暖かい季節が近づいてくると気になる、花粉症に効果的な食べ物があるのをご存じですか?
今年は花粉が多く飛びそうだなんて、予想を耳にしようもんなら、ドーンと真っ暗な穴に落とされたような気分になりますよね。
なんとか、症状を軽くしようと薬に頼ってみたものの眠気に襲われて、仕事がはかどらない!聞いてるのかどうか分からない!なんて人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなツライ花粉症の症状を和らげる効果が期待できる、食べ物や飲み物などをご紹介したいと思います。
花粉症に効く食べ物や飲み物9つで症状和らげ春先スッキリ!
どうして花粉症になるの?有効な成分とは?
花粉症は、まだはっきり原因が解明されていないのですが、近年リノール酸の過剰摂取が原因のひとつではないかということがわかってきました。
リノール酸は必須脂肪酸のひとつですが、紅花油、大豆油、コーン油など一般的によく使われる、サラダ油に多く含まれているオメガ6系の脂肪酸なので、現代人は摂りすぎている人が多いのです。
身体に気を付けてオリーブオイルを使っているの~という人でも、外食やマヨネーズ、ドレッシングをはじめとする加工品などで、知らず知らずのうちに摂りすぎている可能性大です。
リノレン酸とは反対に、オメガ3系のα-リノレン酸など免疫を正常に働かせるのに役立つ成分や、アレルギー症状を抑えることができるポリフェノール類の含まれた食べ物などを摂ることで、花粉症の症状を軽減することができるんですね。
それらをふまえて、花粉症に効果的な食べ物や飲み物を紹介してゆきますね!
腸内環境を整えるヨーグルト
ヨーグルトが花粉症に効果的だというのを聞いたことがある人もいるかと思います。実はヨーグルトは、症状が出てからではあまり効果が期待できないのですが、事前に習慣にしておくことで効果が期待できるのです!
ヨーグルトの乳酸菌が善玉菌を増やして腸内環境を整えるということは、みんなよく知っている話ですが、腸内環境が整うことで免疫システムが正常に働くようになります。ただし、砂糖は悪玉菌を増やす原因になりますので、ヨーグルト効果を十分に発揮するには、できるだけ砂糖が入っていないものを食べるようにするといいです。
そして、生きたまま腸まで届くと言われる、KW乳酸菌、L92などの乳酸菌が入ったヨーグルトだと効果が期待できますよ。
ヨーグルトと相乗効果が期待できるれんこん
埼玉医科大学の和合治教授の研究によると、れんこんにはIgE抗体を抑制するタンニンなどのポリフェノールが多く含まれていて、620人を対象に行った実験では、3か月で81%もの人に花粉症の症状が改善されたそうです!
1日40gを目安に食べると2週間ほどで効果が現れるとのこと。2週間で効果が出始めるなら、やってみる価値がありそうですよね。
効果を最大に生かすには、みじん切りやすりおろしなどできるだけ細かくしたほうが、より吸収がよくなるようで和合治教授のおすすめはポタージュスープだそうです。
また、ヨーグルトなどの乳酸菌と一緒に摂ることで、効果がアップするそうでヨーグルト和えるサラダがTVで紹介されていました。
れんこんは1年中手に入れることができますが、旬は11月~2月なので花粉症予防にもぴったりの時期ですよね。美味しくて栄養たっぷり!旬のレンコンで花粉症予防ができるなんて試す価値ありですね!
ロズマリン酸を含む紫蘇(しそ)が効果的
紫蘇にはロズマリン酸が含まれていて、これは花粉症の症状を引き起こすヒスタミンを抑える作用があると言われています。
とは言っても、紫蘇なんてそうそう食べる機会がないという人も多いかもしれませんが、薬味として湯豆腐や納豆に入れて食べたり、サラダにプラスしたり、刻んだ紫蘇とゴマをご飯に混ぜておにぎりにしたり、卵焼きに入れたりできます。
1度にたくさん食べられなくても、ちょこちょこ使いで食卓にのる回数を増やせば、思ったよりもしっかり食べることができますよ~
ヒスタミンの放出を抑えてくれる梅
梅には、花粉症のアレルギー症状を引き起こすことで知られる、ヒスタミンの放出を抑える効果があります。梅干しならそのまま食べられるので、簡単に摂れそうですよね。
また、先に紹介した紫蘇とも相性バッチリ。梅と紫蘇を乗せた鶏肉などもさっぱりして美味しいですよね。アレンジ料理でバリエーションも楽しみましょう。
これからおにぎりは梅干しをチョイスですね!
