花粉症が悪化する食べ物があるって知っていますか?
毎年花粉症の時期になると、辛い鼻水鼻づまり、止まらないクシャミ、目が痒くてしょぼしょぼするなどの症状に苦しんでいる方も多いでしょう。
ただでさえ辛いのに、日常的に食べたり飲んだりしているものに、花粉症を悪化させてしまうものがあるんです。恐ろしい事ですね…。
まずはその事実をしっかり知っておいて、早い時期から避けて対策をしておきましょう!
早めに避けておきたい花粉症がどんどん悪化する食べ物7つ
花粉症を防いでくれる食べ物を意識して摂ることも大切ですが、まずは、花粉症を悪化させてしまう食べ物を良く知って、避けることから始めてみましょう。
生のトマトやバナナ、キウイなど注意した方がいい野菜と果物
花粉は植物から出るものなので、多少なりとも果物や野菜でも気をつけないとならないものがあります。主に、ヒスタミン、セロトニンを多く含んでいる果物や野菜は要注意です!
特にリンゴは免疫細胞が花粉と同じものとして認識されると言われています。その為、桃やサクランボなどもアレルギー反応を起こしやすい果物となります。
その他にもトマトには、かゆみや刺激を感じさせる成分であるヒスタミンが多く、生のまま食べると花粉症を悪化させると言われています。花粉症の人がどうしてもトマトを食べたい時は生ではなく加熱して食べることがとても大切です。
特に、スギ花粉による花粉症の人は相性が悪いので、最悪な場合アナフィラキシーショックを引き起こすと言われています。
熱帯地方で栽培される果物は、摂りすぎると花粉症を悪化させる恐れがあります。特にパイナップル、パパイヤなどは気をつけましょう。南国で育った果物は、一般的に体を冷やす、と言われています。
身体が冷えるとアレルギー反応がひどくなる可能性もあるので気をつけて下さい。また、ブタクサに反応する花粉症の方は、スイカ、メロンなどのウリ類に注意しましょう。
牛乳やチーズなどの乳製品
乳製品が花粉症に良くないといっても、ヨーグルトは逆に花粉症を抑える効果があると言われています。
しかし、牛乳やチーズなどの乳製品は、免疫システムに作用してアレルギーを促進させてしまうと言われています。
特に牛乳の場合は、乳清不耐症という症状があるように、牛乳に含まれるタンパク質が、体の中で十分に分解できていないとアレルギー反応を引き起こすところが原因となっています。
タンパク質も花粉症を悪化させると言われているためです。
砂糖などを使った甘い食べ物
砂糖を大量に使ったケーキやアイスクリームなどのスイーツ、和菓子に関しても安心できません。甘いものはとかく体を冷やすと言われているので、アレルギー症状をひどくしてしまうのです。
特に砂糖を作る時の、原料になるサトウキビを精製する時に使われる化学薬品の中で、アレルギーの元となるヒスタミンの分泌を促してしまう作用があるとも言われています。
スイーツを食べると幸福感を感じるということは、女性なら経験あるのではないでしょうか。
これは砂糖に、副交感神経(リラックス効果を生む神経)を優位にさせる効果が期待できるために、鼻水が出やすくなってしまうという悪循環になってしまうとも言われています。
アルコール
お酒が花粉症に良くないと言われる理由は、アセトアルデヒドという成分にあります。
花粉症はヒスタミンが最大の敵ですが、アセトアルデヒドにはこのヒスタミンを増やしてしまい、くしゃみ鼻水が止まらなくなってしまうのです。
また、アルコールを摂取すると血の巡りが良くなります。その為、目の充血が起こりかゆみが酷くなる恐れがあります。
どうしても、アルコールを摂りたいのであれば、赤ワインがおすすめです。赤ワインに使われるぶどうに含まれるポリフェノールは、アレルギーを抑える働きがあると言われているからです。
小麦粉などのグルテン
グルテンフリーがいいと言われてから大分経ちますが、花粉症などのアレルギーに関してもグルテンの存在は見逃すわけにはいきません。
特にパンやパスタに使われている小麦は、小麦アレルギーを引き起こすことが良く知られています。
花粉症もアレルギーの一種ですから、花粉症の方が小麦粉を使った食品を摂取してしまうと、花粉症を誘発しやすくなってしまうのです。
花粉症であってもパンが大好きな人もたくさんいるでしょう。そんな時は一応頭に入れつつ、花粉症の酷い時だけパンは避けるようにしてみる工夫も大切ですね。
マーガリン
マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は花粉症を悪化させることが知られています。
花粉症に限らず、トランス脂肪酸は食べるプラスチックと言われているほどなので、出来るだけ避ける方が無難でしょう。また、脂肪分の中でもアラキドン酸という成分には特に要注意です。
アラキドン酸という成分は炎症物質なので、食べるほどに症状がひどくなると言われています。
マーガリンに限らず、お肉の霜降り肉などにも多く含まれているので、注意が必要です。
香辛料などが含まれる辛いもの
香辛料は粘膜の毛細血管に刺激を与えて充血させてしまうので、鼻水が止まらなくなったり鼻づまりが悪化したり目が痒くなったりしやすくなります。
特にカプサイシンが含まれたものを食べると、鼻水が出やすくなり、涙目にもなってくるので、症状がある人は避けておきましょう。
食べなければならないというものではなく、花粉症になってしまった方は特に気をつけたい食材ということですね。
生のトマトやバナナ
牛乳やチーズなど
砂糖をたくさん使ったスィーツ
赤ワイン以外のアルコール類
小麦粉などのグルテン
トランス脂肪酸たっぷりのマーガリン
香辛料などの辛いもの
花粉症になってしまうのは様々な要因があるのですが、アレルギー体質にならない為にも、毎日の食事を気をつけるのはとても大切なことです。
今回ご紹介した、花粉症を悪化させてしまう食べ物や飲み物をよく頭に入れて、少しでも楽に花粉症を乗り越えられるように、意識して食事するようにしたいものですね。
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