冷え性を改善したいと思って色々試したのに、全然冷え症が直らない。そんなあなたは無意識に冷え性を悪化させるNG習慣を行っている可能性があります。
どうして冷え症が改善しないのか、その原因を冷え性を悪化させる習慣から学ぶことで、深刻な冷え症にも適切な対応が取れるでしょう。
知らず知らずのうちにしている冷え性を悪化させるNG習慣。あなたはいくつ当てはまるでしょうか?是非チェックしてください。
冷え性を改善する前に見直したい7つのNG習慣
カフェインの含まれる飲み物を1日に何杯も飲む
朝起きて目覚めの1杯、間食かわりに、食後の1杯にと1日に何杯もコーヒーを飲んでしまう。これは実は冷え症が悪化する見直すべきNG習慣です。
アイスコーヒーではなく、ホットコーヒーなんだから体が冷えるわけがないと思っている人も要注意。コーヒーに含まれるカフェイン自体が冷えの元なのです。
カフェインには毛細血管を拡張して血行促進させる働きがありますから、通常であれば血行が良くなり体が温まってくるでしょう。
しかし交感神経を活発にする作用があるカフェインは、ストレス過多や体調不良により自律神経のバランスが悪くなっている人には天敵なのです。
必要以上に交感神経が活発化すると副交感神経とのバランスが崩れ、血行不良からの体の冷えが起こる恐れがあるでしょう。
健康な人が1日1~2杯程度飲むだけならば、何の問題もありません。しかし元々冷え症の人や不健康な人が飲んでしまうと冷えの元となるのです。
カフェインはコーヒーだけではなく緑茶などにも含まれています。カフェインの含まれる飲み物を1日何杯も飲んでいる人はそれがNG習慣です。
体を冷やす食べ物、飲み物を摂取している
飲食物の中には体を温める作用が期待できるもの、体を冷やす作用が期待できるものがあります。冷え症に悩む人は知らないうちに体を冷やす飲食物を摂取しているかもしれません。
体を冷やす食べ物で代表的なのがきゅうり、トマトといった夏野菜。そしてレタスやナス、バナナ、アイスクリームにチョコレート。飲み物はアルコールです。
きゅうりはその殆どが水分で構成されているので、食べれば利尿作用が期待できる反面、体を冷やすことも。トマトも冷たいまま食べると冷えの原因となります。
レタスは生で摂取すると胃が冷える原因になりますし、ナスやバナナも利尿作用が高い野菜ですがそれが体を冷やすことにつながってしまうのです。
アイスクリームは冷たい食べ物という他に、多くの糖分が含まれています。チョコレートもそうですが、スイーツに使われることの多い白砂糖や三温糖は低血糖症の元です。
低血糖症とは急激に血糖値が上昇したことで、血管収縮により血行不良を招く症状のこと。温かいスイーツであっても、食べすぎは冷え症の原因となります。
アルコールはなぜ冷え症の原因となるか、それはアルコールを摂取すると肝臓内でアルコールの分解が行われ、そのときに多くの水分を消費するからです。
多くの水分を排出することで起こってしまうのが血液濃度が上がること、それが血行不良の原因となり、果ては体の冷えの原因となるのでしょう。
体や足を圧迫するような服、靴を着用している
胸元やお尻を圧迫するようなサイズの小さい下着や矯正下着を着用している。またはスキニーパンツやふくらはぎを圧迫するタイトなブーツを着用しているとこれが冷えの原因です。
体に密着する服を着用していてもなぜか寒いと感じてしまうのは、血管を圧迫することで血行不良となり、血液が体中を滞りなく巡ることができなくなっているからでしょう。
寒いから、むくみを取りたいからといって靴下やタイツを穿いて寝ることもおすすめしません。これも実は体を冷やすNG習慣なのです。
食事量が少ない、栄養の偏った食事をしている
ダイエットのために食事量を少なくしていたり、朝起きて食事をするのが面倒なので朝食を抜いている。これも冷え症が悪化してしまうNG習慣です。
食事をすることで、その食事が1日体を動かすため、生命維持のためのエネルギーとなります。食事を減らす、抜くという行為でエネルギー消費率が下がり、冷えが起こります。
また、毎日のようにコンビニ弁当を食べている、栄養の偏った食事をしている場合も、栄養素が不足していることが原因で体が冷えてしまうでしょう。
喫煙者で、1日に吸う煙草の本数が多い
あなたが喫煙者である場合、そして1日に吸う煙草の本数が多い場合はその煙草が冷え症を悪化させてしまうNG習慣になっているのです。
煙草には何が含まれているか、それはニコチンです。ニコチンを過剰摂取することで、血管を縮めて血行不良を引き起こす恐れがあります。
ニコチンによる血行不良は煙草1本で約2時間程度持続するともいわれていますから、1日5本以上吸う人は血行不良が深刻化しているとも考えられます。
座っている時間が長く、運動量が少ない
女性に冷え症の人が多いのは、男性よりも女性の方が筋肉量が少ないからです。筋肉は体を支えるだけではなく、熱を生成するという働きもあります。
ぽっちゃり系でどちらかといえば脂肪が多い方なのに冷え症という人も、実は筋肉量が少ないせいでそれが冷えの原因になっているのだとも考えられます。
とくにデスクワークで立っていたり動いているよりじっと座っている時間の方が長い場合、その運動量の少ない点が冷え症を悪化させるNG習慣だといえるでしょう。
冷え症対策に42℃以上のお風呂に浸かっている
冷え症対策として寝る前に42℃以上の熱いお風呂に浸かっている。これって実はやってはいけない冷え症悪化のNG習慣なのです。
42℃以上のお湯は交感神経を昂らせてしまいます。そうすると起こるのが体の興奮状態。血圧が上昇して汗が出る反面、筋肉が硬直し胃腸の働きは停止します。
お風呂から上がると一時的に体がポカポカしているように感じるでしょう。しかし自律神経のバランスが崩れることから、血行不良や不眠を引き起こす恐れもあります。
一方でぬるま湯とされる40℃のお湯には、副交感神経を刺激してリラックス状態に導く効果を期待できます。血圧は低下しますが、筋肉は緩まるのです。
汗はじわじわとしか排出されませんが、胃腸の働きも活発化すること、お風呂から上がっても体の温かさが持続しやすいので、40℃のお湯に入ることが正しい入浴方法です。
1日に何杯もカフェインの多い飲み物を飲んでいる
生野菜やアルコールなど体が冷えるものを多く摂取
体や足が密着して締め付ける服を着用している
ダイエットなどで偏ったり食事量が極端に少ない
喫煙が好きで吸う本数がとても多い
運動量が少なく長時間座っている事が多い
毎日42℃以上のお風呂に浸かっている
ぽっちゃり系で脂肪が多いのに冷え症、温かいコーヒーや緑茶を飲んでいるのに冷え症という人は、その生活習慣がNGだったのです。
ご紹介した冷え症を悪化させるNG習慣に引っかかっていたら、今日からその生活習慣を改善してください。
やってはいけないとされる冷え症悪化のNG習慣を控えることで、あなたの深刻な冷え症も良くなっていくでしょう。
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