「五月病」という言葉がある通り、5月は仕事にやる気ない人が急増する時期です。
一口に仕事にやる気ないといっても、仕事自体は続けたいけど一時的にやる気がなくなってしまった人、仕事そのものにやる気がなくなって、退職したくてしょうがない人、さまざまです。
そこで、どうして仕事にやる気がないのかのケース別に、その解決方法をまとめてみました。
五月病?仕事をやる気ない時の5つの解決方法
何となく、職場がつまらない時はどうすればいい?
仕事自体に不満がないんだけれど、何となく職場がつまらない、人間関係がよくない。そんな理由でやる気がなくなってしまうこともあります。せっかく仕事自体は悪くないのに、人間関係が理由でやる気をなくしてしまうのはもったいないですよね。
そのような時は、とにかく、仕事に打ち込んで、周りの自分を見る目を変えることです。自分を見る目を変えるために仕事に臨むのです。他人を簡単に変えることはできません。しかし、自分を変えることはできます。そして、自分を変えれば、周囲の見る目を変えることができるのです。
周囲に実力を認められ、尊敬を集めるようになれば、職場は自分を中心に回り出し、さらにやる気が上がるでしょう。職場がつまらなくてやる気が出ないときは、周りの人の見る目を変えて、職場を変えるために仕事に打ち込むと考えましょう。
仕事に意義が見いだせない時、どうしたらいい?
「この世で最もきつい仕事」という小話があります。それは、「穴を掘れ」と命じられて何時間もかけて穴を掘った後、「その穴を埋めろ」と命じられると、「何のためにアナを補綴たんだろう」という思いを抱く。それこそがこの世で最もきつい仕事だ、という話です。
人は、今やっている仕事の意義が見いだせない時、やる気を失ってしまうのです。特に、新入社員の時などは、雑用のような仕事しか任されず、今やっている仕事が会社の役に立っているのか疑問に思い、やる気をなくしてしまうことが多いです。
そのような時は、将来の自分を思い描いて、そのために必要なスキルを磨くためだと思って仕事に臨むことです。
先ほどの穴掘りの例でも、将来の自分に必要な体力を養うためと思えば、決して無駄な作業ではなくなります。毎朝、その日1日を、将来の自分にとってどのような意味がある日にしたいか、そう考えて行動すれば、仕事だけでなく1日全体がとても意味のあるものになるのです。
仕事に意義が見いだせないときは、自分なりの目的意識を持って仕事に臨みましょう。
逆境に立たされてやる気が出ないとき、どうしたらいい?
仕事でピンチを迎えていたり、何をやってもうまくいかなかったりして、やる気を失う人も多いと思います。特に、逆境に立たされるとやる気が出ないばかりでなく、そこから逃げ出したくなることも多いはず。
そんな時は、逆境を乗り越えてさらなるレベルアップをすると思って仕事に臨みましょう。
逆境には境という字が使われています。逆境こそが、「今までの自分」と「新しい自分」の境界線なのです。境界線を越えるのは、簡単にはいきません。今、自分は試されていて、そこを越えればさらにレベルアップできると考えるのが大切です。
そのためにも、今一度「自分の強み」を見直しましょう。就職活動でエントリーシートに書き出して以来、「自分の強み」がなんなのか忘れていませんか?
「自分にはこれだけの武器がある。これを活かせば逆境もきっと越えられる。逆境を越えれば、新しい景色が見える」と考えて、自信を持って逆境を越えていきましょう。
仕事をやめたくてしょうがないとき、どうしたらいい?
そもそも、今の仕事をやめたくてしょうがない。だから、やる気が出ない。そういう人も多いでしょう。しかし、後先考えずにすぐにやめてしまうのは、大変危険です。
かといって、いつかやめたいと思いながら、やる気のないままずるずると続けてしまうのも自分にとっても、職場にとってもよくありません。このような時は、3か月後でも半年後でも、1年後でも構いません。やめる日を決めて仕事に臨むのです。
やる気がないうえに仕事がいつまでも続く、これほど苦痛なことはありません。
体力的余裕や経済的余裕など、自分の都合に合わせて、この日にやめようという日を設定するのです。
「この状況が永遠に続くわけじゃない。この日が来れば終わる」と考えるだけで、気持ち的にもだいぶ楽になるうえ、「ならば、せめてこの日までは一生懸命やろう」と、仕事に対してもやる気が出てきます。
それでもやる気が出ないとき、どうしたらいい?
以上のケースに当てはまらない人、上記の方法を試しては見たけど、やっぱりやる気が出ない場合は、荒療治です。
ズバリ、自分の現状を確かめ、追い込むのです。
自分の預金、払わねばならない税金、年金、健康保険。食費、光熱費、家賃。周囲の友達の状況。そして家族のことも考えます。両親や兄弟姉妹、奥さんのこと、恋人のこと、子供のこと。自分の置かれた状況をもう一度思い起こし、やる気はないけどやるしかないという状況に追い込むのです。
人間、追い詰められた時に、やるしかないとなった時に集中力を発揮します。
しかし、これは最後の手段の荒療治。追い込むのではなく、きちんとモチベーションを上げて、仕事に臨むに越したことはありません。
他人を変えようとせず、自分を変える事に意識を向ける
未来の自分を描き目的意識を持って仕事に挑む
逆行を恐れず自分の強みを活かし乗り越える
仕事を辞めたい気持ちを引きずらず辞める日を決めて行動する
やらねばならない状況に自分を追い込む
仕事にやる気ない時、それは、今の自分しか見えていないとき、すなわち、視野が狭まってしまっている時です。
広い視野を持ち、「社会の中の自分はどうありたいか」、「未来の中の自分はどうなりたいか」を考え、仕事は「目指す自分になるためのプロデュースの一環」としてとらえるのです。
今の仕事を続けるにしても、やめて別の道を歩くにしても、「目指す自分」にとって、その仕事は何らかのプラスにきっとなっているはず。広い視点で、仕事と自分を見つめなおすことが大切なのです!
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