酢しょうがには体を温める効果の他にも様々な効果が期待できます!
しょうがと言えば、あらゆる漢方薬に使われているほど薬効の高い薬味ですよね。
その「しょうが」と、これまた健康促進に効果を発揮する「お酢」との組み合わせ。その相乗効果でどんな風に体の為にいいというのでしょうか。
酢しょうがの効果5つが免疫力アップやダイエットに効く!
酢しょうがの優れた効果
しょうが自体は漢方薬などに必ず使われていると言っていいほど、薬効の高いものという事は誰もが知っていることでしょう。風邪のひき始めに飲むといい「葛根湯」にもしょうがが使われているんです。
しょうがに含まれるジンゲオールという成分は免疫力を高める効果が、ショウガオールという成分は体を温めてくれる効果が期待できます。
どんな病気でも、体を温めると治ってしまうのだ、という説を提案いることで有名な石原結實(いしはらゆうみ)医師は、健康に気を遣っている方であれば、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
そして、今回ご紹介する酢しょうがは、石原先生の娘さんである石原新菜(いしはらにいな)先生が、サタデープラスという番組で紹介したものです。
番組では小堺一機さんが、この酢しょうがを3食の食事のうち、色々な方法で取り入れて血管年齢をマイナス17歳も若返らせた方法なんです。その他血圧や血糖値なども下がったというのですから驚きですね!
では、具体的に酢しょうががどんな効果をもたらすのかという事をご紹介します。
酢しょうがの冷え性改善効果
酢しょうがの効果で一番に挙げられるのは、やはり体を温める効果と言えるでしょう。
生姜に含まれるショウガオールは血行を良くして体を温めてくれますし、お酢は血液をサラサラにしてくれる効果が期待出来る上、豊富なアミノ酸がプラスされることで血流改善にも効果が期待できるそうです。
その為、しょうがとお酢の組み合わせは血流を良くしてくれるので体の芯から暖まるというわけですね。
酢しょうがの免疫力アップで風邪予防
お酢にもしょうがにも殺菌作用があると言われていて、白血球を刺激する作用や抗酸化作用が期待できます。
このことからも免疫をアップしてくれると言われているので、風邪やインフルエンザなどの予防にも強力な効果を期待できると言えるでしょう。
風邪をひいた時に生姜湯を飲むと体が温まり、発汗が促されるため風邪が早く治りやすいというのは良く知られていることで、このしょうがパワーにお酢が加わる事によって更なる相乗効果が期待できるというわけです。
酢しょうがのダイエット効果
酢しょうがに使われるお酢は主に黒酢がオススメです。
この黒酢に含まれるクエン酸やアミノ酸が中性脂肪を抑える働きがあったり、老廃物を速やかに排出するデトックス効果などから、ダイエットにも効果を発揮すると言われています。
また、しょうがは体を温め代謝をアップすることが知られているので、やはり黒酢との相乗効果で脂肪燃焼に力を発揮してダイエット効果が期待できると言われています。
酢しょうがの高血圧予防効果
お酢に含まれる物質が、血圧の上昇と関与するACEと呼ばれる酵素の働きを阻止することから、高血圧予防に効果が期待できると言われています。
お酢の中でも特に黒酢は、この高血圧抑制効果が高いことが知られています。
また、この降圧効果は血圧の高い場合に効果を発揮するので、元々血圧の低い方が、酢しょうがを摂り入れたとしても血圧が下がりすぎるということはないので、ご安心ください。
酢しょうがは血糖値を緩やかに下げる
サタデープラスでの検証では、健康に不安のある芸能人や一般人が実際に実験しました。
そして、2週間から10日間酢しょうがを食事に取り入れる方法で検証して、ほぼ全ての方の血糖値が下がったことが明らかになりました。
しょうがは水分の摂りすぎで体が冷えていて、代謝が下がった状態を改善してくれることから血糖値にも効果があると言われているようです。
酢しょうがの作り方やおすすめレシピ
さて!お待ちかねの酢しょうがの作り方のご紹介です。
酢しょうがの作り方には2種類あって、野菜料理家でお馴染みの「庄司いずみ」さんが提案している方法ではしょうがとお酢のみで漬ける方法。
