強い不安から、失敗することを必要以上に恐れ、身動きが取れずお先真っ暗だー!!なんて思ってしまうような時に、恐れを解放してくれます。
混乱している心を穏やかにし、バランスを整えてくれるこの精油を使えば、そっと背中を押して一歩進む力を与えてくれます。
※妊娠・授乳中、幼児は使用をお避けください
落ちつきを取り戻し情緒を安定させるローズウッド
ローズウッドは、絶滅が心配されていて、現在では、1本伐採する度に1本植樹することが義務付けられているほど、貴重な精油です。
みなさんご存知のローズとは別物ですが、ウッディ―の中に甘くバラのような香りがするので、こう呼ばれています。その香りには、芯の強さがあり、精神的に疲れ切ってしまったときやトラウマにとらわれてしまうような時に、強力な癒しを与えてくれます。
心身の緊張や高ぶりを抑え落ち着きを取り戻す他、中枢神経を安定させる働きがあるので、情緒不安定なときにも役立ってくれますよ。
※禁忌はとくにありません
本来の自分を取り戻すカモミール
リラックスさせて気持ちを落ち着ける効果があることで有名な精油です。
うつというと、やる気がなくなるイメージがありますが、自分には価値がないという焦りや恐怖心を隠す為に、常にイライラしていたり、むしゃらに仕事に没頭するタイプの人もいます。
そういったタイプの人には、カモミールがぴったりです。
もっとできるはずと言った自分に対するプレッシャーや、自分らしさを見失った落ち込み、不安や焦りをやわらげて、ありのままの自分を受け入れられるように働きかけます。
すると、安心感を得ることができ、自分らしく生きることができるようになりますよ。
※妊娠初期、キク科のアレルギーの方は使用をお避けください
産後うつを解消するクラリセージ
クラリセージは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする成分が含まれている為に、女性のホルモンバランスを整える働きがあると言われています。
せっかく可愛い我が子に会えたのに、始めての子育てに戸惑い、家事ひとつこなそうにも思うように片付かず、ごはんもゆっくりたべられず、おまけに眠れない、という様に今までののようにはいかない生活。
みんなは出来ているのに何で私はできないの?そう自分を責めて、心も身体も疲れて産後うつになる女性も多いと言われています。
そんなホルモンバランスが乱れて起こる産後うつには、クラリセージの出番です。
混乱や不安を和らげ、心を安定させてくれるクラリセージを使うと、出来なくてもまあいいか~とおおらかな気持ちになれたり、問題解決へのインスピレーションが得られるようになりますよ。
※妊娠中は使用をお避けください
自信を回復するローズマリー
気分を明るくしてくれるイランイラン
質のいい眠りをもたらし心を元気にするラベンダー
心に溜まった感情を掃除してくれるベルガモット
涙が止まらない時にはパチュリ
将来への不安をやわらげてくれるメリッサ
落ちつきを取り戻し情緒を安定させるローズウッド
本来の自分を取り戻すカモミール
産後うつを解消するクラリセージ
いかがでしたか?うつ症状改善にとても役に立つアロマですが、進行してしまうとアロマだけでうつ病が治るわけではないので、症状が改善しなかったり、おかしいな?と思ったらできるだけ早く病院での診察&治療を受ける様にし、医師と相談しながら適切に使ってくださいね。
また、いくつかの症状に合わせてアロマをご紹介しましたが、良い香りだな~心地いいな~と感じる香りを使うことが、効果をもたらす大事なポイントになるので、色々試してみてピッタリくるものを選んでいくといいですね。
アロマを取り入れて、心も身体も元気にストレスに負けない毎日を過ごしましょう!
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