誰だって、「嫌われたくない」と思うのは当然のこと。誰も、嫌われたい人なんていません。
でも、そのためにはどうしたらいいの?「いい人」でいようとして努力したこともある。人の悪口を言わないように、他人のすることはできるだけ好意的にとろう、いつも笑顔で愚痴を言わないように、などなど。
いろいろなことを試しはしたけれど、結局ストレスばかりが溜まって、カンチガイの結果嫌われて本末転倒になってしまうこともありましたよね。
実際は、その「いい人でいようとする努力」こそが、嫌われる原因になっていたりするって気づいてました?
今回は、こんな理不尽ないい人をやめる方法について考えます。
嫌われたくない…の呪縛を解き放つ魔法の発想力6つ
いい人ってなに?
嫌われないためにいい人であろうとする。
そこで、じゃあいい人ってなんだろう?とつきつめたとき、いろいろな条件を考えてみても、最終的には「嫌われない人」に戻ってきませんか?最後には入り口に戻ってしまう、堂々めぐりな発想なんです。
表面上は、人の悪口を言わないとか頼みごとを断らないとか、そういう条件を出してくるけれど、結局は他人がいい人と思うかどうか、という評価が挟まってきて、自分ではどうしようもないところが出てきてしまいます。
「いい人=他人にとって都合がいい人」だということにまず気付きましょう。
万人に嫌われない、という異常性
そもそも、好かれる嫌われるという評価は、他人が下すものです。
そして人それぞれ、価値観には違いがあります。100人が100人同じものを好きになったり、同じものを嫌いになったりすることはまず無いと言っていいでしょう。
ですから、みんなに嫌われない様にしようというのはまずムリな話なのです。そんな状況は異常ですし、絶対にありえませんから、それに気づいてください。
唯一誰からも嫌われない状況がありうるとすれば、それはすなわち「だれからも無関心にされる状況」です。あなたが、他の人々の記憶から消える、認識されないという事態しか、ありえないのです。
それはそれで耐え難いものではないでしょうか。
具体的に誰に好かれる嫌われる、ならまだ対策も立てやすいのですが、万人に嫌われないとなると途端に不可能になってしまいます。
自分の住む世界を、自分で決める
じゃあどうするんだ、嫌われたまま生きていけと言うのか!という声が聞こえてきます。
その通り。一部の人間には嫌われていても構わないのです。
アイドルじゃないんですから、みんなの人気を取る必要は全くありません。先ほども言いましたが、「誰に嫌われないようにするのか」というのが大事です。
それを設定することで、格段に対策が立てやすくなってくるのです。
要するに、嫌われないようにする人、好かれなければならない人を選べばいいのです。自分が生きていく上で、誰と密接に関わるかをじっくり考え、その彼ら、彼女らとうまくやっていく方法を考えればいいのです。
自分の住む世界の範囲は、度々更新していくこと
だれと関わるか考えるという作業は、1回やるだけでは済まされません。たびたび行うようにしましょう。
少なくとも新しい人間関係が生まれるたびに、果たしてこの人とは深く関わるべきか否かは考えておくべきですし、数週間数ヶ月数年と時間がたつにつれ、疎遠になる人もより仲良くなる人も、そのままの関係の人もいるでしょう。
それをしっかり認識する機会を持つようにしましょう。
嫌われるかも…と思ったら
それでもまだ、「嫌われるかも」という不安がよぎることは多いと思います。そんなときに考えるべきことは、2つです。
1つ目は「誰に」嫌われるのか?ということ。
2つ目は「その人に嫌われて、あなたの人生になにか影響があるか?」ということ。
別に嫌われていい人に嫌われても、何の関係もありませんよね。知ったこっちゃありません。
そりゃ嫌ってくる人もいるよなぁくらいの軽い受け止め方で十分です。
嫌われるには勇気なんかいらない
必要なのは、「幸せになる意思」
嫌われる勇気、という本がありましたが、嫌われるのに勇気はいりません。自然にしていれば誰かには絶対嫌われるんですから。
あなたを縛るのは、その「誰かに嫌われたくない」という思い込み、こだわりです。生き方が他人の評価を軸にしたものだから、苦しいのです。
ここで発想の転換をしてください。「自分が幸せであるために、側にいて欲しい人からは嫌われたくない」と言うふうに。
他の人からは嫌われようがどうしようが、あなたには全く関係ありません。利己的だと批判する方もいるでしょう。
そうではありません。自分が幸せになり、かつ周りを幸せにするのなら、それは利己的ではありませんよね。
まずは自分が幸せになること。これが善く生きる上の最低条件ですから。
いい人=他人にとって都合がいい人
万人に嫌われない、という異常性
自分の住む世界を、自分で決める
自分の住む世界の範囲は、度々更新していく
誰に嫌われるか?影響があるか?を考える
嫌われるには勇気なんかいらない
みんなに嫌われないなんてムリです。
それは、あなたがみんなの記憶から消える以外に方法はないのです。
発想を転換して、嫌われない人を選ぶという考え方にしましょう。そこからあなたが幸せになる第一歩が始まります。
嫌われるかどうかを気にしながら、他人を主体にした人生を送るほどもったいないことはありません。
この記事が、あなたの幸せにつながることを心より願っています。
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