親子2代でしょうがの研究をしているというしょうがのプロ!「石原新菜」先生が提案しているのは、はちみつを加える方法です。
いずれもしょうがの薄切りやみじん切りを黒酢に漬けるだけのものです。今回は、サタデープラスで紹介された石原先生のレシピをご紹介します。
酢しょうがにはちみつを加えたレシピ
・しょうが 100g
・黒酢 100㏄
・はちみつ 20g
作り方
① しょうがを丁寧に洗って水けを切ったらみじん切りにします。皮は剥かないでそのまま切った方が栄養効果が余すことなく利用できるそう。
② みじん切りにしたしょうがを密閉容器に入れ、黒酢100㏄とはちみつ20gを加えて良く混ぜ合わせます。
③ 蓋をして一晩寝かせたら完成です。
この時に使うしょうがはみじん切りになっていますが、薄切りでも構わないそうです。調味料として普段使いするならば、みじん切りタイプの方が使いやすいと感じました。
また、このしょうがを蒸ししょうがにすると更に体を芯から温める効果が倍増します。
蒸ししょうがの作り方
① 出来るだけ薄切りにした生姜をざるなどに乗せて、1~2日天日干しにする。
② 同様に薄切りにした生姜をクッキングシートを敷いた鉄板に並べ、100度に熱したオーブンで1時間加熱する。
③ 蒸し器を使って30分蒸す。
どちらの方法でも大丈夫です!サタデープラスで石原先生が紹介していた方法は、ふたつめのオーブンを使う方法でした。
蒸ししょうがをそのまま酢しょうがに使ってもいいですが、ミキサーで粉末にして、あらゆる料理にかけて使う方法もいいそうです。
粉末のものをそのまま使う場合、一日の摂取量は小さじ1杯で、常温で3カ月保存できます。
酢しょうがの摂り入れかた
酢しょうがを食べる時はそのままごはんや料理に振りかけて食べてもいいのですが、お湯に溶かして飲む、スープに入れるなど温めた方が効果が高いと言われています。
ちなみに調理する時に加熱をすると、お酢の酸味は飛んでしまうそうなので、どんな料理に使っても違和感なく食べられるそうです。
石原新菜先生のお父様である、石原結實先生が推奨していることで有名な「生姜紅茶」も、この酢しょうがを使えばほんのり酸っぱい味がレモンティーのようで抵抗なく飲める上に、体を芯から温めてくれ、利尿作用もありますので、むくみの解消やダイエット効果も期待できるでしょう。
その他ドレッシングの材料にしたり豆乳とマスタードと混ぜてマヨネーズ風にしたりする方法もあります。今回は酢しょうがの簡単レシピとして、常備菜に便利な鶏そぼろをご紹介します。
酢しょうが風味の鶏そぼろ
・酢しょうが 大さじ2
・鶏ひき肉 200g
調味料
・酒 大さじ1
・醤油 大さじ2
・みりん(お好みで)大さじ1
・ごま油 大さじ1
作り方
① フライパンにごま油を熱し、鶏ひき肉を炒めます。
② しっかりほぐしてパラパラした状態になってきたら、酢しょうがを加えて良く混ぜ合わせます。
③ しょうがの良い香りがして来たら、調味料の材料を加えて煮込みます。水分が飛んだら出来上がりです!
酢しょうがを摂る上での注意点
・お酢はそのまま飲むと飲みにくい上、胃を痛めやすいので必ず何かで割って飲むようにして下さい。
・早く効果を感じたいからと、一気に沢山の量を飲まないようにして下さい。一日の摂取量は大さじ2杯程度です。この大さじ2杯を一日数回に分けて摂るのが好ましいとのこと。
これらに注意して酢しょうがを摂るようにしてくださいね。
ショウガオールで冷え性の改善
殺菌効果で免疫力アップ
黑酢との相乗効果で脂肪を燃焼させる
ACEという酵素を抑制し血圧の上昇を抑える
代謝を上げ血糖値を下げる
サタデープラスで紹介されてから爆発的ブームになっている酢しょうが。
普段の食事に少しずつ摂り入れるだけで免疫力アップして風邪をひきにくくなったり、あらゆる病気を予防してくれる効果が期待できるとなれば、今すぐにでも作らなきゃ損ですよね!
作り方はとても簡単なので、今日からでも冷蔵庫の中に常備して、健康促進に一役買って貰おうじゃないですか!
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