こちらの言うことを自分の都合のいいように解釈する人の心理特徴と上手な付き合い方で、ストレス耐性をつけましょう。
自分の都合のいいように解釈する人は、自分のことしか考えていません。周りの苦労も知らぬ存ぜぬです。
そんな自分の都合のいいように解釈する人に悩まされているあなたに、とっておきの対策方法をご紹介します。
何でも自分の都合のいいように解釈する人の7つの心理特徴
思い込みが激しく落ち込みやすい
自分の都合のいいように解釈する人は一見ポジティブで明るい性格のように思えますが、本当は思い込みが激しく落ち込みやすい精神状態なのです。
人には防衛機制という、弱った自分の精神状態を守るための心理作用があります。心が折れてしまわないように、防衛機制により精神の安定を図っているのでしょう。
何でも自分の都合のいいように解釈しているのは、わざとではなく無意識です。ガラスのハートを傷つけられないように“都合のいい解釈”というシールドを張っています。
真面目すぎて言葉通り受け止める
何でも自分の都合のいいように解釈する人は、周りの人からのちょっとした冗談に軽いノリで対応できなかったり、仕事のミスを必要以上に重く受け止めてしまうことがあります。
これらは全て、自分の都合のいいように解釈する人が根っからの真面目人間だから。言われた通りそのまま受け止めてしまうところがあるせいです。
空気を読んで解釈の仕方を変えるなど、そんな器用な思考ができません。だからこそ周りからは自分の都合のいいように解釈する人だと思われがちなのです。
責任感が薄く現実逃避しがち
自分の都合のいいように解釈するのは、責任感が薄いからということも関係しています。責任を持つことがとても苦手で、重圧を感じたくなくて現実から逃げています。
ストレス耐性がなく心が弱弱しい自分の都合のいいように解釈する人は、責任を負わされることにとてつもなく大きな恐怖を感じてしまうのです。
責任ある立場になっていざ失敗してしまったら…。周りからの評価や信頼を失うことを心配するあまり、自分に都合よく解釈することで現実逃避をして、精神を安定させています。
期待して裏切られるのが怖い
手放しに他人を信用できないからこそ、自分の都合のいいように解釈する人は自分の理想通りに思い込みます。それは期待をして裏切られるのが怖いからです。
自分の都合のいいように解釈する人は、過去に人間関係トラブルでトラウマを負った経験のある人が多いでしょう。そのトラウマから都合の良い解釈をする心理になっています。
相手を信用するのが怖いから、期待をしてその通りにならなかったらショックだから、自分の都合のいいように解釈をしては自分の弱い心を守っているのです。
自分に甘く他人に厳しい
自分の都合のいいように解釈する人は、自分にかなり甘い反面、他人には厳しすぎるところがあります。自分を甘やかすのは好きですが、他人には辛く当たることが多いでしょう。
例えば上司から仕事のことで忠告を受けても、まるで真剣に受け止めず「これは上司の冗談だ」なんて解釈します。しかし他人が自分と同じようにすると、更に強く叱責します。
自分に対してだけ甘々対応になってしまうのは、自分の都合のいいように解釈する人の防衛機制が働くから。自分が傷つかないために自分に甘いのです。
被害者意識が強く自分中心
自分の都合のいいように解釈する人は被害者意識が強く、いつでも自分中心な考え方をしています。それが自分の都合の良い解釈の元でもあります。
被害者意識が強いと、自分が失敗したときや自分に都合が悪くなったときにそれを受け止めきれず、「自分ではなく○○のせいだ」と自分以外の存在に責任転嫁します。
自分を守るために無意識に出てきてしまう防衛機制がそう思わせるのでしょうが、責任転嫁自体が癖になっていることには気づけていません。
理想の自分への憧れが強い
誰しもが「自分はこんな人間になりたい」という理想の自分を持っています。自分の都合のいいように解釈する人は、その理想の自分への憧れが人一倍強いのです。
「自分は本当はこんな人間で、こういうことができて」と、現実の自分とはかけ離れた理想の自分に夢中です。そして現実の自分もそうであると思い込んでいます。
自分の都合のいいように解釈する人は、現実の自分と理想の自分の区別がついていません。だから矛盾した解釈さえも正しいと思って無理やり押し通してしまうのです。
自分に都合のいいように解釈する人の対処法
矛盾点を説明して理解させる
都合のいいように解釈する人は自分の言っていることの矛盾に全く気がついていません。本気で矛盾を正しいことだと思い込んでいます。
そこを正すのはなかなか難しいでしょう。しかし矛盾点を1つずつ説明して理解させることで、都合のいいように解釈している考えを改められます。
都合のいいように解釈する人は最初はなかなかこちらの言うことを信用しませんが、怒らず根気よく説明してあげると、時間はかかるものの理解してくれるようになります。
優しい口調と態度で接する
都合のいいように解釈する人と対応する際は、優しい口調と穏やかな態度が必須。怒ったり蔑んだり見下した口調や態度だと、萎縮して防衛機制が働きます。
都合のいいように解釈してしまうのは傷つきやすく弱い自分の心を守るためなのです。本人の自覚がない、無意識の本能でもあります。
相手を肯定しながら接することで、都合のいいように解釈する人の信頼感を得られます。信頼関係が結ばれたなら、こちらの話しも解釈を違えず聞いてくれるようになるでしょう。
曖昧にせずハッキリした態度を取る
都合のいいように解釈する人の中には「あの人と話したことはないけど、絶対自分に恋している」なんて、まるでこちらが恋愛感情を持っていると勘違いする人もいます。
冷たい態度を取っていても「これは好き避けで、本当は相手は自分を好きなんだ」と都合よく解釈をして、嫌われているという現実から目を背けてしまうのです。
オーバーコンフィデンス(自信過剰)で迷惑な勘違いさんには、曖昧な態度を取らずハッキリと言葉や態度で「あなたに恋愛感情はない」と伝えることもおすすめの対処方法です。
思い込みが激しく都合のいい解釈で防衛している
度が過ぎるほどに真面目で言われた通りに受け止める
現実逃避の傾向があり責任感が希薄である
期待心の裏切り回避の為に都合よく立ち回っている
わりと他人には厳しいが自分はとにかく楽をしたい
被害者意識がいつもあり責任転換する癖がある
理想は高いが都合よく逃げがちなので実力がない
時間をかけて矛盾点をわかるまで説明する
優しい態度で本能を刺激させずに接してみる
曖昧な態度は取らずハッキリと伝える
本当は嫌われているのに「自分は皆から好かれている」と思い込んでいる都合のいいように解釈する人は、ガラスのハートの持ち主です。
矛盾していても都合のいいように解釈するのは弱い心を守るため。相手が悪い人じゃないなら、優しく対応して矛盾を理解させましょう。
しかし中には自信過剰が暴走してしまう迷惑な人も。そんな相手にはハッキリした対応を取ることでストレスなく過ごせるようになります。
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