あなたは感受性豊かだね、と言われると嬉しいものですよね。そして、ある人を見て、彼(彼女)が感受性豊かだなぁと感じる時、その言葉の奥にはわずかながらでも、うらやましいなぁと思う気持ちがあります。
感受性が豊かだと、世界が本当に色鮮やかに見えることでしょう。いろいろな出来事が胸に迫り、少しのことで大きく心がゆれ動きます。
感動するなどプラスの感情でもそうですが、これはマイナスの感情でも同じこと。だとすれば、非常に辛い場面もあるはずです。
今回は、感受性豊かな人の特徴と、そのデメリットに迫ります。
感受性豊かな人の心理特徴7つと繊細なデメリットの対処法
音楽や美術などに造詣が深い
感受性が豊かな人は、外から入ってくる刺激にとても敏感です。
聴覚や視覚、味覚、嗅覚、触覚など、外から体に入ってくる刺激を感じ取る力そのものを指して感受性と言うこともありますから、それは当たり前といえば当たり前ですよね。でも普通の状態なら人間は、刺激を受け取ったらそれに反応するようにできています。
例えばきれいな花をみたらその色鮮やかな色彩に感動したり、素晴らしい音楽に触れて心が洗われるように感じたりします。
また、ただ単にそういったものを受け取るだけでなく、自分の心の中の思いを具現化したいという衝動がある人も多く、自らが絵を描いたり楽器を演奏したり、料理にこだわったりされる方も多いです。
言葉にとても敏感
感受性が豊かな人が敏感なのは、単純な五感の刺激に対してだけではありません。彼ら・彼女らは、言葉に対しても非常に敏感に反応することがあります。
例えば少し乱暴な言い方をされると傷ついたり、また自分の言葉がうまく相手に伝わっているかでくよくよ悩んだりしてしまいます。相手の言葉が直接的に自分の心に刺さるからこそ、こうした悩みや苦しみが芽生えてしまうのです。
でもその一方で、何気なくかけられたねぎらいの言葉や感謝の言葉に深く感動し、涙を流すこともあります。
感情表現が豊かで、わかりやすい
感受性が豊かな人にとっては、自らの感じとったものを自らの中にとどめておくというのは非常に困難なことです。
表情や言葉、涙や笑顔となって、自分の心に生まれた大きなエネルギーを表に出すことが多いでしょう。喜怒哀楽が非常にはっきりしている、もっと正確にいえばはっきりしてしまっているのです。
旅行が大好き
感受性豊かな人は、様々な体験が自分の心を動かし、エネルギーを与えてくれることを知っています。
だからこそ、いろいろな場所に行き、見たこともないものを見て聞いたことがないものを聞き、食べたことがないものを食べてみたい…異国の香りを嗅いで、知らない人々に触れ合って、そこで自分が何を感じるか、自分はどうなるのかとワクワクしています。
そんな体験を約束してくれる旅行が、彼ら・彼女らは大好きです。
いろいろなことに気を遣ってしまう
感受性が豊かだということは、相手の感情にも敏感である場合があります。
より正確には、自分の感情を相手に投影して、相手が傷ついてしまうのではないか、苦しんでいるのではないかという気遣いを必要以上にしてしまって、その結果苦しくなることも多いのです。
なお、この場合の「相手の気持ちになる」というのは、必ずしも相手の気持ちを正確に捉えているとはかぎりません。
始末が悪いのは、勝手に想像して突っ走ってしまう場合です。そうなると、お互いのかんちがいでぎくしゃくして、人間関係がうまくいかなくなりますが、こんなに思いやっているのにと思うほどに苦しくなって…という悪循環を繰り返します。
傷つきやすい
感受性とは、外から与えられる力に敏感だということです。
それを受けてもビクともしないだけのしなやかな感性であれば問題はないのですが、往々にして感受性豊かな人はそうした力に弱いのです。
すぐに傷つき、下手をするとトラウマ体験として残るような傷跡を残す場合があります。
他人への評価が定まらない
人にはいろいろな側面、役割があります。
職場ではバリバリ働くデキる女性が、家庭ではやさしくおっとりしたいい奥さんだったりします。子供にとってみれば時には優しく、時にはこわいお母さんです。
この「時には」というのがクセモノで、感受性が豊かな人にとっては一回一回の体験が非常におおきいため、その場その場で「この人はこわい」とか「この人はやさしい」とかいった印象が大きく、そのせいで同じ人の印象がころころ変わるのです。
繊細すぎるデメリットの対処法
しかし、その裏側に潜む傷つきやすさ、繊細さは、しばしば彼ら・彼女らにとって生きにくさとして立ちはだかります。そんなときは、まず落ち着いて、自分の気持ちが「何が原因で」「今どういう状態なのか」をゆっくり考えてみてください。
深呼吸して、目を閉じて瞑想するのがいいでしょう。感覚が敏感すぎて苦痛につながっているのですから、その感覚を遮断して少し休憩するのが効果的です。アイマスクや耳栓などを活用しましょう。
音楽や美術などに造詣が深い
言葉にとても敏感
感情表現が豊かで、わかりやすい
旅行が大好き
いろいろなことに気を遣ってしまう
傷つきやすい
他人への評価が定まらない
感覚が敏感すぎて苦痛な時は、周囲の感覚をシャットアウト
いかがでしたか?感受性が豊かなことは、メリットでもありデメリットでもあるとお分かりいただけたと思います。
つらくなったら、ここに書いた対処法を試してみてくださいね。
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