抗ロイコトリエンの青魚
あじ、いわし、さんま、さばなどの青魚は、必須脂肪酸のEPA、DHAを豊富に含んでいます。
花粉症の症状を引き起こす物質として、ヒスタミンの他にロイコトリエンやPAFなどがあり、ロイコトリエンは非常に強力だと言われ、病院では抗ロイコトリエン薬が処方されることもあります。
EPA、DHAは、このロイコトリエンやPAFを抑える効果が高いので、花粉症のツライ症状を軽減するのに効果が期待できます。
魚は骨が~なんて言ってられませんよ~
α-リノレン酸たっぷりえごま油
ここ最近話題になっている、えごま油も花粉症に効果的だと言われています。
えごま油は、免疫が正常に働くように作用する、オメガ3系の脂肪酸のα-リノレン酸が全体の60%と、とても豊富に含まれているのが特徴です。
焼肉屋さんで紫蘇に似た葉っぱが出てきて、肉を巻いて食べたことがある人もいるのでは?あれがえごまの葉っぱで、その種から採れるのがえごま油なのです。
熱に弱い性質なので、サラダにかけるなど加熱せずに使うのがポイント。でも、いくらいいと言っても油は油なので、摂りすぎは肥満などの原因になるので厳禁です。1日2gを目安に毎日摂るようにすると花粉症に効果を発揮してくれますよ!
ポリフェノールが効く甜茶(てんちゃ)
甜茶に含まれる、ポリフェノールにヒスタミンを抑える効果があるのです。甜茶は、中国では昔から飲まれている薬草茶の一種ですが、ほんのりと甘みがあり飲みやすい味です。
いくつか種類があるのですが、花粉症にはバラ科の甜葉懸鈎子(テンヨウケンコウシ)だけが効果があるそうなので、購入の際は要注意。2週間以上前から飲むと効果が期待でき、その効果の高さから耳鼻科の医師もおススメなんだとか。
不味いお茶では続けるのが苦痛ですが、飲みやすい甜茶なら続けられそうですね。
花粉の症状が出た後でも即効性のあるべにふうき緑茶
あまり聞きなれないべにふうき緑茶は、見た目は普通の緑茶と変わりませんが一般的な緑茶には含まれない、メチル化カテキンがIgE抗体の生成とヒスタミンを抑える働きがあり、アレルギー症状を軽減してくれるのです。
他にもポリフェノールや茶カテキンも含まれているので効果が期待できそうです。しかも、べにふうき緑茶には即効性があり、飲んでから30分ほどで症状の軽減が実感できるという話もあるので、予防だけでなく症状が辛いときにも役立ちそうですね。
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ビタミンCたっぷりローズヒップティー
ビタミンCがたっぷり含まれているローズヒップティ―。なんとその含有量は、レモンの20倍もあります。
ドイツの研究者が行った研究では、1日に1000mgのビタミンCを3日間を服用すると、血中のヒスタミンが大幅に減少したとの報告があるそうです。その他にも、ビタミンCとヒスタミンの関係が報告されているそうなので見逃せませんよ。
味も酸味があって、とても美味しく飲みやすいので、コーヒーブレイクからローズヒップティーブレイクに変えてみてはいかがでしょうか?
腸内環境を整えるヨーグルト
ヨーグルトと相乗効果が期待のれんこん
ロズマリン酸を含む紫蘇
ヒスタミンを抑える梅
EPA、DHAが豊富な青魚
α-リノレン酸たっぷりのえごま油
ポリフェノールが効く甜茶
症状出た後も即効性のあるべにふうき緑茶
ビタミンCが多いローズヒップティー
いかがでしたか?
食べ物や飲み物は薬とは違い即効性はないので、できるだけ早い時期から始め継続することがポイントです。
例え、1年目はさほど効果を実感できなかったとしても、続けることで2年目、3年目は症状が軽くなっていくかもしれません。即効性はありませんが、毎日の食事で辛い症状を軽減できたら副作用など身体への負担もなく安心ですよね。
花粉症は、突然始まることも多く、今までは大丈夫だった人も今年は分かりません。ツライ症状に見舞われる前に、食生活を見直して予防しましょう。
ぜひ毎日の生活に取り入れて、症状を少しでも解消してくださいね。
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