思い込みの激しい人の心理特徴から、「自分は思い込みの激しい人になっていないか」をチェックしましょう。そして柔軟な人に生まれ変わるのです。
誰かの何気ない言葉を悪い方に捉えて落ち込んでしまう人、思い込みが激しいせいで人間関係にストレスを感じている人は必見です。
思い込みの激しい原因は何かを自覚して、思い込みをなくすための対処法を実践することで、考え方が柔軟になるでしょう。
思い込みの激しい人の7つの心理特徴
自分だけ不幸、辛いと思っていて不幸自慢をする
思い込みの激しい人は無意識に「自分だけこんなに不幸な目に遭っている、自分だけとても辛い人生を送っている」と感じています。
“自分だけが一番辛い”ので他人の辛さには共感できません。もしも友人から「今日こんなに辛いことがあった」と相談されても「自分の方が辛い」と競争しだすのです。
思い込みの激しい人がすぐに落ち込んでしまうのも、“自分だけが不幸”だと思い込んでいるせいです。不幸な自分に捉われて、自分で自分を追いこんでいます。
自分の発言や行動を反芻して勝手に落ち込む
自分がその日言った言葉や、行動を反芻しては「あんなこと言っちゃったけどあの人怒ってないかな」と勝手に悪い方へ考えて落ち込むのが思い込みの激しい人の最大の特徴です。
思い込みの激しい人は自分の発言や行動に自信がないのに、思いついたことをそのまま発言したり行動してしまいます。気を付けていてもついやってしまうのでしょう。
後悔が癖になっているので、思い込みの激しい人は毎日毎時間「またあんなこと言っちゃった、またあんなことやっちゃった」と落ち込んで自分を責めています。
目の前のことに捉われて1つのことしか考えられない
思い込みの激しい人は1つのことしか考えられません。自分ではマルチタスクのつもりでも、集中力が途切れやすいのでシングルタスクになりがちなのです。
例えば冷静に考えれば選択肢が3つは思い浮かぶことでも、思い込みの激しい人は1つしか思いつきませんし、その1つが最良だと思い込んでいます。
すぐに目の前のことに意識が捉われてしまうので、他の選択肢を探せません。思い込みの激しい人はそのせいでいつも「もっとちゃんとやればよかった」と後悔を積み重ねています。
感情的な考え方で突っ走っては冷静さを失う
思い込みの激しい人は感情的な思考になりやすく、こうだと思い込んだら猪突猛進。冷静さを失って思いつきのままに突っ走ってしまいます。
一旦落ち着けばもっと適切な行動ができるのに、感情が先走ってしまうあまり「柔軟に考えること」ができなくなっているのでしょう。
自分の感情に振り回されやすいところもあるので、怒りや嫉妬、悲しみといった負の感情を周りの人へぶつけやすいという心理特徴もあります。
自分の考えが一番正しく人の意見を聞けない
自分の考え、マイルールこそが一番正しいと思い込んでしまっているので、周りの人に何かアドバイスをもらっても、それを全く聞こうとしません。
むしろアドバイスされることが迷惑だと感じている思い込みの激しい人は、「それは自分の考えとは違う、私を全然わかってない」と突っぱねてしまいます。
マイルールに従わない人は自分のことを気に入らない人、自分のことを好いていない人と、思い込みから周りを敵認定しやすい部分もあります。
根拠がない自論を自信満々に話し反対されると拗ねる
思い込みの激しい人は根拠のない自論を、自信満々に話すという心理特徴があります。マイルールへのこだわりが強いことからの行動でしょう。
しかし柔軟な考え方が苦手なので、自論に対して反対、否定をされると途端に拗ねて、反対した人を強く恨むようになります。
自分の考えはこうであるべき、と決まっているせいで、思い込みの激しい人は客観的な考え方ができなくなっているのです。
結論を急ぎ過ぎる上に一度決めると考えを曲げない
思い込みの激しい人が感情的になって突っ走ってしまったり、自論を反対されてすぐに拗ねてしまうのは、結論を急ぎすぎるせいもあるでしょう。
せっかちな部分が大きいせいで短絡的になってしまい、一度こうだと決めたことを曲げるのは不服だと思ってしまうのです。
結論を急ぐあまり失敗も多い思い込みの激しい人ですが、せっかちだからこそ失敗の原因を考えずに「失敗した事実」にだけ捉われることがあります。
思い込みをなくす為の対処法
自分視点ではなく第三者視点で物事を考える
思い込みをなくす為には、自分中心的な考え方や視点を捨て、第三者の視点をもち、物事を客観的に考えることが大切です。
「自分はこう思うからこうなんだ」ではなく、「自分はこう思うけど、他の人ならこんなときにどうするだろう」と考えましょう。
ちょっとだけ周りの人の視点になってみるだけで、柔軟な考え方を手に入れることができるのです。
感情的にならず常に冷静さをもって対応する
思い込みの激しい人は感情ですぐに突っ走りがち。決して感情的にならず、常に冷静さを忘れずに対応するよう心がけてください。
嫌なことや自分の考えとは合わないことを言われてすぐにカッとなってしまうでしょうが、そこは一旦深呼吸して我慢です。
我慢を覚えれば冷静な考え方を取り戻せますし、思い込みで行動して失敗することも少なくなるでしょう。
自分の考えだけではなく人の意見も取り入れる
思い込みをなくす為に、自分の考えやマイルールにだけこだわって生きるのではなく、人の意見を取り入れることもしましょう。
なにか思いついてもそのまま実行に移さずに、冷静にアドバイスをくれそうな人に相談するのもおすすめです。
対話することを癖づけていけば、思い込みの激しさから周りを敵認定して人間関係にストレスを溜めこむこともなくなります。
客観的なデータを手に入れてから話しをする
思い込みの激しい人がやりがちな勝手な自論。これを抑えるには、客観的なデータを手に入れ、それに基づき話しをするということが重要です。
「自分がこう思うから事実もこうだ」と自分が一番正しいと思うのではなく、ネットでもいいので「○○について皆どう思っているか」など調べます。
客観的なデータからまた改めて考え直すことで、自分の思い込みが間違っていたことを悟れますし、それによって失敗からの後悔を減らせるのです。
急がず焦らずのんびり考えて行動する
思い込みをなくす為には、急がず焦らずのんびり考えて行動することが大切。結論を急ぐと選択肢や視野が狭まるので、スローにいきましょう。
「今すぐ答えを出さないといけない」と焦るから、間違った思い込みや正しい選択肢が思いつかないせいで失敗して後悔するのです。
「早く答えを出さないといけないけど、まずはじっくり考えてから」を癖づけると、思慮深く、そして柔軟な発想ができる人になれます。
辛いのは自分だけと不幸自慢をしがち
自分のした事や発言を勝手に悪い方へ考える
目の前の事に執着して気持ちが囚われている
感情ばかりが前に出て冷静になれない
自分の考えが一番正しいと疑わない
~であるべきという自論を崩そうとしない
思考が短絡的で結論を急ぐ傾向がある
俯瞰視点や客観的に考える癖をつける
冷静に対応し他人の意見も取り込んでゆく
すぐに答えを出そうとせず柔軟な発想もしてみる
思い込みが激しい人が思い込みをなくす為には、自分の思い込みの激しさを自覚することが重要です。
「自分がこう思うから皆もこうじゃないといけない」とは思わず、「人それぞれ違う意見と考え方がある」と柔軟に考えましょう。
人の意見を否定しない、思い込みで暴走しない、感情を抑えて冷静さを取り戻す、客観的に考えることで、思い込みをなくすことができます。
あなたにオススメの関連記事
[like]