仮眠を効果的に取る為には、その為の時間を考えることが大切です。
長時間パソコンに向かって目を酷使したり、頭を使う仕事をした後にはちょっとした仮眠を取るだけでも、スッキリとリフレッシュして仕事の効率が良くなると言われています。
その為には「ある工夫」が必要なのです。仮眠をうまく取るコツを探っていきましょう!
仮眠の効果的な時間と取り方!仕事の効率がアップするコツ
仮眠を取れば仕事の能率アップが確実!
このメカニズムはどんなふうになっているのでしょうか。人間は疲労が溜まってくると自然と眠気が起きるようにプログラミングされているのです。
これをホメオスタシスといい、人間が危険を回避する為に、現状を維持しようとする生理的機能の事を言います。この機能が働く限り、疲れてくると眠くなってしまうのはもう仕方のないことなのです。
しかし、仮眠を効果的に取ることによって脳を休ませることが出来れば、夜、熟睡する時の2~3時間ほどの睡眠にも匹敵すると言われているのです。仮眠は脳の休息です。
身体の休息と比べてみると良くわかります。例えば3時間歩かないとならない時に、3時間ぶっ続けで歩くのと、細切れに休み休み歩くのと、どちらが疲れが少なく効率的に歩けると思いますか?
答えは歴然ですよね。仮眠にも同じことが言えるのです。
ちょっと疲れたな、眠いな…と思う前に仮眠を取る事によって盛大に疲れを感じることがなく、エネルギーが効率よく続くようになるんです。仮眠は疲れ切ってから取るのではなく疲れる前・眠くなる前に取ることが重要なのです。
しかし、ただやみくもに休めばいいというものではなく、仮眠にもいくつかの工夫が必要なんです。次からは、仮眠を取る上で必要な工夫をご紹介していきます。
仮眠の効果的な取り方3つのコツ
仮眠を効果的に取って起きた時にシャキッと目覚める為には、3つの工夫+αが必要となってきます。それは、仮眠を取る時間、姿勢、起床方法です。では一つずつじっくり見ていくことにしましょう。
仮眠を効果的に取る最適な時間
この時間はとても大切な工夫になりますので、仮眠を取る時には必ず守るようにして下さい。仮眠の時間は15~20分が最適です。
これ以上になると、眠る時に優位になる「副交感神経」が働き、熟睡モードになってしまうからです。例えば30分仮眠を取ってしまったら、起きた時には間違いなく眠気の抜けないぼーっとした状態になっているはずです。
このようなことを避ける為にも、仮眠の時間は決められた時間内でおさめるようにした方がいいのです。
仮眠を効果的に取る時の姿勢
仮眠と聞いてベッドに横になった方がいいんでしょう?と思ったあなた、それは間違いです!
確かにベッドで寝た方が体を休ませることは出来るのですが、仮眠を取る時間と同様、脳も熟睡状態になってしまうので、やはり完全に横になるのは避けないとなりません。
最も効果的な姿勢は、椅子に座ったまま背もたれに、もたれかかって仮眠を取ることです。この時に机の上にうつぶせになったり、横になったりしてはいけません。たった20分足らずの仮眠なんですから、椅子に座って目を閉じるだけで十分なんですね。
仮眠から効果的に目覚める為の工夫
椅子に座って目を閉じて、20分の仮眠を取ったら太陽光に当たるか眩しい光を浴びることによって、完全に脳を覚醒させることが出来ます。
朝起きた時にシャキッと目覚めるのは、交感神経という神経が優位になるからなのですが、これには太陽の光を浴びる、明るい場所に出ることが重要とされています。その他、冷たい水で顔を洗ったり、飲んだりしてみるのも、脳を覚醒させる為に効果的な方法と言えます。
効果的な仮眠の為の+α
カフェインの覚醒作用が効いてくるのは飲んでから20分後位とされているので、ちょうど仮眠から目覚める時に覚醒作用が効いてシャキッとしやすくなるからです。
また、仮眠を摂る時には効率的に眠るために、アイマスクをしたりイヤホンをしたりして外からの刺激を遮断することも、とても大切なこととなってきます。外からの刺激が強いと短い時間に効率的に仮眠を取ることが難しくなるからなんですね。
仮眠のデメリット
仮眠を効率よく取る為の工夫を怠って少しでも時間をオーバーしてしまったり、横になってしまったり、目覚めた時に適切な対処をしなかった場合は、本格的な眠りに足を突っ込んでしまうことになるので、逆効果となってしまいます。
時間を過ぎればその分の時間が無駄になってしまいますし、ヘタな仮眠の取り方をしてしまうと、夜の睡眠に影響を及ぼしてしまいます。仮眠を取る時にはあくまで、時間、姿勢、目覚めの工夫をしっかり守って取ることがとても重要となります。
仮眠は疲れる前・眠くなる前に取ることが重要
仮眠の時間は15~20分が最適
効果的な姿勢は椅子の背もたれにもたれかかるのがベスト
仮眠を取ったら太陽光に当って交感神経を優位させる
仮眠に入る前にカフェインの入ったものを飲むと効果的
20分以上は熟睡状態になるので逆効果
長時間のパソコン作業や仕事など、疲れが溜まりきってしまう前にきちんとした方法で仮眠を取ることによって、効率的に脳を休ませることが出来ます。
脳を休ませるとまた気持ちもリフレッシュして、集中力が途切れそうになっていた頭もスッキリしていることに驚くことでしょう。
仮眠は疲れる前に取るのがポイントです。その他、守るべき工夫を行って、有意義な仮眠を取れるようにしたいものですね!
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