なんでもいいと言う人の心理とは?「どこに行く?」「何食べたい?」と聞いても「なんでもいい」しか答えないのは何故なのでしょうか。
こちらが何を聞いても、「なんでもいいよ」と決定権を委ねてくる人っていますよね。そんなとき、「答えが適当すぎて好かれてるのかわからない」と不安になりませんか?
どうしてなんでもいいと言ってしまうのか、その心理と、そしていつも人任せにする人への適切な対処法をご紹介します。
なんでもいいと言う人の7つの心理
優柔不断なので選択肢が多いと決められない
普段からちょっとしたことでも悩みやすかったり、人の意見ですぐ意思が揺らぐ人は優柔不断な傾向があります。なんでもいいと言うのは選択肢が多くて決められないからでしょう。
「Aプランもいいな、でもBプランも捨てがたいし、Cプランの方が魅力的に思える」というように頭の中でずっと悩み続け、決められずに疲労してしまうのが優柔不断な人です。
「何がいい?」「何したい?」と聞かれたことに対してつい「なんでもいいよ」と言ってしまうのも、自分ではすぐ決められなくて考えることに疲れてしまったせいでしょう。
聞かれたことに対して関心がない
こちらが「どこ行きたい?」とか「何食べる?」と聞いたとき、心ここにあらずな様子である場合、聞かれたことに関心がないから「なんでもいい」と答えたのだと考えられます。
その人はとくに出かけることに対して興味がなかったり、あるいはそのときお腹が減っていなくて食べることに関心がない状態だったのかもしれません。
関心がないから、聞かれたことに何と答えていいのかわからず、悪気なく反射的に「なんでもいいよ」と人任せにするようなことを言ってしまったのです。
嫌われたくない気持ちが強い
本当はなんでもよくなくて、どこへ行きたいか、何をしたいか、何を食べたいのか決まっている。でも嫌われたくないので「なんでもいい」と言ってしまう人もいます。
このタイプの人は常に「相手を不快な気持ちにさせていないか」、「自分の言動や行動がきっかけでトラブルが起きたらどうしよう」と心配しているところがあるでしょう。
嫌われたくない、人間関係のいざこざを起こしたくない。そんな気持ちが強すぎて、相手に遠慮し、何を聞かれても「なんでもいい」で無難に回避しようとします。
何がいいか自分でもわからない
何をしたくないのか、何を食べたくないのかなど嫌いなものは決まっている。でも何をしたいのか、何が食べたいのか好きなものが自分でもわからないということもあるでしょう。
「なんでもいい」と言いつつ、本当になんでもいいという訳ではない。でも何がいいのか自分でもよくわかってないので「なんでもいい」と答えてしまうのです。
好きなものがわからないものの、嫌いなものがわかっているならそれを伝えればいいのですが、嫌いなものって言いにくい…、だから「なんでもいい」と言ってしまいます。
何がしたいか決まってるが責任を負いたくない
「なんでもいいからあなたが決めていいよ」と言いながら、こちらが言ったことを「それはちょっと」と否定する。このタイプの人は責任を負いたくなくてなんでもいいと言います。
自分の中に漠然とした何をしたくて何をしたくないのか、という答えが決まっています。でも自分から言ってしまうと自分が責任を持つことになるので言いたくないのです。
相手が自分の望む答えを提示してくれるように誘導することも。そして何かトラブルでも起きると対応を相手任せにして、自分は知らんふりをします。
受け身な性格で相手のことを信頼している
受け身な性格の人は、信頼している人の決めることなら「それでいい」と本心から思ってます。どうでもいいから「なんでもいい」のではなく、信頼している気持ちの表れなのです。
普段からあなたのことを褒めてくれる、あなたの言うことやすることを否定しないならば、その人はあなたに対して全面の信頼を寄せていると考えられます。
きっと相手はあなたの決めることであれば何であっても楽しいし、外れがないと思っているのでしょう。好意的な気持ちからなんでもいいと言っているのです。
考えるのも相手にするのも面倒くさい
なんでもいいと答えるのは、あなたに対する気持ちがもう冷めてしまっているか、あるいは相手にするのが面倒くさいからということもあり得ます。
どこか投げやりな態度に感じたり、今までと比べると態度が冷たい…、「はいはい」と適当にあしらわれることが多いなら、その可能性が高いでしょう。
相手がそんな態度になってしまうのは、気持ちが冷めるきっかけになることがあったのかもしれません。最近起きたことや相手の態度を思い返してみてください。
なんでもいいと言う人の対処法
2択の質問を出してどっちがいいか聞く
例えば「お昼は洋食にする?和食にする?」と聞いて、「洋食」と答えたら、今度は「がっつり食べる?さっぱり系がいい?」と聞き、少しずつ答えを絞っていきます。
しかしあまり質問し過ぎると相手も面倒になってしまうので、2~3個聞いたらあとはあなたが適当に決めてしまいましょう。
事前に好きなもの嫌いなものを知っておく
そのためには普段から相手とコミュニケーションを取ることが大切です。直接会ってでもLINEやメールでもいいので相手のことをどんどん知ってください。
初対面で相手をよく知らない場合には、まず自分の好き嫌いを開示して、相手には何が好きで何が嫌いかを聞くようにすると教えてもらいやすいですよ。
意見を出してくれたら肯定してあげる
「それいいね、そうしよう」とか「私もあなたと同じこと考えてた!」と肯定的なことを言い続けると、相手はあなたに自分の意見を出すことを恐れなくなります。
なんでもいいと言ってしまうところも肯定することがポイント。「実は私もなんでもいいなぁ、どうしよう」と一緒に悩んであげると心の距離も縮まるでしょう。
「嫌いにならないから何でも言って」と言ってあげる
それでも遠慮して言えない人もいるので、無理強いは禁物。でもあらかじめ「何でも言って」と伝えておくことで、相手の警戒心や不安感を取り除くことができます。
とくに優柔不断な人や、遠慮がちな人など、自分に自信がない人には有効な対処方法。積極的に「あなたの意見を聞けて嬉しい」と伝えてください。
自分のしたいこと、行きたいところへ行く
受け身で相手に選択を委ねたい人や、自分で決める勇気がない人なら大人しくあなたに従いますし、責任を負いたくない人なら嫌だったら嫌と言ってくれます。
「なんでもいいって言うならこっちの好きにしよう」と楽天的に考え、「これしたいからちょっと付き合って」「ここ行きたいから付いてきて」と誘いましょう。
決めごとが多いと優柔不断で悩み続けてしまう
話しかけた事に対して興味やイメージが湧かない
自分が決めた事で他人から嫌われたりしたくない
自分でも何が最適解なのかまったくわからない
自分の発言から責任が発生するのを嫌っている
相手を信頼しているので受け身で答えている
気持ちが冷めていて考えることも面倒くさい
2択の質問でチョイスしやすく聞いてみる
ある程度の好みや傾向をリサーチしておく
意見を出してくれた時は肯定や共感してあげる
嫌いにならないからと警戒心を解いてあげる
自分のしたい事を優先してリードしてみる
相手の普段の行動だったり口癖を観察していれば、その人がどういう気持ちから「なんでもいい」と言っているのかがわかるでしょう。
なんでもいいと言う人への上手な対処方法として2択の質問をするなどがあります。「なんでもいい」に困ったときに試してみてください。
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