話す内容がいつも自分の不幸自慢ばかりな人の心理特徴から、面倒な相手への上手な対処方法を学びましょう。
「私(俺)はこんなにも不幸な人生を送ってる!」と、自分の不幸自慢ばかりする人に辟易していませんか?
話しを聞いているとこちらまで憂鬱になる不幸自慢をする人への対処方法で、ストレスのない人間関係を作りましょう。
不幸自慢をする人に共通する7つの心理特徴
寂しがり屋で同調してほしい、構ってほしい
不幸自慢をする人がなぜ自分の不幸ばかりを喜々として語るのか、それは「そうなんだ、大変なんだね」と同調してほしいから。そして構ってほしいからです。
本質が究極の寂しがり屋であり、それと同時に不幸自慢をする人は自分には人に誇れる点がなく、何もせずに人気者になれないのだと自覚しています。
だからこそ不幸自慢をする人は「自分はこんなにも不幸なのだ」と話し、他者に自分の意見を同調、肯定してもらうことで寂しさを埋めているのでしょう。
自分は他者とは違う存在だと思わせたい
自己愛が強い不幸自慢をする人は、常に“自分は特別な存在でありたい、他者とは違う存在なのだと思われたい”と感じています。
その心理から事実を膨張した無理のある不幸自慢話しをしたり、それを聞いた人に「すごい体験をしてきた人なんだ」と尊敬されたがっているのです。
不幸自慢をする人が自慢話しを聞かせるのは、自分の話しを黙って聞いてくれそうな大人しい人限定です。自分の話しを軽くあしらう人を苦手としています。
不幸自慢しつつマウンティングしている
不幸自慢をする人は、自分の不幸話しをしながら相手にマウンティングしています。不幸の皮をかぶった、ただの自慢話しなのです。
例えば「道を歩いていたらやたらと男の人に声かけられるし、私ってそんなに軽い女に見えるのかな~?」は、“ナンパされて嬉しい”自慢になります。
そのまま「ナンパされた」と話せば「嘘つけ」と反感を買うと思うことから、自虐風自慢のような話し方になってしまうのでしょう。
小さな失敗をいつまでも引きずってしまう
不幸自慢をする人は神経が図太いから不幸に見せかけた自慢話しをするのだと思われがちですが、実はびっくりするくらいにガラスのハートをしています。
いつも周囲の人の言葉や視線に怯えていて、自分は他者からどう思われているのかを非常に気にして生きている小心者なのです。
こうした心理から小さな失敗をいつまでも引きずって自信喪失をするなど、自己嫌悪感に捉われやすいところがあります。
本当に同情されたい訳ではない
不幸自慢をするのは、ただ自慢話しだけをしても反感を買うとわかっているから。だから不幸に見せかけた自慢話しをしている狡猾なところがあります。
不幸自慢をする人は悲劇のヒロイン、ヒーローになりたいと思いつつも、本心では同情されたがってはいません。本気で同情されると自分が惨めに思えて怒ります。
同情されて可哀想な人というレッテルを貼られるのを嫌がっており、「それは不幸だね」と不幸認定してきた相手には「そんなことない」と否定する矛盾を抱えているのです。
自分の意見は絶対、否定は受け取らない
プライドが高い不幸自慢をする人は、自分の意見こそが誰よりも何よりも一番正しいのだと思っています。そうしてプライドを保っているのです。
そのプライドを崩されることが大嫌いなので、自分の意見を否定されたり「その不幸自慢って膨張してるでしょ」と反論されるとヒステリックになる部分があります。
自分への否定の言葉は絶対に受け取りたくない、どうしても自分の意見を突きとおしたいというワガママなところがあるのです。
不幸自慢しか話しのネタがない
不幸自慢をする人は、取り立ててすごい経歴をもっている訳でもなければ、素晴らしいスキルもありません。不幸自慢しか話しのネタが思いつかないのです。
そこに誰かに愛されたい、構われたい、すごいと思われたいという気持ちが混ざり合って、結果的に不幸に見せかけた自慢話しができあがるのでしょう。
プライドが高いことから、“同調されたいけど本気で不幸な人だと思われるのは癪”だと感じるために、アドバイスをする人の言葉は聞き入れません。
不幸自慢をする人の対処法
「そうなんだ、大変だね」と軽く流す
不幸自慢をする人から不幸に偽った自慢話しを聞かされたときは、「そうなんだ、大変なんだね」と同調しているフリをしつつ軽く聞き流しましょう。
相手が上司だったり職場の同僚だったりと、険悪な関係になるとややこしい間柄の人であれば尚更です。適当な相づちで対応することが一番トラブルを回避できます。
どうしてもこれ以上不幸自慢を聞くのは面倒だと思ったら、「ごめん、ちょっと用事があるからまた今度続きを聞くね」と話しを切り上げましょう。
「不幸自慢は楽しい?」と突き放す
もう不幸自慢をする人の話しを聞きたくない、関わることさえやめたいくらいに相手をするのが面倒くさい。そんなときはハッキリ突き放すことも大切です。
不幸自慢をする人は、自分が不幸の皮をかぶった自慢話しをしているとは相手にバレていないと思っていますから、「本当は知っているぞ」と教えてあげましょう。
「いつも不幸自慢してるけど、そんなことして楽しい?」と強気な態度に出ることで、不幸自慢をする人は「この人にはこれ以上逆らえない」と逃げていきます。
「そんなに自慢したいならSNSでどうぞ」と伝える
不幸自慢をする人はプライドが高い割にはガラスのハートなので、自分の話しを黙って大人しく聞きながら同調してくれる人にしか不幸自慢をしません。
自分は不幸自慢をする人に舐められているのかもしれないと感じたなら、「そんなに不幸自慢をしたいんだったらSNSでやりなよ」と言ってみましょう。
いつまでも黙って話しを聞いているような人間ではないことを知らしめれば、不幸自慢をする人があなたにつきまとってくることもなくなるはずです。
自分に同調してもらいたくて構っても欲しい
周りと自分は特別な存在だと気づいて欲しい
マウンティングのために不幸自慢をしている
いつまでも小さな失敗を引きずって自己嫌悪になっている
不幸自慢を真に受られると否定してくる
他人の意見が聞けず不幸自慢してプライドを保つ
自虐的な話しの展開でしか会話の構成ができない
不幸自慢が始まったら同調のフリをしておく
適当な相づちだけで深く入り込まない
それは不幸の皮をかぶった自慢話しだと諭す
SNSでやった方が構ってくれるよと距離を取る
寂しがり屋でプライドが高い、そして自分には何も誇れるものがないことを自覚しているがゆえに不幸自慢をする人は、同情ではなく同調が欲しいのです。
険悪ムードになると仕事に支障が出てしまう相手ならば聞いているフリで受け流す、もう相手にしたくないならハッキリと突き放すようにしましょう。
こちらを勝手に“自分より立場が下”だと思い込みマウンティングをする不幸自慢をする人とは、なるべく距離を置くことをおすすめします。
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