風邪をひきやすいのは睡眠中だって知っていますか?
日中は常に予防をしているつもりでも、最も大切なのは夜寝るときなんです。暖房をつけてるし、温かい格好をして寝ているから大丈夫、と軽く考えていませんか?
その理由はなぜなのか、風邪をひいてもすぐに治す方法など、冬になると避けては通れない、風邪予防について考えていきましょう。
風邪をひきやすいのは睡眠中!安眠と保湿で免疫低下予防を!
風邪をひきやすいのは睡眠中の理由
風邪をひくのは、外で寒い空気に当たったからとか、ウイルスや細菌をもらってしまったからと思っているかもしれませんが、実は違うんです。
最も風邪をひきやすいのは、実は睡眠中だったんです!
昼間の活動中と違い、睡眠中はどうしても口の中や鼻、のどが渇きやすくなるうえに、唾液などの分泌量も減ってきます。口や鼻の粘膜が乾いてしまっているところへ、ウイルスが侵入してしまうと防御力が弱くなっているので、増殖しやすい環境になってるんですね。
昼間はウイルスがのどに侵入してきても、絶えず唾液などと一緒に胃に押しやっているのでそうでもないですが、睡眠中の方に気を配る必要があるんです。
風邪をひきやすい睡眠中の予防や対策7選
睡眠中は最も無防備な状態になっていることがわかりましたね。それでは具体的に、どんな風に風邪を予防していったらいいのでしょうか。
睡眠中の対策はもちろんのこと、一般的な風邪予防についてもあわせて、一つずつじっくり見ていくことにしましょう。
部屋の加湿をしっかり行うこと
風邪のウィルスや細菌は、鼻やのどから感染することが多いです。そのため、空気が乾燥していると、感染しやすくなってしまいます。
これを防ぐためには部屋に加湿器を置いたりして加湿することが重要です。加湿器がなければ、お湯を入れたコップを近くに置いたり、
濡らしたタオルを部屋につるしておくといいでしょう。湿度は50~60%がベストです。この温度下では、95%の細菌が活動することができないといわれています。
寝るときはマスクをして寝ること
マスクが風邪予防に効果が期待できるのは、風邪ウィルスや細菌が侵入してこないからといわれていますが、それだけではありません。
マスクをして寝ると自分の呼気によって、口の中の湿度を高く保つことができる事が、最も大きな要因といわれています。
よく濡れたマスクがいいといいますが、濡れたマスクでなくても、ガーゼマスクであれば十分です。紙のタイプだとあまり保湿効果が得られないので、寝るときには避けましょう。
体をしっかり温める
頭寒足熱といわれるように、足をしっかり温めることはとても大切なことです。下半身を温めることにより血行が良くなると、血液が体中に回って、結果、体を温める作用があるためです。
厚めの靴下をはいたり、レッグウォーマーをはいたり、湯たんぽで温めたりするといいでしょう。体を温めるだけで免疫力はあがってきます。
寝る前に足湯をしたりするのも効果的ですね。また、首回りもしっかり温めることにより、全身が温まります。
うがいなど、のどをしっかり潤すこと
風邪の季節は帰宅したらうがいをするのは当たり前のことですね。
そして喉をいつも潤せるように夜、寝ているときでも起きた時などは、すぐに水が飲めるように近くに水を置いておくようにしましょう。
お茶が飲める状況であれば、その方がカテキンの効果を得ることができていいですね。
ハウスダスト対策もしっかりと
ダニやほこりなどがついた寝具を使っていたりすると、特に風邪をひきやすいといわれています。
その理由としては、せっかくの免役細胞が、風邪ウィルスを退治するよりもダニやほこりの退治にかかりっきりになってしまうことにあるんです。
今はハウスダスト対策の布団乾燥機や、掃除機が販売されています。そのような家電を上手に取り入れて、常に寝具を清潔にしておきましょう。
ちなみに、ダニ退治には布団を干すといいと思っている方も多いですが、それは間違いで、実際にはほとんどダニを退治することができないのです。
睡眠の質を上げる
睡眠中は免疫力をアップさせるのに最適な時間です。日中に傷つけられた細胞などが修復される時間であり、自己治癒力を高める時間なのです。
その時間が短ければ、当然修復がされないままに起きることになります。よって、どんどん免疫力が落ちていき、風邪をひきやすくなってしまうわけです。
実際の研究でも、睡眠時間が短ければ短いほど、風邪をこじらせて肺炎になる確率が高くなるという結果が出ています。そのため理想は7~8時間の睡眠です。
寝る前にスマホを見ていたり、お酒を飲みすぎていたり、食べたばかりで寝るのも避けた方がいいでしょう。
生活習慣を整えて食事に気を付ける
生活習慣の乱れは、そのまま免疫力の低下につながります。丈夫な体を作りたければ、規則正しい生活が大切です。
朝はきちんと陽を浴びて食事をする。その食事も、コンビニで買ったモノやファーストフードなどで済ませず、栄養バランスを考えて摂りましょう。
風邪予防に大切な栄養は、なんといってもたんぱく質。次いで、ビタミンエースであるビタミンABC、若返りのビタミンといわれるビタミンEなどです。
風邪予防にぴったりのレシピ
風邪を予防するためには体を温めることがとても大切です。
凝った料理でなくてもしっかり温めてくれるレシピをご紹介しましょう。
・鶏もも肉 1枚
・大根(いちょう切り) 1/2本
・にんじん(いちょうぎり) 1本
・ごぼう(ななめぎり) 短いもの1本
・長ネギ(ななめぎり) 1本
・ニンニク、生姜(みじんぎり) お好みで
・ごま油 大さじ1
・鶏ガラスープの素 大さじ1
・ウェイパー 大さじ1
・塩・胡椒 各小さじ1
・酒 大さじ1
・水 600ml
作り方
① 大き目の鍋にごま油をひき、みじん切りにした生姜とニンニクを炒めます。
② 生姜とニンニクのいい香りがしてきたら、大根と鶏肉を炒め、鶏肉の色が変わってきたら水と酒を入れます。
③ 残りの野菜を入れて沸騰してきたら、鶏がらスープの素とウェイパーを入れて味付けをします。
④ 仕上げに塩・胡椒で味を調えて出来上がりです。
睡眠中は鼻のどが渇きやすくウイルスが増殖しやすい
部屋の加湿をしっかりして感染を防ぐ
寝るときはマスクをして寝て保湿をキープ
体をしっかり温めて免疫力アップ
うがいなど、のどをしっかり潤すこと
ハウスダスト対策も怠らないように
睡眠の質を上げる
生活習慣を整えて食事に気を付ける
日中起きているときや外出するときなどは、風邪予防に気を付けている方でも、夜寝るときにはあまり気にすることなく寝ていることが多いのではないでしょうか。
エアコンをつけっぱなしにして部屋を乾燥させていませんか?暖かい格好をして寝ていますか?今回ご紹介した予防法をぜひ実践していただいて
睡眠の質を上げることで、風邪を予防していきたいものですね。
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